海と山が共存する町サン・ジャン・ド・リュズ Saint Jean de Luz

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サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luzフランス南西・バスク地方。真っ赤なピーマンエスプレットにブルビチーズ、甘みを増したスリーズ・ノアール(黒さくらんぼ)のコンフィチュールやバタータップリの銘菓ガトー・バスク。味わい深いバスク産生ハムやカラフルな色合いにしっかりした生地が優れもののバスク布。この地には訪れるだけ価値のある名物が沢山あります。

夏のハイシーズンにもなるとフランスのみならず各国から人々が集まる人気のスポット、サン・ジャン・ド・リュズの海。赤や緑、青色の木組みの伝統的なバスク建築の家々が連なる細い路地裏の向こう、緩やかな坂(rue de la République)を上った先にそこだけ切り抜いたように透き通った青い空と水平線が広がっています。海を見渡すプロムナードは朝一番と夕暮れ時が特に綺麗。人気少なき砂浜にはジョギングをする人や犬の散歩に時間をかける人の姿が見られます。サラサラの砂浜には子供達の遊戯スペースも設置され、トランポリンや滑り台なども豊富。太陽が昇れば子供達が無邪気に遊ぶ姿も微笑ましい夏の光景です。

サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luz サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luz サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luz

町全体がバスクらしい建物に包まれ、ブティックやレストランも一杯。バスク体のロゴ文字看板も又可愛らしい。朝一番にこの地を訪れたら是非寄って頂きたいのが中央にある屋内マルシェ(Les Halles)。1884年に設立された古いマルシェ。バスクならではの食材がびっしり詰まっています。

肉厚で色鮮やかなピーマンエスプレットは紐で吊るされ約7-8ユーロ。パリで買うよりも新鮮でとっても安い。各ブースなどではオリジナルで販売しているエコバック(2ユーロ前後)などを購入してお買い物を楽しみたいもの。バスクのロゴ入りでこれもお土産の一つに。

サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luz サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luz

生ハムやソーシッソンは数枚すりおろしてもらい、ブルビチーズやオッソイラティなどをひとかけ切ってもらったら、パンを買ってその場で朝ごはん、なのていうのも◎ ブルビチーズに付けて食べる定番が、この地産、黒サクランボのコンフィチュール・スリーズノアール。果肉80%ならではのイッツァス村(Itzssou)のもの (小2ユーロ前後 / 大4ユーロ前後 )が絶品。ここでも購入できます。又、クレームリー売り場ではこの地ならではのマミア(MAMIA)は雌羊のミルクを凝固させたもの。可愛い素焼きポットに入れられ、原形をかすかにとどめるそのフルフル感とミルキーな味わいが病みつきになるデザート。ハチミツをかけて頂くのが日定番。パリでもデパートなどで手に入りますが、やはり本場のマミアはフルフル感とフレッシュ感が違います。是非お試しあれ。近海ならではの海産物、特にマグロはこの地の名産。新鮮な大トロがどーんと並んでいるのも見ものです。山が近いとなればハーブも豊富。フレッシュで安いのが魅力的。このスペースだけでバスクをしっかり堪能できてしまうのです。

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日が昇り始めたら町を散策しましょう。マルシェのすぐ横に観光局がありますのでまず地図や情報収集を。観光局発のツアーなども企画されたりもしていますので気軽に町を楽しむことができます。地図を入手したら今度は漁港(Porte de Pêche)の方へ。沢山の漁船が港に浮かんでいてここから対岸に行けるナヴェット船も出ています。港沿いにはブティックが並んでおりルイ14世広場(Place Louis XIV)前には以前当サイトでもご紹介した1925年創業、バスク布のブティック「Maison Charles Larre」や、各地に支店を持つ老舗「Jean-Vier」が。

