庶民のための美味しいビストロ Wadja

Wadja【ワジャ】外観モンパルナス界隈は、伝統的なブラッスリーや、手頃なカフェ、レストランが数多く集まる地域。
そんな中にあり、もし庶民的なレストランをお探しなら、モンパルナス大通りをちょこっとそれた通りにあるこの「ワジャ(Wadja)」がお薦め。
枯葉色の外観。写真には写っていないが、”ご満悦な様子で食事をする男性の姿”が描かれた掛け看板は、ここのトレードマークとなっている。
レストラン内は、35席程とさほど広くはない。しかし、カウンターといい、内装といい、パリのビストロらしい雰囲気で溢れている。

Wadja【ワジャ】アントレ ビーツさて、メニューにはアラカルトもあるのだが、お昼ならやはり手頃なお値段のムニューを! 2品(アントレ+メイン、又はメイン+デザート)なら13ユーロ。3品(アントレ+メイン+デザート)でも、わずか16ユーロで頂けるのである。
これらを目当てに、昼時には近所に住む人々や、この界隈で働く人々で瞬く間に満席となる。
全く、今時嬉しい庶民の為のビストロなのである。

もちろん、サービスされるのも気軽なビストロメニュー。
黒板に手書きされたメニューの選択は、それぞれ二つの中から。
試しに、それぞれ別のお皿を取ってみる事にした。

Wadja【ワジャ】アントレ スモークサーモンまず、最初のアントレは、「ビーツのカルパッチョ(Carpaccio de Betterave)」。薄くスライスしたビーツをお皿1面に敷き詰め、バルザミック酢ベースのビネガーソースをかけた物。ビーツが大好きな私にとっては、嬉しいスタートである。
一方の「サーモンのマリネ(Saumon Marine)」も、スタイルは同じ。スライスしたスモークサーモンが丁寧に敷き詰められて、レモンが添えられているのみ。2品とも限りなく簡素なのだが、それ故、返ってその物の本来の味のみを楽しめるのではないだろうか。

Wadja【ワジャ】カレーライス Wadja【ワジャ】たら

次にメインは、まず「羊のカレー(Sauté d’Agneau au Curry)」。フォークで軽くほぐせる程に、柔らかく煮込んだ羊肉の塊がど~ん!っと3つ。インドのバスマティ米を添えて・・・・・・まさしく、これは日本スタイルのカレーライスではないか! 本来、私は、羊料理のも~っとする匂いが苦手なのだが、カレーの風味にかき消されてか、どうなのかこのカレーは完食してしまった。
そして、他方は「鱈のピストソース添え(Filet de Lieu au Pistou )」。あっさり目の鱈がこんがりとから揚げされており、これだけ口にしても、香ばしく充分に美味しい。下に敷かれたポテトのピュレも上品な味に仕上げられている。これらを、バジルのよく効いたピストソースで頂くわけである。
2皿ともシンプルだがそれぞれ美味しく、甲乙付け難い程。
ちなみに、ここのマダムはお客が日本人だと分かると、魚の皿をサービスする際、「SAKANA!」と、こちらがビックリする程の声を張り上げてくれる(はず)。

Wadja【ワジャ】イル・フロッタント Wadja【ワジャ】ミルフューユ

さて、最後はデザート。まずは、「イル・フロッタント(Ile Flottante)」。甘さ控えめのカスタードソースに、ゆ~らゆ~らと浮かぶのは大きめのメレンゲ。一般的に、メレンゲ自体は味が淡白であり、目が飛び出る程美味しいものではないが、ソースをからめて1さじ、1さじ食べていると、いつの間にか癖になってしまうのである。
「ミル・フィーユ・ヴァニラ風味(Millefeuille à la Vanille)」の方は、見るからにア・ラ・メゾンなのが嬉しい。
パイ地もサクッとしているし、何と言ってもカスタードクリームが美味しかった。個人的には、こちらの「ミル・フィーユ」の方をお薦めしたい。

最後になったが、ホールを切り盛りするのは、ドニーズ・ルギー(Denise Leguay)氏と、マダム・ルギー。二人とも、実に気持ち良い程テキパキと動き回る。サービスも丁寧過ぎず、かといってガサツなわけではなく、適度なのが気持ち良い。
キッチンはシェフ ティエリー・クーエ(Thierry Coué)氏と二人のスタッフの方(お一人は日本人の方でしたが、お名前を伺うのを忘れてしまいました。)で成り立っているそうだ。
味も、お値段も、サービスも、全てにおいて満足出来るこのビストロ。
ランチを狙うなら、予約するか、もしくは12時すぎには店に着けるようにしたい。

Wadja【ワジャ】サービスの人 Wadja【ワジャ】キッチンの人

なお、このお手頃な13ユーロと、16ユーロのメニューは、お昼のみ。
夜は、アラカルトのみ(アントレ8ユーロ~、メイン 25ユーロ、デザート 9ユーロ~)のサービスとなる。

Wadja【ワジャ】
10 rue Grande Chaumière 75006 Paris
メトロ : 4番線 Vavin
Tel : 01 46 33 02 02
営業時間 : 12時~14時30分、19時30分~23時
定休日 : 日曜日、月曜日の昼

by chiharu on 2008-11-09 [普段着のレストラン]

 

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