心を込めて練り上げられる柔らか自家製アイスクリーム RAIMO

グルメ > スイーツの都

パリの老舗グラシエRAIMO【レモ】1947年創業、パリの老舗グラシエ。香料、着色料、保存料一切なしの完全手作りで練り上げられるアルティザンのアイスクリームにソルベ達。カラフルな色合いもその味も正真正銘、素材100%のものばかり。Raimondo家により継続されたこのお店の歴史はその息子さん達により現在3世代目として時を重ねています。歴史の始まりはイタリア出身のRaimondoさんご夫婦がフランスにやってきた20世紀初頭のこと。ご主人は高級ホテルにて、奥さんは服飾関係の仕事をしておられました。パリにやってきた彼らは1947年にグラシエとしての第一号店を12区のpicpus通りにオープン。瞬く間に評判を得たそのお店は5年後に拡大され、数メートル先の現在地へまでと広がりました。イタリア出身の彼らでもアイスクリームはフランスのもの。なぜならご主人が働いておられた高級ホテルとはフランスはEvianのLe Touquetにあるパラスのものだったからです。その後息子さんのJean Raimondoさんへと継承され、又その息子さんMarc-Antoineさんへと引き継がれ、現在サロン裏のアトリエでは若き優秀なグラシエール達により当時のルセットと変わらぬ出来立てのアイスクリームが練り上げられているのです。オリジナル溢れるフレーバーとそのアレンジされた作品の数の多さはメニューを開いて驚くはず。

ソルベはランジス市場から仕入れたフレッシュフルーツを使用。ものによっては原産を尊重し品質の良いものを取り寄せておられるとのことですが、その際も空輸を使ってフレッシュさを大切にキープすることを忘れない。又、柑橘類は苦みとなる皮部分摩擦のデメリットを抑える為にも機械ではなく作業は手絞りという拘りよう。季節感を重視し、その時々に食べて一番美味しい果物達をソルベに閉じ込めておられます。今年2009年のニューフェイスはマンゴー。果肉そのもの味わいが口いっぱいに広がるはず。

パリの老舗グラシエRAIMO【レモ】 パリの老舗グラシエRAIMO【レモ】

そしてご自慢のグラス(アイスクリーム)は厳選された高品質の材料で練り上げられます。低温殺菌全乳に新鮮な卵、加える香料やスパイスは粉末は使用せずきちんと削り落したものを加えること、プラリネ、キャラメルは自家製を使用。マロンはローヌ=アルプはアルデシュ県に位置するオーブナAubenasのマロングラッセで有名な老舗Maison Imbertのものを厳選。アイスクリームで食べるには必須の定番通常メニューに加え、今年の新メニューはヴィオレ(すみれ)やフロマージュブランなどの5種が加わりました。その他にもデザートアイスとして目が離せないのがヌガーグラッセやバシュラン、アイスをマカロンで挟んだマカロングラッセなどとそのバリエーションも素晴らしい。

パリの老舗グラシエRAIMO【レモ】2008年夏にリニューアルしたサロンの内装は大理石がふんだんに使われレトロな美しさから現代レトロを思わす清潔感溢れる店内に変身。ビストロ風の椅子は昔を忘れぬ面影を残し、又奥のフロアにはルイ16世モデルの長ソファが置かれていたりと高貴な雰囲気も。アイスクリームは一つからでも店内で頂けます。数あるフレーバーから選ぶのはどれもこれも捨てがたく時間がかかってしまいますが、まずは一番人気で定番のヴァニラと今年の新作ヴィオレ(すみれ)の2種盛り(6.5ユーロ/2boule) を。ヴァニラビーンズもたっぷり練り込まれたヴァニラ味はコクがあって濃厚ミルキー。決して甘ったるくない優しい甘さが後引く美味しさです。ヴィオレは透き通る香りが鼻孔を突き抜ける上品な味。どぎつく香料っぽい味になりがちなヴィオレですが、甘さが控え目でヴィオレの味が引き立っています。そのテクスチャーはどちらも口に入れるとふかふか、ふわふわ。十分に練って空気を抱き込んでいる為とても軽やか。クラッシクレトロなグラスも気分を盛り上げてくれます。

パリの老舗グラシエRAIMO【レモ】もう一品はお店でも人気のマロングラッセとメープルシロップ。マロングラッセは自然の栗の味わいがしっかり感じられるもの。ねっとりしながらもソルベ状のさらりとした絶妙な柔らかさ。濃厚なのに甘ったるくないところがとても美味しい。そしてただ「甘い」でボヤケがちな味になりそうなメープルシロップですが、メープルの香りがきっちりと味になりアイスになっています。ふわっと口に広がる芳香な甘みは病みつきになりそう。こちらも甘すぎず、味が濃厚なのが印象的。

パリの老舗グラシエRAIMO【レモ】2つでは物足りずもう1種追加することに。ショコラ・オ・レにRAIMO特製シャンティを付けて(6.5ユーロ/ 1boule 4ユーロ+シャンティ2.5 ユーロ)。ご想像の通りショコラは苦みと甘さが調和したバランスの良い味で喉越しがすっきりしている上品なショコラ。オ・レですから勿論ミルキーです。こちらも決して甘ったるくないのが素敵。シャンティは自家製オリジナルということですが、ふわっふわでミルキーでとっても美味しい!口に残る脂肪分がしつこくて胃もたれしがちなシャンティですが、クリーミーとミルキーが喧嘩せずに一体化した生クリーム、と表現したらいいのでしょうか、とっても美味しかったです。結局またおかわりしたくなっちゃう、そんなアイス達はやっぱり丁寧に仕込まれ、しっかり練り上げられる生きたアイスだからこその美味しさ。

たっぷりシャンティにソースもかかった盛りだくさんのグラス、クープ・グラッセ(9.5ユーロ~)やマカロンとアイスがセットになったドュオ・ドゥ・マカロン(12.5ユーロ)、メレンゲでアレンジされたヴァシュラン(12ユーロ)なんかも捨てがたいメニュー。しっかり堪能したい方は是非。飲み物やパティスリーも充実しており、又朝はプチデジュネメニュー、昼はブランチ、そして夜はバーとしても早変わり。テラスでシャンパンを抜いて、オムレツサラダを頬張る方々のお皿を覗きこめばボリュームたっぷりで美味しそう~。今度は食事をしてデザートにアイス、といきたいものです。

近隣の常連さん達で賑わうあったかい空気の流れたRAIMO。たった1種のアイスクリームでも座って頂けるのはありがたいですね。サロンのすぐ隣にテイクアウト専用のブティックもオープン。ますます人が集まる人気のグラシエに進化、変化しています。それでも歴史と技術、その美味しさは今も昔と変わらぬRaimondo家ご自慢のアイスクリーム。変わることはありません。

RAIMO【レモ】
59-61 boulevard de Reuilly 75012 Paris
Tel : 01 43 43 70 17
営業時間: 10:00~0:00 (隣のブティックは10:00~22:00)
定休日 : 無休
メトロ : 6番線 Daumesnil
http://www.raimo.fr

■ブティック Boutique RAIMO
63 boulevard de Reuilly 75012 Paris

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 心を込めて練り上げられる柔らか自家製アイスクリーム RAIMO
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
心を込めて練り上げられる柔らか自家製アイスクリーム RAIMOパリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>