そしてそのすぐ横には元祖マカロンとして知られた1660年創業の老舗パティスリー「Maison Adam」があります。広場の名のごとく、その昔ルイ14世とマリーテレーズ(Marie Thérèse)の結婚式にこの地のパティシェだったアダムにより贈呈されたと言われる一品。
サン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luzそのレシピは当時のまま変わることなく今も引き継がれています。こちらのマカロンは隣国スペインのマルコナ種とヴァレンシア種のアーモンドを使用したパートダマンドを練り込みしっとりと焼き上げたもの。素朴な形のマカロンは噛めばネチッと歯にとどまり、もっちりと口の中に広がる風味豊かなもの。不思議な食感なのです。この地に来たなら是非買って帰りたい一品なのですが、保存料・着色料一切なしの手作りの為「要冷蔵で8―10日」という日持ち。できるだけ帰る直前に購入されることをお勧めします。又、カウンター横には「ポチョックの糞」と言う名のショコラが。ポチョックとは「バスクの馬」の呼び名。おちゃめなアイテムも揃っています。そしてもう一つ見逃せないのがガトー・バスク。バタータップリの生地で特産のスリーズ・ノアールをふんだんに包み込み焼き上げたこの地の銘菓です。バスクマークが添えられたアントルメは11ユーロ前後~。又、シンプルにクレーム・パティシェールを詰め込んだものもあります。こちらの日持ちは「常温で4―5日」。大きすぎるわ、という方もご安心を。ミニサイズもございますので歩きながらおやつにどうぞ!

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ここの角から続くガンベッタ通り(rue Gambetta)の少し先には以前当サイトでご紹介したオリジナルマカロン‘ムシュー’や柔らかいヌガーショコラの‘カヌーガ’で有名な創業1895年の老舗パリエス「Pariès」があります。 パートダマンドの銘菓トゥーロンもここのスペシャリテ。
この通りには色柄の可愛い靴・エスパドゥリューのお店なんかもあってウィンドーショッピングにも最適です。

又、港沿いにあるロン・ポワン・ドゥ・ポール広場(Rond-Point du port)をスタートに町を30分程走ってくれるプチトランに乗り込めば、町をすり抜け海沿いを心地よく堪能できます。

潮風を浴びながら一日を過ごしたら、夜の海辺も目に納めて頂きたい。静かな波の音を耳に海沿いのカフェのテラスで休憩したら町中心のルイ14世広場あたりへ。この辺りはテラスレストランが点在しており最も盛り上がる場所でもあります。夏のシーズンには特設ステージが設けられ、バスクのベレー帽をかぶったムッシュー達によるライブが始まります。周りのレストランはいわゆるカフェ・ブラッスリーレベルのお料理で、特別高品質なメニューは望めませんが潮風を浴びながら屋外で頂くディナーは雰囲気があっていいものです。この日はこの地のスペシャリテ、カツオのプランチャ・トマトソース「Ventrèche de Pays Poêlé à la Basquaise(11ユーロ)」に仔牛挽肉にピーマンエスプレットをきかせたジューシーなラグー「Axoa (アショア14ユーロ)」、そしてお供にはバスクのビール「Bierre des Basques EKI ( 6ユーロ/50cl)」。お魚はフレッシュが使用されており、旨みもしっかり残っています。私達が望むしっとり柔らかい身の焼き具合と煮込み具合は期待できませんがボリュームも満点で熱々、美味しかったです。アショアは旨みが凝縮していてほんのり後引く辛さが何とも言えない一品なのです。この地に来たなら是非食べて頂きたいメニュー。ビールも飲み口すっきり爽やかで相性もぴったり。

そして夏の夜のメインイベント?はこの広場にて紙吹雪を散らし合うこと!側には特設スタンドが立てられ、カラフルな紙くずがびっしり入った大きな袋を販売しています。お父さんにおねだりした子供達が買いに行き、嬉しそうに抱え、時間になると一斉にみんなでばらまき散らし、他人であろうが誰であろうが、顔や背中めがけて投げ掛け合うのです。町全体が一体となって悪戯を楽しむ瞬間。袋の中の紙くずがあっという間になくなってしまった子供達、今度は下に舞い落ちたものをかき集めては又一生懸命紙吹雪を散らせます。夜空に舞い散る紙吹雪、後が大変だけどそんな夜のお祭り騒ぎもなかなか楽しいものですね。

