王になるために必要なもの The King’s Speech

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The King's Speech

© Wild Bunch Distribution

誰でもコンプレックスがあるだろう。立場上、それをどうしても克服しなければならないとしたら…。
今年4月29日には、ダイアナ妃の愛息、ウィリアム王子の結婚式が執り行われる、話題の多い英国王室。彼の祖母、現イギリス女王エリザベス2世の父親にあたる人が、この映画の主人公、ヨーク公アルバート王子、のちのジョージ6世だ。彼が言語障害「吃音症」を克服しようとしていた1930年代、国王になる以前から話は始まる。
地位や時代に関係なく、一人の人間として、「吃音」というコンプレックスに立ち向かう姿は心打たれる。イギリス国民からは「善良王」と慕われたほど、生真面目で誠実な人柄だったバーティー(アルバート王子の愛称)だが、克服するまでに何度も壁にぶちあたり、挫折する。しかし、彼は一人ではない。彼を指導する、少々変わり者の言語聴覚士ライオネル・ローグや、一番の理解者である妻・王妃エリザベス・バウエス=ライオンが、挫折を繰り返す彼を助けるのである。

The King's Speech

© Wild Bunch Distribution

ジョージ6世には、トム・フォード監督の「シングルマン(2009)」で注目を浴びたコリン・ファース。ライオネルには、「シャイン(1996)」のジェフリー・ラッシュ。国王を支える王妃には、ティム・バートン作品常連女優のヘレナ・ボナム=カーター。
この作品はアメリカの第83回アカデミー賞で5部門に輝いたほか、イギリス、カナダにおいても、数々の映画賞を受賞。派手なアクションがひとつもないにもかかわらず、2010年、もっとも注目された映画の一本に選ばれた。
人生の中で、気持ちが折れた時、観たくなる映画のひとつになるに違いない。

The King’s Speech【英国王のスピーチ】
2010年イギリス・オーストラリア作品 111分
監督:トム・フーバーTom Hooper
出演:コリン・ファースColin Firth、ジェフリー・ラッシュGeoffrey Rush、ヘレナ・ボナム=カーターHelena Bonham Carter他
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王になるために必要なもの The King’s Speechパリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo

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