ユネスコ世界遺産名跡を残す町とシャンパン・メゾン Reims

シャガールのステンドグラスでも有名なノートルダム大聖堂Reims【ランス】パリから電車で約1時間半、シャンパンの街で有名なランス(Reims)。ユネスコ世界遺産に指定された名跡を残す芸術と歴史あるその素敵な街はパリから日帰りで充分楽しめます。

街の中心には13世紀ゴシック建築の最高傑作でありシャガールのステンドグラスでも有名なノートルダム大聖堂(カテドラル)があります。フランス初代王クロヴィスがこの地ランスで洗礼を受けた事から、その後のフランス王もランスで戴冠式を済まさなければ正式な王とはみなされないと言われたそうで、現に1825年までフランスの歴代国王25人が戴冠式を行ったと言われています。

シャガールのステンドグラスでも有名なノートルダム大聖堂Reims【ランス】又、12世紀のステンドグラスも素晴らしいサン・レミ司教の遺体が安置されているサン・レミ教会。音響効果に優れ夏にはコンサートなどもあるそう。
そしてフランスでご活躍なされた日本人画家・藤田嗣治氏のチャペルも有名です。

素晴らしい建築物もゆっくり眺めたいところですが、気になるのはやはりシャンパン・メゾン。ポメリー(Pommery)、ヴーヴ・クリコ(Veuve Cliquot Ponsardin)、ピペー・エドシック(Piper-Heidsieck)、マム(Mumm)仏語では「ムム」、ランソン(Lanson)、テタンジェ(Taittinger)…。どこから行こうか迷ってしまいます。さて、お目当てのカーヴ見学、その前にまず中央広場にある観光局で情報をしっかりゲットして下さい。有名なグランメゾンは既に予約で一杯だったり、見学も開始時間が決まっており、目の前まで行っても次のスタートまで待ちぼうけ、なんて事にもなりかねません。行きたいメゾンは予約を入れることをお勧めします。観光局では日本語の簡易パンフレットもあるので受付でもらうと便利です。

ポメリー(Pommery)シャンパン・メゾン私がまず訪れたのはポメリー。大きな門をくぐって入口に向かうまでの景色も趣があります。館内は開放感溢れる高い天井。入口で見学チケットを購入。奥にそびえる大きな扉の向こうにカーブへ続く階段が。時間になるとガイドさんが現われ、その長~い階段を降りていく事から見学はスタート。こちらのカーヴは、かつてローマ人がランスの町を造りあげる為に地下から石を切り出した石切場の跡である「クレイエール」を再利用してあるのが見物です。ガイドさんがシャンパンの製造行程を説明しながら地下へと案内し、最後にシャンパンを試飲させてくれるのが一般的。ゆっくり歩きながら所要時間約一時間ってところでしょうか。ガイドはメゾンによりけりですが、フランス語、英語、スペイン語など。日本語では唯一ピペー・エドシックでのみ見学できます。ポメリーでは最後にキリっと冷えた辛口シャンパンを試飲して、いざ次へ。

ピペー・エドシック(Piper-Heidsieck)シャンパン・メゾン次に訪れたのはピペー・エドシック。日本ではパイパー・エドシックと言いますが、フランス語では「ピペー」と発音します。こちらは見学コースが最後に試飲するシャンパンの数によって値段が異なります。私はブリュット(BRUT)とロゼ・ソヴァージュ(ROSE・SAUVAGE)の2杯を試飲できる11ユーロのコースを。ちなみにBRUTのみなら7.5ユーロ。こちらはまず自分で歩いて館内を進み、途中からアトラクションカーに乗り込んで館内をまわるシステム。車のスピーカーから日本語の説明が流れ、時にはくるっと後ろ向きになって進みながら製造行程のオブジェを見学。ポメリーに比べたら厳かなカーヴは見学できず只車に乗ってるだけで少し満足感には欠けました。しかし最後はとても可愛いサロンで着席タイプの試飲。説明が印刷されたペーパーマットも出てきてゆっくり試飲が楽しめます。シャンパンに浸して食べるランスの銘菓「ビスキュイ・ド・ランス」も付いてきてちょっぴり得した気分。又こちらのブティックは充実しており様々なグッズが購入できます。ワインクーラーやブッション(栓)、ピペーのエプロンやトレー、ブション柄のハガキなどなど。ビンテージものなどシャンパン・ピペーシリーズも購入可能。

テタンジェ(Taittinger)シャンパン・メゾンのカーヴ見学Reims【ランス】そして最後はテタンジェ(Taittinger)へ。ここの敷地はサン・ニケーズという修道院の跡地で、カーヴもクレイエール(石切場)の再利用。まずは入口の小部屋で短い映像を観たら下へと降りていきます。ひんやり冷たいカーヴには時代を重ねた石の歴史が感じられます。試飲は小部屋で皆で。椅子が少しありますが、すぐに埋まってしまうのでお疲れの方はお早めに。

シャンパン・メゾン。ポメリー(Pommery)、ヴーヴ・クリコ(Veuve Cliquot Ponsardin)、ピペー・エドシック(Piper-Heidsieck)、マム(Mumm)仏語では「ムム」、ランソン(Lanson)、テタンジェ(Taittinger) シャンパン・メゾンのカーヴ見学Reims【ランス】