割と小さな町ですので一日でも十分満喫していただくことができると思います。海に行くもよし、ここからちょっとバスやタクシーに乗って山に行くもよし。「海バスク・山バスク」といわれるこの地ならではの休日、季節を問わず楽しんでみて下さい。

Saint Jean de Luz 【サン・ジャン・ド・リュズ】
パリ・モンパルナス駅からTGVでSaint Jean de Luz Ciboure駅まで約5~8時間
(途中ボルドー乗り換えなどの電車などがありますので列車により時間は異なります)

■サン・ジャン・ド・リュズ観光局 Office de Tourisme de Saint Jean de Luz
20 Bd Victor Hugo 64500 Saint Jean de Luz
Tel : 05 59 26 03 16
Fax : 05 59 26 21 47
*夏季は9時~営業
定休日・営業時間は季節により異なりますので事前にご確認願います。
http://www.saint-jean-de-luz.com

■屋内マルシェ Les Halles
町の中央、Victor Hugo通り沿い
屋内マルシェ 毎日開催 6:00頃~
屋外マルシェ 毎週火・金曜 (7・8月は土曜も開催) 6:00頃~
*但しブースによっては準備完了が7:00頃~のものもあります

■Navette maritime / Bateau Nivelle III
Porte de Saint Jean de Luz 64500 Saint Jean de Luz
お問い合わせ先
Tel : 06 09 73 61 81
Fax : 05 59 47 06 24
運行期間 2009年4月11日~10月18日まで
運行時間 14:00出発
料金 9ユーロ~

■Maison Charles Larre
4 place Louis XIV 64500 Saint Jean de Luz
Tel : 05 59 26 02 13

http://www.maisoncharleslarre.com

【ビアリッツ店】
1 rue des Halles 64200 Biarritz

■Maison Adam
Place Louis XIV ( 6 rue de la république) 64500 Saint Jean de Luz
Tel : 05 59 26 03 54
http://www.macarons-adam.com
マカロン12個入(箱) 10.8ユーロ~ / 12個入(缶)14.1ユーロ.
【姉妹店】
・49 rue Gambetta 64500 Saint Jean de Luz
・27 place Clémenceau 64200 Biarritz

■Jean-Vier
48 rue Gambetta
Tel : 05 59 26 03 53
http://www.jean-vir.com
【その他の店舗】
・1 rue de l’Infante 64500 Saint Jean de Luz (港のすぐ側)  / Tel : 05 59 26 66 26
・25 rue Mazagran 64200 Biarritz / Tel : 05 59 85 20 55
・Carrefour des 5 Cantons 64100 Bayonne / Tel : 05 59 59 16 18
・66 rue de Vaugirard 75006 Paris / Tel : 01 45 44 26 74
・43 rue Boissy d’Anglas 75008 Paris / Tel : 01 42 66 08 45

■Pariès
9 rue Gambetta 64500 Saint Jean de Luz
Tel : 05 59 26 01 46
【姉妹店】
・1 place Bellevue 64200 Biarritz tel : 05 59 22 07 52
・14 rue du Port Neuf 64100 Bayonne tel : 05 59 59 06 29

■Le Petit –Train
お問い合わせ先
観光局又は
Tel : 05 59 41 96 94
Fax : 05 59 41 94 33
運行期間 2009年4月1日~10月30日まで
料金 3ユーロ~

■レストラン情報
La Txalupa
Place Louis XIV 64500 Saint Jean de Luz
Tel : 05 59 51 85 51
(*夜は21:00オーダーストップ  季節により異なりますのでご注意下さい)

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