ついにオープン!フランス老舗紅茶商のブティック(ブティック編)THÉS GEORGE CANNON

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テ・ジョージ・キャノンフランスではカフェ同様、紅茶の存在も確立されており、ごく自然に日常的に取り入れられている飲み物です。香りというものを楽しむという点では香水やハーブエッセンシャル、キャンドルにアロマオイルやお香等、様々な植物や果物から得られた自然の香料を生活の一部にうまく取り入れ楽しまれています。ちょっとした薬効力もあるような、植物などにお湯をダイレクトに注ぐアンフュージョンティーもそうですが、一般的な紅茶においてはベースとなる原茶、そして香りを移したアロマティーとがあります。

パリにも沢山の老舗サロン・ド・テやパティスリーなどがありますが、各店オリジナルの紅茶が販売される中、実はここの茶葉がベースになっている、といっても過言ではない程フランス紅茶界の大部分を担っている紅茶商があります。1898年創業「ジョージ・キャノンGeorge Cannon」。実は今の今まで、彼らの紅茶があちこちで飲まれていたにも関わらずその名を世に出さなかったのは、紅茶商としての茶葉へのカリテ追及と向上に専念する為、又美味しい紅茶を見つけだす事、そして多くの方々に飲まれ愛される事が何よりのモットーであったから。そのジョージ・キャノンのブティック・サロンがついに2009年5月、サンジェルマン・デ・プレにオープンしたのです!

テ・ジョージ・キャノン 「お茶」とはフランスをはじめイギリスや日本、中国にモロッコ、べトナム、インドなど全ての国に共通して存在し、又同時にどの国も「もてなす」という意味で誰かを迎え入れる為の重要な役割を果たすもの。目をキラキラと輝かせ語ってくれたのはオーナーのオリヴィエ・スカラ氏(Olivier SCALA)。そして写真右はブティック責任者のオリヴィエ・ルクレールさん(Olivier LECLERC)。オーナーのオリヴィエ・スカラさんはジョージ・キャノンを引き継がれ既に30年以上経過した今でも、毎日茶葉のこと、紅茶のこと、それらを楽しむ為に必要なことを考え続けておられます。紅茶の話をするととても笑顔が柔らかく、楽しそうに又、嬉しそうに話しをして下さるオリヴィエさん。彼の人柄と今までに携わってた紅茶の歴史と背景がフラッシュバックするかのよう。

歴史を誇るジョージ・キャノンはスカラ一家で代々引き継がれ現在に至ります。オリヴィエさんのお祖父さんであるアンドレさん(André SCALA)、そしてお父さんのレイモンさん(Raymond SCALA)の後を継ぎ、オリヴィエさんは現在5世代目。というのもその以前にもスカラ一家で経営されていた長い過去を持つ会社なのです。現在は息子のオーギュスタンさん(Augustin SCALA)がオリヴィエさんについて日々紅茶を勉強しておられます。オリヴィエさんは物心ついた頃から父レイモンさんの下、紅茶における様々な知識を吸収されたのだそう。とにかく朝起きたらすぐにデギュスタシィオン。毎日100種近くもの紅茶を飲み、香りを確認し、又その香りのブレンドとマリアージュを鼻で確認するのだそう。勿論今でも欠かさずされているとのことです。そして各国へ飛び茶園を回っては茶葉をセレクト、買い付けなどの貿易商も身に付けられました。と同時に、各国でもてなされた「お茶」の作法と風味、又関連づく様々な行事や日常にとても感動されたのだそうです。お茶は世界の人々を繋ぐコミュニケーションの一つでもあり各国の文化を尊重するもの。その国々にお茶の歴史があるのでそれを皆さんに伝えたい、という思いもある。世界の窓口のような役割ともなる重要で大切なものなんだ、とオリヴェエさんはおっしゃいます。又、リラクゼーションと心の解放をもたらしてくれる癒しでもあるもの。ただ飲むものだけでなく、沢山の意味が込められているということ。

