シェフの腕が創り出す、素材を生かした拘りフレンチ Restaurant Kigawa

素材を生かした美味しい料理がしっかりといただける、そんな魅力のレストラン「Restaurant Kigawa (レストラン・キガワ)」が、この3月21日、パリ14区にオープンしている。

以前、このhayakooでもご紹介した事のあるレストラン「O REBELLE (パリ 12区)」にて、6年間腕を振るっていた実力派シェフ 紀川倫広(きがわ みちひろ)氏が独立し、元パティシエでもある奥様の順子さんとお二人でスタートさせた、このレストラン。
店内は、さほど広くはないものの、落ち付いたシックな空間にまとめられており、さりげないセンスが至るところに感じられる。
サービスを担当するのは、順子さん。優しい笑顔と、細やかな心使いとで素敵な食事タイムを演出してくれる。(尚、デザートの一部と、ミニャルディーズは、彼女の手によるものである。)

心地よいジャズが流れる中、早速席に着き、メニューに目を通してみる。
ムニュは、21,5ユーロ(アントレ+プラ、又は、プラ+デザート)と、27,5ユーロ(アントレ+プラ+デザート)の2種類。(ちなみに、平日の昼のムニュは、17,5ユーロ(アントレ+プラ、又は、プラ+デザート)と、23,5ユーロ(アントレ+プラ+デザート)もある。)
しかし、せっかくなので今夜は思う存分、シェフの料理をアラカルトで堪能してみることにした。

まずは、アミューズ・ブッシュに、「子牛のリエット(Rillettes de Veau)」のサービス。
アントレには、「サーモンのマリネ(Mariné de Saumon) 10ユーロ」と「パテ・シェフ風(Pate en Croute de Chef) 15ユーロ」を取ってみる。
「サーモン」は、新鮮なサーモンの美味しさと、中に潜んだチップスの歯ざわりが印象的。「パテ」の方は、シャラン産鴨と、そのフォアグラが閉じ込められた、かなりリッチな美味しさ。サイズもドカ~ンと、ご覧の通りである。添えられたキュウリ、大根(ビネガーでマリネされた)の酸味と、歯応えが新たな食欲をそそってくる。

メインには、「子牛の舌(Croustillant de Langue de Veau) 18ユーロ」と、「イバイオナ産豚の胸肉(Poitrine de Cochon Ibaiona) 20ユーロ」を選択。「子牛の舌」は、まず、そのポーションの大きさにビックリはしたものの、口にしてみると表面のカリカリ感が実に香ばしく、 マジョラム(ハーブ)の風味、ソースとの相性もバッチリ。下に添えられた春野菜も残さず完食である。

「豚の胸肉」の方も豪快な一皿。じゃが芋のピュレの上には、先程ココットの中で調理されたばかりの豚の胸肉が、ボリューム感のあるドレッサージュで運ばれてきた。柔らかく、美味しい肉汁、肉の香りが口の中に広がり、そろそろお腹も一杯なのだが、どうしても止められない!コロンと置かれた金柑のコンフィも懐かしさを伴う味わいである。

そして、デザートには、「プラリネ・スープ・ショコラ(Soupe Praline Chocolat) 10ユーロ」と、「スフレ・グラン・マニエ風味(Soufflé au Grand Marnier) 10ユーロ」を頼む。「スープ・プラリネ」は、ヴァニラをたっぷりと使用したクリーミーなプラリネ風味のスープと、酸味を効かせた爽やかなライムのムースが楽しめるもの。加えて、カカオのチュイールと、自家製ガトー・ショコラが添えられるのも嬉しい。「スフレ」は、ヴァニラや、グラン・マニエの香りも豊かに、ふわ~っと膨れ上がって運ばれてくる。こちらも、かなり食べ応え充分!!タヒチ産ヴァニラ風味のアイスクリーム付き。

食後のカフェ(3ユーロ)に、数種類のミニャルディーズ(サブレ、マカロン、ケーキなど)をいただきながら。。。。。満腹感、満足感に浸る時。

素材を重視し、味、ポーション共にしっかりとした一皿に仕上げ、お客様の記憶にも鮮明に残るような料理をサービスしていきたい、とおっしゃっていたシェフ。美味しいフレンチを期待通り堪能できる、この「レストラン・キガワ」。是非とも足繁く通っていただきたい、お勧めのレストランである。

尚、このhayakooをご覧になり、ディナーの予約をなさった方には、食前酒のサービスあり。(5月末まで)

Restaurant Kigawa【レストラン・キガワ】
186 rue du Château 75014 Paris
メトロ:4番線 Mouton Duvernet 、Alésia 又は13番線 Pernety
Tel:01 43 35 31 61
営業時間:12時~14時、19時~22時30分
定休日:火曜日
http://kigawa.exblog.jp/
75014 Paris, フランス

シェフの腕が創り出す、素材を生かした拘りフレンチ Restaurant Kigawa」への3件のフィードバック

  1. 内藤

    9月11日(日)の昼に伺い、アラカルトでいただきました。
    前菜:サバのマリネ
    フレンチでサバ?と思いましたが、しめ鯖好きの私としては外せませんでした。久しぶりにホッとする味わいでした。酸味を抑えた甘酢にマリネされたサバは脂がのって美味。
    主菜:ハトのロースト
    焼き具合もちょうどよい!これまた脂がのっていてジューシー。覚えていませんが有名な産地の鳩だそうです。臭みはまったくありません。
    しっかりとしたソースだけどしょっぱくないソースとよくからむ。素材の味がわかります。
    付け合せのマッシュポテトは他店ほど重くなく料理とマッチしてました。
    デザート:プラリネ・スープ・ショコラ
    これはおいしい。おかわりしたいくらいでした。
    デザートワインとの相性も最高でした。

    料理もサービスも良くコストも魅力なレストランでした。
    日本人にとってはこの上ない居心地。

    初日は「Le Violon D Ingres」でディナー、サービスは最高でした。片言の英語でも笑顔で応対、うれしいものです。
    翌日は「L ami Jean」でディナー、料理は最高でした。たたずまいは居酒屋みたい?フランス語ができないとサービスは期待できません。

    最終日のランチの時間に伺いましたが、初めてのパリを去る前にいいお店にめぐり合いました。
    またパリに行くチャンスがあったら、必ず寄らせていただきます。

  2. chiharu

    内藤様
    コメントありがとうございます。
    充実したパリの日々をお送りになられたでしょうか。

    このレストランは、厳選した素材の持ち味を充分に
    生かした美味しいフレンチがいただけるので、
    私もお気に入りのお店です。

    次回パリにいらっしゃる時も、また足を運んでみて下さいね。

  3. 山崎和雄

    9月20日のランチに家族4人で伺いました。やはり日本語が
    通じると有難く、料理もとても満足しました。当日夕方便で
    帰国しましたが、お腹一杯で機内食はパスしました。
    来年4月、7月もパリに妻と2人で行きますので立ち
    寄らせて下さい。

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