お菓子の町サンジェニ St-Genix

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サヴォア地方の郷土菓子サンジェニスイスのジュネーブGenève、リヨンLyon、グルノーブルGrenobleの中心に位置するサヴォア地方の小さな町サンジェニSt-Genix。
お菓子の町と呼ばれる《サンジェニSt-Genix》と同じ名前の付いたお菓子をご存知でしょうか?ブリオッシュに赤いプラリネ(カラメル状に煮詰めたものをアーモンドなどのナッツ類にからめたもの)がたっぷりと入っており、さらに表面に砂糖がかかったもので、秘伝のレシピによって2世紀以上前より作られているサヴォア地方の郷土菓子。包装紙に使われる色の赤と白はサヴォア地方の旗を表現しています。
郷土菓子サンジェニはこんな伝説から生まれたそうです。

3世紀、アガタというシチリア人殉教者がいました。古代ローマの長官から交際を申し込まれますが、クリスチャンだった彼女は断ります。
サンジェニの教会長官は腹を立て彼女を拷問にかけることで、信仰心を放棄させようとし、さらにはアガタの両乳房を切り取ってしまうのです。
翌日、彼女の乳房が元に戻る奇跡が起きます。
しかし火刑台に送られる不幸なアガタに再び奇跡が起こるのは、彼女が火刑台に上ったその時。死刑執行人も死に至らしめるほど地面が大きく揺れ、アガタは命をとりとめるのです。
1713年シチリア公国との合併後、サヴォア公国はこの伝説を横取りし、アガタの誕生日である2月5日に胸の形をしたお菓子を作るようになったとか。

この伝説が本当かウソかは別にして、このお菓子のレシピをこの土地に持ち込んだのはPierre LABULLY氏と結婚したIsère県Abrets出身のFrançoise GUILLAUDさん。当時は表面に少しだけプラリネをのせただけのお菓子だったそうですが、1880年にPierreさんが中にもプラリネを入れるアイディアを思いつき、その後サンジェニSt-Genixという名前ではなく《ガトーラブリ Gâteau LABULLY》という名前で商品登録をします。なので実はこのお菓子サンジェニではなく《Gateau LABULLY》とよぶのが正解なのです。

老舗店LABULLY 老舗店LABULLY

それではこのお菓子を生み出した老舗店LABULLYへ。街の中心にある教会のすぐ横。ウィンドーには赤と白で包装されたサンジェニがずらり!サンジェニは量り売りで1キロ11,2ユーロ。2人分で大体4ユーロ前後を目安に。
砂糖がのったふんわりとしたブリオッシュ生地の中には赤いプラリネがたっぷり!甘いお菓子なのですが、あとを引くおいしさ。
サヴォア地方に来たならば、遠回りをしてでも買いたい郷土菓子サンジェニ。是非みなさんも一度食べてみてください。

サヴォア地方の郷土菓子サンジェニ サヴォア地方の郷土菓子サンジェニ

LABULLY【ラブリ】
Place de l’église
73240 St Genix-sur-GUIERS
Tel : 04 76 31 63 02

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