各メゾンの定休日や満席率、見学時間のスタート調整などでこの3メゾンしかまわれませんでしたが、見ごたえたっぷりの一日。最後は大聖堂の周りにあるブティックでお土産探し。この地で有名なシャンパーニュの絞りかすで作ったブランデー「マール・ド・シャンパーニュ」が中に入ったブッション(コルク栓)型のチョコレートや、ランス銘菓のビスキュイ・ド・ランス、可愛いシャンパーニュ型のマグネット等があちこちにあります。パリからも近いランス。製造行程を見ながら飲むシャンパンは又格別の味ですよ。

Reims【ランス】
SNCF・パリ東駅(Gare de l’est)からLongwy行き、約1時間30分。ランス駅(Reims)下車。
*2007年6月、パリ=ランス間にTGV が開通予定。所要時間約45分に短縮予定。

■ランス観光局
2, rue Guillaume de Machault 51100 Reims (大聖堂のすぐ側)
TEL : 03 26 77 45 00
FAX : 03 26 77 45 19
営業時間 : 2006年12月15日~2007年4月5日 9:00–18:00、日・祝11:00–16:00
2007年4月6日~2007年10月14日 9:00–19h00、日・祝10:00–18:00
2007年10月15日~2008年のpaques(復活祭)まで 9:00–18:00、日・祝11:00–16:00
定休日 : 12月25日、1月1日
http://www.reims-tourisme.com/

■ポメリー (POMMERY)
5 place du General Gouraud 51100 Reims
TEL : 03 26 61 62 56
FAX : 03 26 61 63 88
営業時間 : 10:00–18:00 (カーヴ・ブティック共)
定休日 : 無休
http://www.pommery.com (生年月日を入力してEnter)

■ピペー・エドシック (PIPER-HEIDSIECK)
51 Boulevard Henry Vasnier 51100 Reims
TEL : 03 26 84 43 44
FAX : 03 26 84 43 84
営業時間 : カーヴ 9:30–11:45/14:00–17:00 (3月1日~12月31日の毎日)
ブティック 9:30–12:30/14:00–18:00 (3月1日~12月31日の毎日と1月、2月の月-金)
定休日 1月、2月 (カーヴのみ。ブティックは1、2月も月-金で営業)
http://www.piper-heidsieck.com (生年月日を入力してEnter)

■テタンジェ (TAITTINGER)
9 place du Saint-Nicaise 51100 Reims
TEL : 03 26 85 84 33
FAX : 03 26 85 84 05
営業時間 : 9:30–13:00/14:00–17:30(最終出発12:00/16:30)
月中旬~9月中旬 (日・祝含む 毎日営業)、9月中旬~3月中旬 (月-土 のみ営業)
定休日 : 9月中旬~3月中旬の日祝
http://www.taittinger.fr/

■メゾン・ド・シャンパーニュの総合サイト
http://www.umc.fr (日本語選択有り)

by junko on 2007-04-25 [バカンスへ行こう]
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『ユネスコ世界遺産名跡を残す町とシャンパン・メゾン Reims』へのコメント3件

  1. 二年前の夏、パリでお茶したり お友達のお部屋へ付いて行ったY子の母です。
    覚えていらしゃるかしら? つい最近あなたのフランス便りを教えてもらい毎日楽しんでいます。とっても素敵で興奮して前の分から見てるのよ! 行った処は特にわくわくしてます。ランスのシャペルフジタはあと少しのところで引き返したので絶対行きたいとこです。 
    これからも楽しみにしています(^。^)よろしくね!

    コメント by 母 すみこ - 2007-04-26 @ 6:19 am

  2. 母すみこ様。温かいコメントどうもありがとうございます。勿論忘れることなどありません!しっかり覚えております☆フランスは母すみこ様もあちこちへと訪れられたとおうかがいしておりましたので、このサイトを見て又是非是非パリに来て頂きたいなぁと思います。行けなかったフジタもリベンジしに来て下さいね。Y子さんとのご縁に感謝しつつ、母すみこ様とのご縁にも改めて嬉しく思います。今後もわくわくして頂ける記事探しに頑張りますのでどうぞよろしくお願い致します☆コメントありがとうございます!!

    コメント by junko - 2007-04-26 @ 9:16 am

  3. […] ロマネスクを代表する作品として、モワサックの「サン・ピエール教会の正面入り口(1120−1130)」や、オータンの「サン・ラザール大聖堂の”イヴの誘惑”(12世紀)」などは、必見である。 また、ゴシックでは、ランスの「ノートルダム大聖堂正面扉の”微笑の天使”(1130)」や、フランス・ゴシックを代表する、シャルトルの「ノートルダム大聖堂の西側扉の”諸王の入り口”(1145−55)」などは、見逃せない。 ルネッサンスでは、リモージュの「サン・テチエンヌ大聖堂のジュべ(内陣仕切り)(1533−36)」や、ルーアンの「大時計の彫刻(16世紀始め)」がお薦め。 […]

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