昨年2008年10月にオープンしたばかりのティーサロン。パリに又一つの癒し空間が誕生です。小さなサロンでありながらも乙女心が濃縮した溢れる優しい魅力を放つ扉の奥。窓越しに中を覗けば上品な食器達に花柄模様のリネン、ほんわり揺れるシャンデリアライトが優しく包む数席のテーブル。カウンターにはセンスのいいグラスやクリームダウンしたオフホワイト系の食器がきちんと整頓されて出番を待っています。その雰囲気の可愛らしさに思わず足を止められ中を覗く道行く人達。
以前は全く別の仕事をしていたけれど、いつの日かこんな心が和む様なティーサロンを開きたかったの、と紅茶をゆっくりと淹れながら話してくれたのはヴィヴイアンさん(Viviane)。仲良しのミッシェル(Michel)さんと二人でカウンターに立たれています。
店内のテーブルクロスやクッション、椅子カバーなどは何と全てヴィヴィアンさんの手作り!店内のコーディネイトも彼女のセレクト。耳に優しく響く音楽、紅茶の香り、落ち着いた壁の色、優しい照明、目を癒す絵画。。。あちこちに女性らしいセンスが注がれており、時の流れを忘れさせてくれます。
紅茶はパリの老舗・クスミティーのもの(4~7ユーロ)。棚にずらり並んだティー缶。店内では一部販売もされていますので気に入ったものはお持ち帰りに是非。カウンター上の丸いガラスドームにちょこんと並べられた本日のケーキ。どれも無添加・無着色・保存料もなしの完全手作りのもの。清潔感溢れる素敵なカウンター側が眺められる正面テーブルを陣取ったらじっくり店内に目やってタルト・シトロン(4ユーロ)と紅茶・アナスタリア(Anastaria 4ユーロ)を注文。「すぐに淹れるわね」そんなヴィヴィアンさんの優しい瞳。癒されます。紅茶はティーポットにたっぷり。大きなカップに軽く3杯分はあります。ベルガモット・シトロン・フルールドオランジュ(オレンジの花水)の爽やかな香りが鼻と喉を潤します。クスミティー好きな方にはきっとご存じのお紅茶でしょう。「私も毎日これを愛飲しているの、素敵な香りよね。」そう言って紅茶缶を開けて香りをかがせてくれた彼女。その他にも玄米茶やウーロン茶、アンフュージョンティーなどもあります。コーヒーは普通のカフェ(2.5ユーロ~)に加え、世界各国のセレクション、ハイチやエチオピア、ペルー、コスタリカ(各3ユーロ)など種類も豊富。ご心配なく、ワインやビールもあります。癒しのテーブルセッティングが目の前に用意され、紅茶の香りに包まれたら至福の時間の開始。この瞬間が唯一のリラクゼーション。
タルトシトロンは可愛い形で意外にもボリューム大!メレンゲはしゃりしゃりとほんのり砂糖の食感を舌で感じる何とも言えぬ柔らかさ。そして驚きのトロトロクリーム!ゼラチンなしの正にクリームのみの流動感。カップ型になったタルト生地の意味がやっとわかった感じです。しっかり甘めのクリームは只甘いのではなく、酸味とのバランスがとても良い。舌の付け根をさすような、どぎつい酸味は全くなく非常にまろやかでクリーミー。バターの透き通ったコクがしっかり効いています。生地を割ればトロトロと流れ出てくるクリーム。美味しいです。
思わず一気に食べてしまい、紅茶がたっぷり余ったではありませんか。ならばブリオッシュも頂いちゃいましょう(3ユーロ)。「Comtesse de Ségur」と名付けられたブリオッシュ。他のメニューにも歴史上の画家や詩人などの人名がつけられています。軽くトーストされたブリオッシュはふわっと漂うバターの香りと共に温かく、噛むとサクっと音を立てながらミミの部分がハラハラ落ちていきます。バターたっぷりジュワっと口に広がる美味しさ。自家製コンフィチュールはミルティーユとアブリコ。どちらもジューシーでそのまま食べてもスルリと喉を通る美味しさ。バターもついて何だか優雅なティータイムです。こちらのサロンではオープンからクローズまでほぼ全てのメニューがいつでも頂けるというのです。ケーキを頂いて、ティータイムが過ぎてしまってもブリオッシュの追加だって可能。
又、メニューは他にもお惣菜タルト系(Tarte Salées 12ユーロ)、本日のスープ(6ユーロ)、皿盛りメニュー(Assiettes Anglaises 17ユーロ)、サラダ(8ユーロ~)などがあり、どれにもミニサラダが付いてきます。これらを組み合わせたランチ用メニューもあります。(*下記参照)
この日も常連のムッシューがお一人でゆっくりンチをとられていました。毎日スープをオーダーされるのだそう。また、落ち着いた夫婦がおしゃべりしながらゆったりランチ。最後に美味しい紅茶まできちんと頂ける贅沢な時間、笑顔も穏やか。
お裁縫が大好きというヴィヴィアンさん。可愛い生地使いの手作りのクッションなども店内で販売されています。(35ユーロ)レースやリボンをあしらったミニポーチ、ラベンダーサッシェ、はたまたパシュミナとシルク製のストール(40ユーロ~)は手作りとは思えぬ美しさ!
又、ケーキやタルトなどはお持ち帰りもできます。日曜も夜までオープンしているので、マルシェ帰りにちょっとティータイム、なんてのにもぴったり。
パリの喧騒からふとこのサロンに足を踏み入れると、すーっと時間がスローダウン。耳・目・鼻・舌で感じるリラックス。紅茶の香りに包まれて心穏やかになれる贅沢時間。今日は誰にも邪魔されずゆっくり時間を過ごしたい。。。そんな気分の日はヴィヴィアンさんとミッシェルさんが待つこの癒しのサロンへどうぞ。
9 rue Jacques Coeur 75004 Paris
Tel : 01 42 72 43 83
営業時間 : 11:30~20:30 (土日は11:00~)
定休日 : 月
メトロ : 1、5、8番線Bastille
・ケーキセット(Formules gourmande) 8ユーロ(紅茶かショコラ)
*紅茶単品が6~7ユーロのものをチョイスした場合は+1ユーロ)
・ランチメニュー (Plat de Jour / Formules)
本日のランチ(Plat de Jour) 8ユーロ
Formules 15ユーロ
Ⅰ(タルト・サラダ・飲み物)
Ⅱ(スープ・サラダ・デザート・飲み物)
*ⅠⅡ共に飲み物のチョイスが6ユーロの場合は+1ユーロ、7~8ユーロのものは+2ユーロ)Ⅲ:夜のみ(サーモンとフォアグラのブリオッシュサンドイッチ・シャンパン)
・プチデジュネセット(Presto土日祝のみ) 8ユーロ(温かい飲み物・フレッシュジュース・ヴィエノワズリー・パン・バター・コンフィチュール)
・ブランチメニュー (Farniente / Michelangelo)
Farniente 18ユーロ (温かい飲み物・フレッシュジュース・ヴィエノワズリー・タルト・サラダ・パン・バター・コンフィチュール)
Michelangelo 26ユーロ (温かい飲み物・フレッシュジュース・ヴィエノワーズ・おかず・サラダ・パン・バター・コンフィチュール)
*プチデジュネ、ブランチ共に飲み物のチョイスが6~7ユーロの場合は+1ユーロ)
・テイクアウト
タルト 8ユーロ / ケーキ 4.4ユーロ























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