お会いした瞬間彼女の笑顔でパーっと周りが明るくなる。屈託のないその笑顔と優しい温もりに彼女の作品の素敵さがひしひしと伝わってくる。色とりどりのカラフルな糸を用いて小さな花のモチーフがあちこちにクロシェされたニットマフラー、所々に散りばめられ、それが全体となり1つの作品となる。思わず目を凝らしてジーっと見てしまう程、それらはあまりにも繊細で、丁寧で。一体どう編み込まれてるの?と手にとるも、その手法は摩訶不思議。素晴らしすぎてただただ驚くばかり。
「かぎ針編み」その卓越した技術と才能を持つのはソフィー・ディガーさん(Sophie DIGARD)。この世界に入って9年になるのだそうです。パリ郊外に自宅アトリエを持ち制作活動を行われておられる人気デザイナーさんです。人々を魅了する彼女の作品は虜になったリピーターさん達の注文で追われています。
自宅には大きなお庭があり、数々の緑、お花が一杯。「お花は大好き。見ているだけで心が和むし、緑や自然に囲まれているだけで気持ちが落ち着くの。」仕事の合間に腰をおろしてはお茶を飲み、心も体もリフレッシュさせるという彼女の庭、そして緑に囲まれたテラスは、ここを自宅兼アトリエに選んだ第一条件だったのだそう。まずは自分がピュアですがすがしい環境であることが、作品作りにとって何より大切なこと、とソフィーさん。日本の植物も大好きで、ご自宅のお庭に咲く日本の木々も嬉しそうにお話しして下さいました。「季節によって色が本当にはっきりと変わるの。春は真緑、そして夏になると真っ赤になって、秋になるにつれて茶色になるのよ、本当に四季折々の色が表情を変えてすごく素敵なの。」キラキラした瞳で話す彼女はまるでお花畑の真ん中で楽しそうに走り回る少女のよう。
そんな木々、花々の移り変わりを色と共に強く感じる彼女だからこそ、作品の色合いにしっかりと映し出されているのです。
そもそも昔から糸作業が好きだったという彼女。特に学校に行くわけでもなく、お稽古を習いに行くわけでもなく、ただ針仕事が好きだったお母さんの側で楽しく糸を触って育ってきたのだといいます。かといって小さい頃は別に力を入れて手芸をしていたわけでもなく、ただ楽しむ程度に触っていただけ。もちろん、興味はあったことから、ある時アトリエに行ってみることにしました。その時ある女性に教わり刺繍を始めます。編み物だったりかぎ針編みだったり。手法をならっていくうちに、今度は次第に自分がデザインしたいものを作りたいな、と思ったのだそう。と同時に、基礎手法にとらわれることなく、「こういう風な仕上がりにならないかな?」というイメージが彼女を奮い立たせます。「もっと色んな色を混ぜてみたい。」こうしてソフィーさんの才能の芽が開き、講師の女性から様々な要望を告げ、それに見合う手段を教えてもらいながら自分でテクニックを編み出して行かれたのだそうです。彼女が持っていた蕾が開花し始めた瞬間だったのです。
その当時から好きだったモチーフはお花、そして丸。カラフルでお花のようで、そして丸みを帯びたもの。「丸いものがそうね、大好きね!」とこれまでの作品を振り返りながらおっしゃいます。そう、彼女の作品には丸いモチーフが沢山ちりばめられているのです。モチーフを作り、更にマフラーなどに散りばめることで立体感のあるポコポコとした温かさと躍動感を与えてくれるキュートなものになっています。
1つの作品はどれも50色から構成されるということ。そのデザイン用サンプルも圧巻。どれを見ても微妙に違う全体色。一つ一つの色がおりなすバリエーションの豊富さに圧倒されてしまいます。どれもこれも手編みで手作り。気の遠くなるような作業です。マフラーはスタンダードサイズならば3~6週間かかるのだそう。何といっても驚くことに、マフラーの裏側も表のように美しい模様になっているところが彼女の魅力のポイント。表裏がまるでないのです。
