厳しい冬もようやく終わりを告げ、空気はまだ冷たいものの日中は温かい春のような日差しも感じるポカポカ陽気になってきたパリ。公園巡りもまたそろそろ再開したいなぁと思える季節となってきました。
今日はパリ9区の緑をご案内。以前当サイトにてご紹介しました子供と一緒に楽しめるカフェ、「Le Poussette Café」のちょうど目の前に広がるスクワール・モントロン「Square Montholon」。大きな正方形ベースに仕切られたこの広場は、ナポレオン3世の治世、第2帝政の時代に創られたものの一つ。パリのプロムナード、私道を手掛けたことでも有名な建築土木家・造園技師でもあるジャン=シャルル・アドルフ・アルファン(Jean-Charles Adolphe Alphand 1817 -1891)により1862年に取りかかられ、翌年1863 年に公共の広場として整備されました。

その名にもなっているモントロン(Montholon)は遡ること1200年代、ブルゴーニュの権威ある貴族Jacques de Montholonから始まるモントロン貴族一家に由来。その家系に継ぐピーエル・ドゥ・モントロン(Pierre de Montholon)の息子、ニコラ・ドゥ・モントロン(Nicolas de Monthorlon 1736-1789)の思い出として保存されたというこの広場は今やモントロン一家の歴史を残す場となりました。国会調査議会の評議員でもあったニコラ・ドゥ・モントロン。メッツ(Metz)とノルマンディ議会の最初の議長でもあったのだそうです。
実は時と共にこの地の環境破壊から広場の状況は悪化し1971年に手直しされ、地下に駐車場も備えた広場として新たに蘇りました。植物の植え込みを増やし1984年頃から「パリの緑の庭園」として市民に親しまれ始めました。
正方形をなす4571㎡の敷地面積は入り口から広場を外回りに取り囲む園内の散歩道が。格子で囲われたバスケットボールスペースもあります。最後の手直しの際に広場を取り囲むルイ・フィリップ様式の錬鉄の鉄格子が設置され、木々や植物を豊かに配した中央には芝生も広がり目にも安らぐ伸び伸びとした空間となっています。又、希少価値のあるオリエント産の2本のプラタナス(スズカケの木)が植え込まれ、更に自然味溢れるものに。中央にはジュリアン・ロリュー(Julien Lorieux 1876-1915)によるLa Sainte-Catherineの大理石彫刻像が。側には子供達の遊戯具スペースが設けられており、監視するママ達用のベンチも沢山配置されています。そして奥には階段が。上ったら細長い道を進むとそこは広場全体を見晴らせるテラスのようなスペースへと抜けることができます。そこには下の芝生の側にあった子供遊戯具スペースとは別に、幼児向け(2~6歳用)のスペースが設けられているのです。これなら子供達もそれぞれの年齢にあった環境の中で、のびのびと体を動かす事ができますね。すぐ側がテラス広場だからママ達ものんびり寛ぎながら監視も可能。
カエデやヒマラヤスギ、ハリエンジュに菩提樹をはじめ、ローリエ、バラ、スグリにプラム、バイカウツギなどの様々な木々が辺りを満たす緑の庭園。季節と共に咲かせるその花々も楽しみの一つではないでしょうか。
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豊かな緑の中、木漏れ日を浴びながら小鳥のさえずりが聞ける季節も、もうすぐそこまで来ています。
Square Montholon【スクワール・モントロン】
rue Montholon 75009 Paris
開園時間 :8:00~17:45 (10月1日~2月末まで) *土日祝は9:00~
その後3月1日~は春季時間となり~19:00となります。
*季節によって変更しますのでご注意下さい。
メトロ : 7番線/ Cadet





























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