テ・ジョージ・キャノン実はかつて昔、お父さんの時代には紅茶というものはただ「お茶」の感覚が強く、いわゆる原茶で頂く飲み物であったのが常だったそう。がしかし、とある旅行先で香りを移したアロマティーを口にしたオリヴィエさん。紅茶の楽しみ方にはこんな華やかなそして様々な可能性を持つ味に変化し香りが膨らむものなんだ、と大きな衝撃を受けられます。それをフランスに持ち帰り紅茶のアロマティゼを行った第一人者が実は彼だったのです。初めは試行錯誤を重ねられたそうです。各地を旅した際にインスパイアされた感性や香りをもとに、まずは頭の中でイメージし、組み立て、次にブレンドしてみる。しかし最初のイメージとは裏腹に香りのマリアージュはそうも簡単にまとまるものではないなのだそう。ベルガモットにヴァニラは最高だったけど、欲張ってそれにもう一つ加えてみようとスイレンを入れてみたら全然ダメだったり。足し算ばかりしてダメにしてしまう作品もあれば、引き算のお陰で最高の香りに出会うこともある。調合はほんのわずかな香りの混ざり合いで大きく変わるもの。ヴァニラとオレンジ、マンダリンは最高にいい相性だよ!と笑顔でブレンドを語るオリヴィエさん。今やスーパーなどでは普通に「カラメル風味、オレンジ風味、リンゴ風味」などといった様々なフレーバーが販売されいますが、実はオリヴィエさんが研究に研究を重ねた背景があったということをここで皆さんにお伝えしたい。

テ・ジョージ・キャノン テ・ジョージ・キャノン テ・ジョージ・キャノン

彼のアロマティゼの功績は1985年に紅茶葉に閉じ込められ世のブティックに販売され始めました。香りを楽しむことが大好きなフランス人達にとってこの意外性を施した紅茶は瞬く間に広がり人気の飲み物となりました。彼のアロマティゼの一番最初の作品はベルガモットだったのだそうです。紅茶葉とベルガモットは相性が良く芳香な香りを放つということ。かつてお父さんと共に過ごした紅茶づけの日々が大きく影響しています。その後もレモン、苺、カシス、リンゴ風味を発表。どれにおいても天然素材を使用し、ピュア香料にて風味づけられるオリヴィエさんの紅茶は、香りの聖地・グラースにも影響があるようです。彼のアロマティーはどんどんフランスで展開し人々を喜ばせるものへと発展。現在ジョージ・キャノンのブティックでは原茶を合わせ、250種以上もの茶葉がずらりと並んでいます。今まで茶葉探しとブレンド、品質や美味しさへの追及に余念がなく大忙しだったオリヴィエさん。その評価は瞬く間に広がり今日ついにブティックをオープンすることに。もちろん今でも世界各国を飛び回り、お忙しい日々ですが、お茶にまつわる関連グッズなども各地のよいものが揃い、アイデアも準備でき、今後将来性のあるものにと今回のオープンへの運びとなったとのこと。いえいえ、待たせすぎです!もっと早くブティックをオープンして頂きたかった!と個人的に待ち焦がれておりました。さぁ、そんなジョージ・キャノンのブティック。拘りが沢山詰め込まれています。

テ・ジョージ・キャノン明るくて解放感のある入口にはオリジナルロゴとデザインの施された清潔感のある白い茶缶でずらりお出迎え。カウンターでは本日の試飲が用意されており、スタッフの方々が親切に対応して下さいます。ブティック担当のオリヴィエ・ルクレールさんは奥様が日本人でいらっしゃることから日本語も少しお話になられとっても親日家。そして私達以上にお茶について詳しく、又茶道の心得をよくご存知。というのも、彼、京都や静岡などでお茶の勉強をなされており、お抹茶も点てて下さるのですから脱帽です。その様子は、併設されたサロン・ド・テと共に後日ご紹介させて頂きますのでお楽しみに!

さて、ブティックにはオリヴィエ・スカラ氏が各国の茶園を回ってセレクトした茶葉が一杯。原茶(Thé Grandes Origines)は緑茶・黒茶・白茶・黄茶・赤茶をベースに中国からはウーロン、ユンナンなど素晴らしい品揃え。又セイロンや台湾も豊富、インドからは上質ダージリンやアッサム、ニルギリも。日本代表は静岡、京都から玉露や宇治抹茶、静岡番茶、麦茶に蕎麦茶まで豊富に揃っています。ベトナム、ラオス、トルコ、イラン、ケニヤ…これだけあれば、毎朝何杯もの紅茶をデギュスタスィオンしていたというオリヴィエさんの姿が想像できますね。だってその中でも選りすぐりのものだけが、このブティックに並んでいるのですから。

