セーヌ川の新しい公共交通機関はヴォゲオ Voguéo
今月28日にセーヌ川入りしたのはパリの新しい公共交通機関ヴォゲオVoguéo。
ドラノエ・パリ市長の提案から始まった、5年の研究開発の賜物は乗客数70名のセーヌ川の水上バスなのだ。2001年の就任以来、白夜祭りNuit Blanche、パリ・プラージュなどの娯楽イベントの開催、また夜行バスサービスの拡張、歩道の整備など、共交通機関充実を掲げ、世界的な注目を浴びたセルフのレンタサイク、ヴェリブの導入はまだ記憶に新しい。これでまた一つ、彼の施策が実現したことになる。
パリ市のイル・ド.フランス交通連合STIFへの今年の予算は3億ユーロとなり、昨年の約27%増。バス、メトロ、イル・ド.フランス地域圏の電車路線の強化、定期券に於ける6〜8ゾーンの融合、バス間の乗り換え可能なT+チケットなどのサービス向上に至っている。
第一ヴォゲオ路線となるのは、メトロ5、10番線のオーステルリッツ駅Gare d’Austerlitzと8番線のメゾン・アルフォー獣医学校駅l’école vétérinaire de Maisons Alfort間。行きはフランソワ・ミッテラン図書館、帰路はベルシー、そしてイヴリー港を経由する。2年間の試行期間を設け、2010年には西側への拡張、将来的には市内全域をカバーと、パリ市内の水上交通の改革が計画されている。そうなると、伝統的なバトー・ムッシュなどのセーヌ川クルーズへの危機が懸念される。
乗船にはナヴィゴなどの定期券又は乗船券3ユーロが必要となる。通勤ラッシュの時間帯には20分、その他は30分間隔で発着し、平日は7時から20時半、週末は10時から20時の運行となる。
もちろん、公共交通としてのバリアフリー化、雨天にも対応した屋根付きの船内は暖房も完備しているとのこと。しかし、船内はバリアフリーでも、道路から河川敷は階段。そして、乗り場には雨よけがないので、やはり悪天候の時は避けたくなる。
それでも、天気の良い日はガラス張りのヴォゲオでのクルージング気分は悪くない。
7月21日から始まるパリ・プラージュでも活躍しそうなヴォゲオ。新しい交通手段としてパリジャンに定着するのか、今夏行く末が気になる。
Vogué【ヴォゲオ】
乗り場 : Gare d’Austerlitz - Bibliothèque François-Mitterrand-Tolbiac(往路)又はBercy (帰路) - Port d’Ivry - l’école vétérinaire de Maisons-Alfort (Val-de-Marne)
運行時間 : 10:00〜17:00は30分間隔、7:00〜10:00、17:00〜20:30は20分間隔、土日10:00〜20:00に30分間隔
http://www.vogueo.fr/
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