又、マフラーだけでなくカバンも素晴らしい。取手も編み込みで仕上げられ、模様はもちろんお花と丸モチーフ。カラフルで上品で、それでいてキュート。そのものだけで存在感たっぷりのカバンです。又、立体感溢れる丸やハナモチーフのネックレスも気分があがるアイテムです。その他にもブローチやクッション、手袋や帽子などもあるそうです。
一面にお花畑が広がったようなソフィーさんの作品はどれもこれも愛が一杯詰まっていて、大切に長く長く首に巻いて愛用したい、そう思えるものばかり。残念ながら現在ブティックは構えておられませんが、パリ市内のセレクトショップなどで取り扱っているお店がちらほらあるので、是非チェックしてみて下さい。又は直接メール、お電話でのオーダーも可能。まずは一度お問い合わせてから、になるそうです。
とても細かく集中力を要する作業、リフレッシュには何をしますか?との問いに、「家の庭やテラスでのんびりしたり、散歩をしたり本を読んだり。やっぱり自然に囲まれて季節と香りを感じるのが一番心地いいリフレッシュかな?季節的にもうすぐお家に暖炉も入れるから薪を集めたり火をおこしたり、そんな自然と関われる作業が大好きだからそれも楽しみよ!」とソフィーさん。又、リフレッシュに買い物はあまりしないという彼女「だって本当に気に入ったものを買いたいじゃない?」彼女の作品はどれもこれも彼女が本当に気に入った色とモチーフでイメージが作品化していく、そんなしたたかで強い想いが感じられました。作品における配色のイメージは香りや音楽を想像するのと同じものだとおっしゃいます。「香りというのはもともとないものでそれを想像して‘匂い’を感じたりするでしょ?音楽も作曲家がもともとない旋律を奏でて初めて1つの曲がこの世に誕生するように、色も頭の中でまずイメージして、もともとないものを現実化させていくの。それには複数のイメージがあって、だんだん大きくなって他のイメージをもともとあったイメージに入れてみたり、出したりしながら1つにすることがほとんど。これ!って取り決めるのではなくて、足したり引いたりイメージを重ねて出来ていく感じかな。」じっくり時間をかけて気に入ったイメージが固められるソフィー・カラーがこれからも沢山誕生し続けることでしょう。
この寒い冬をパーっと明るく花開くソフィーさんの可愛いクロシェで気飾れば外出も更に楽しくなるはず。又、ノエルのプレゼントにもぴったりですね。
コレクションは夏と冬に年2回ペースで出品されます。又マフラーだけでなくカバンにブローチ、手袋などのアクセサリーも豊富。とってもキュートです。どうぞお楽しみに!まるでお花畑のように一面に広がるソフィーさんのクロシェ・コレクション。小さなパーツ一つ一つが人々の心を優しく温かく、そして明るく包み込んでくれます。彼女が思い描く色の世界を是非身に飾ってみて下さい。
■アトリエ
10 bis, rue Brise Echalas 93200 Saint-Denis
Tel : 01 48 09 87 55
Fax : 01 48 20 68 34
Email : sophiedigard@orange.fr
HP : http://www.sophiedigard.net
■パリ市内・商品取扱店
・Aux Laines ecossaises / 181, bd Saint-Germain 75006
・Manuelle guibal / 39 rue de Lille 75007・
・Nadine Delépine / 14 rue prancesse 75006
・11onze / 11 rue oberkampf 75011
*取扱商品は各ブティックにより異なりますのでご注意下さい。






























ソフィーディガールのデザインが大好きで、毎シーズン形と色を迷いに迷って購入しています!!
現在掲載のSAC3434のbiscuit pop navb に一目ぼれし、こちらを求めたいのですが、日本で扱っていそうなshopを数十件尋ねましたが、ありませんでした。
どうしたらGetできますでしょうか?