テ・ジョージ・キャノンそしてアロマティーもその種類に驚きます。ノルマンディーのキャラメルで風味づけられた「Noir aux Caramels de Normandie(4.9ユーロ/100g)」やBioの桃を使った「Noir à la Pêche(4.9ユーロ)」。ショコラコポーにオレンジの皮入りのシナモン風味という「Plaisir Chocolat-thé (6ユーロ)」。日本を旅した時に発案したという煎茶ベースの柑橘類と生姜が香る「Le Voyage à Tokyo(6ユーロ)」はフランス人へのプレゼントにもぴったり。そして黒茶とセイロンをベースにルバーブ、苺、スリーズ、花びらが香る「Blues Tea / Colline Bleu – Thé(5.5ユーロ)」は私の大好きな紅茶!お勧めです。

ファンタジーをテーマ(Mélanges Fantaisies)に、ハイビスカスに野バラ、リンゴ、オレンジ、キャラメルクリームをアレンジした「Sur le Port de Honfleur(4.5ユーロ)」もユニーク。オンフルールの香りが漂ってきそう。又、オリヴィエさんの白茶はとても崇高で香りが透き通っていて美味しいものということも付け加えさせて頂きたい。店内には急須や茶瓶、湯呑に茶筒などのグッズも豊富でプレゼントには最適です。もちろん茶葉は保証付き!又、ブティック責任者のオリヴィエ・ルクレールさんが別で運営されておられる「たまゆら Tamayura」のお茶もコーナーに取り揃えられています。ジョージ・キャノン社が静岡、京都のものに対し、たまゆらは福岡の八女茶。こちらも芳香で香り高い茶葉ばかりなのです。又片隅に専用冷蔵庫があり、繊細で品質管理が難しい特級緑茶が保存されています。「茶葉はお茶としてカップに注がれ口に入るその瞬間までベストコンディションをキープしなければならない。味覚が変わってしまう。」そんなオリヴィエ・スカラ氏のお茶への愛がブティック隅々に満たされています。

テ・ジョージ・キャノンさぁ、カウンターでカタログをもらって、好きな紅茶を見つけ出してみて下さい。どの紅茶にも感じてもらえることは、原茶は茶葉本来の旨みと香りが優しく感じられ、又甘みがあること。そしてアロマティーは取ってつけたような風味とは全く異なる、ピュアでジューシーな香りが鼻孔を突き抜けること。香りを食べる、香りを飲む、といっても過言ではないふくよかなアロマが優しく広がります。紅茶の香りやブレンド、というのは好みも人それぞれで、例えばバラの香りのものがすごく好きな人もいれば、バラの紅茶はちょっと臭くて。。。という人も。苺とルバーブは最高のブレンドよね!という人もいれば、苺にはルバーブよりもラベンダーでしょ、という人も。千差万別なのです。これが絶対にいい香りの紅茶、という決まりはなくただそのブレンダーの感性と個性がどれだけ心地よくセンスあるものに人々に感銘を与えるか、ということなのだと思います。お茶・紅茶とはストレスを取り去り、リラックスできるものであり、それが香りだけでなく体内にしみわたり浸ることでもう一つのリラクゼーションを体感できるものである、ということから、ここは「お茶の聖なる集結の場」と微笑むオリヴィエさん。お茶がもたらす喜びと幸せを色々な形で楽しんでもらいたいという彼のブティックは、奥のサロン・ド・テにもアイデアが一杯(8月にご紹介します!)、そして地下にも秘密が。。。後日ご紹介致しますのでお楽しみに。ちなみにジョージ・キャノンのお紅茶は現在日本でも大阪の(株)かめいあんじゅ・紅茶とケーキ専門店「アルションAlcyon」さんでもお取り扱いされておられるとの事。オリヴィエ氏も何度か行かれているそうです。日本にお住まいの皆さんにも朗報ですね。愛と優しさが一杯詰まったオリヴィエさんのブレンド、是非お気に入りのものを見つけに来てみて下さい。

THÉS GEORGE CANNON 【テ・ジョージ・キャノン】
12 rue Notre-Dame des Champs 75006 Paris
Tel : 01 53 63 05 43
営業時間: 9:00~19:30 (火-金) / 10:30~19:30 (土) / 12:00~18:00 (日) *9月~こちらの時間帯で確定。
*7月一杯は若干異なりますのでご注意下さい。 (2009年夏季休暇:7月31日~8月26日まで)
定休日 : 月
メトロ : 4番線Saint-Placide
http://www.georgecannon.fr

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  6. 田中 より:

    今年の8/1ー8/10にパリに行きますので、ジョージキャノンに行きたいのですが、夏期休暇でしょうか?

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