挽きたてカフェの香りに包まれて TORREFACTION

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トレファクション外観皆さんは、コーヒー派、それとも紅茶派?
わざわざでも足を運びたいパティスリーとして、パリ12区の「ラ・ミュスカデット(La Muscadette)」をご紹介してから、まだ、それ程日が経っていませんが、そのラ・ミュスカデットのデガルダン夫妻から、「近所に素敵なお店があるんだよ!」と、紹介していただいたのが、この「トレファクション(TORREFACTION)」。トレファクションとは、日本語では「焙煎する事」の意味であり、それがそのまま店名として使われている。

パトロンであるパスカル・ギロー(Pascal GUIRAUD)氏が、このお店を始めたのは 1972年。一見、気難しそうに見えるが、実は、とってもとぼけたセンスをお持ちの方。コーヒー焙煎のディプロムを持つ彼は、毎火、木、土曜日の午前中、お店オープンと共にコーヒー豆の焙煎を始めるそうである(10時~13時頃まで)。
私が伺った日も、入り口付近にある焙煎マシーンは既に稼動中。挽きたてのコーヒー豆の香ばしさで店内は満たされ、深く息を吸い込む度にその香りが身体の中心まで浸透していくかのよう。

トレファクションとパスカル氏まずは、焙煎前のコーヒー豆を見せていただいたのだが、緑色をしており、鼻に近つ‘けてみてもコーヒーの香りなど全くしない。それらを160度の熱風が吹き荒れるマシーンに入れ、15~20分間焙煎していくと、豆に含まれている水分が蒸発し、色付きながら1,5倍程の大きさに膨らんでいく。

パスカル氏の横でじっと見守っていると、「ほら、聞こえるだろ。プチッ!プチッ!って豆が弾けだした。これが、もうすぐ焙煎終了の合図でもあるんだよ。僕らは、これを”カフェ・ションテ”(コーヒーが歌っている)って言ってるんだけどね。」との説明をいただく。
焙煎終了時、マシーンから一気に放り出されるコーヒー豆。それと同時に、何ともいえない香ばしい香りがあたりに立ち込める。豆の温度は、160度。撹拌させながら、焙煎をストップさせ冷却させていくのだ。
その後、横にある吸引式遺物判別機を使い、豆に紛れ込んでいるメタルなどを取り除き、一過程の終了。この作業が、お昼すぎまで繰り返えされるのである。

トレファクション(冷却中)焙煎された豆は、常温にて48時間放置される。そうする事により、アロマ(香り)が出てくるのだそうだ。
パスカル氏によれば、コーヒーは3つの香りを持つのだという。1つ目は、焙煎時。2つ目は、豆を挽いた時。
3つ目は、カップに注いだ時。なるほど・・・・その通りですね。
さて、それらのコーヒー豆の原産国はといえば、ポルト・リコ、マラバー、ペルー、ジャマイカ、スマトラなど。人気なのは、カフェ・ドゥブル・アロマ(4ユーロ/kg)、ベース・ブラジル(4、16ユーロ/kg)、グー・イタリアン(4,90ユーロ/kg)、コロンビア(5,10ユーロ/kg)っといったところらしい。

トレファクションのパトリシアさんところで、このパスカル氏と共に、「トレファクション」のディスプレイや、接客などを担当しているのがパトリシア・ヴェレーズ(Patricia VELEZ)さん。気さくで明るくて、その上、素敵なアイデアが一杯のアクティブな女性です。
コーヒーの次は、紅茶! こちらの方はパトリシアさんに説明をしていただく事になった。壁面に整然と並ぶ赤い缶がお茶である。何と、175種類もあるのだそうだ。人気商品は、ル・グラン・ド・テ・ダージリン(93ユーロ/kg)、ウーロン(白)(157ユーロ/kg)など。日本茶も、番茶(57ユーロ/kg)、ほうじ茶(61ユーロ/kg)、玄米茶(41ユーロ/kg)、煎茶(55ユーロ/kg)、雁がね(207ユーロ/kg)、玉露(310ユーロ/kg)といったところまで揃っているのには、ちょっと驚き。おまけに、お店の奥には、日本の鉄瓶や、有田焼や、備前焼の湯のみセットといったコレクションまでも!

トレファクション店内その他、カモミール、ティーユ、ティザンヌ・ドゥ・ベルジュなどのティザンヌや、アンフィジョン。また、黒い缶に納められたエピス類も、マダガスカル産野生の胡椒や、緑のアニス、トンガ豆、レグリーズなどとちょっと変わったものが揃っていて興味深い。

ここで、コーヒー、お茶以外でパトリシアさんのお薦めを幾つかご紹介してみよう。まずは、Patrick CAUSSANTのハチミツ。アカシア、クリの木、シナモン(Canelle)と揃う中、シナモンは、2009年度の銀メダルを受賞している。(9ユーロ)
また、Ferme de la Fontaine のヴァージンオイル・コルザは、2009年のコンクールで金メダルを受賞。パリでは、ここでしか手に入らないそうだ。(11,60ユーロ)
コンフィチュールは、修道院のシスター達が作るMaison Monastere Notre Dame de Compassionのものが人気。ラベルがそれらしく、素朴なのが好ましい。マルゴ(Margot)は、リンゴ、桑の実、胡桃入り。シェフ(Chef)は、リンゴ、洋ナシ、乾燥イチジク入りなど。(全7種類 各6,25ユーロ)
ラベルの色も鮮やかなAbbaye de Sept-Fonsのコンフィチュールも人気を二分しているとの事。こちらは、修道士達の手によるもので、ルゥバルブ(Rhubarbe 4,2ユーロ)や、ミラベル(Mirabelles 4,20ユーロ)など14種類が揃っている。

トレファクションの尼さんのコンフィチュール トレファクションの修道士のコンフィチュール

お菓子類は、Dolfin(ベルギー)や、Bonnatのチョコレート(4ユーロ~)、スペキュロス(4,70ユーロ)、パン・デピス(5,90ユーロ)、ナベット(3,95ユーロ)、など、フランス各地の特産的なものが揃えられており、なかなか面白い。その他、今回は紹介出来なかったがテリーヌや、パテ、ハーブ、スープなどの商品も揃えられているので、是非、手に取ってみてほしい。

トレファクションのショコラ トレファクションの銀メダル受賞のハチミツ

さて、最後になったが「トレファクション」では、毎週土曜日の夕方(16時~18時)、色々なミュージシャン達によるミニコンサートが催されている。気候の良い季節には店頭で青空コンサート、冬には、お店の奥のバーにて、コーヒーや、紅茶を頂きながらのアットホームなコンサートが楽しめるので、気軽にお立ち寄り下さい!との事です。

トレファクションの金メダル受賞のオイル トレファクションのミニコンサート

TORREFACTION【トレファクション】
21 bd de Reuilly 75012 Paris
メトロ 6番線 Dugommier 又は、6,8番線 Daumesnil
Tel 01 43 43 39 27
営業時間 火曜日 10時~19時 水曜~土曜日 10時~20時
定休日 日曜日、月曜日、祝日
[トレファクション] 火曜、木曜、土曜日の10時~13時頃
[ミニコンサート] 毎週土曜日 16時~18時

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