ヨーロッパの視点から世界の芸術、文明を Musée du Quai Branly
2006年6月オープンしたケ・ブランリー美術館。
この美術館は、エッフェル塔のすぐ傍に位置し、同じケ・ブランリーに面しているため、この名が付けられている。
そして、ここは、現シラク大統領が、パリ市長時代に支持した新国立美術館プロジェクトが遂に、現実の姿となったものでもある。所蔵作品は、30万点を超すといわれており、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの芸術、文明に関する19世紀~20世紀の品々が展示紹介されている。
また、美術館自体も、カルチェ財団美術館や、アラブ世界研究所と同じ、ジャン・ヌーヴェルの設計による斬新なものとなっている。
入り口より、やや傾斜のあるスロープを登っていく。ホッ!と一息つきたいと思う頃に展示ホールが現れる。
照明は、かなり控えめのため、全体的に薄暗い。
細長い楕円状のホールは、まず、大きく分けて、オセアニアゾーンから。
パプア・ニューギニアをはじめとする太平洋諸島ブロック。続いて、ニューカレドニア等のポリネシアブロック。
立像、マスク、儀式に使用された衣装など、似通ったものが多いように見受けられる。
それから、ニュージーランド、オーストラリアのブロック。
特に、オーストラリアブロックで展示されている、布上に細やかな(気の遠くなるような)点々で描かれたデッサン画は、どれも必見。
ここから、アジアゾーンに入る。
日本からは、藍染めのデサイン画。
そこから、中国、ベトナム、タイ、ビルマ、ヒマラヤ、インド等、各国の装飾品、工芸品、及び、民族衣装が展示されている。(ところで、日本の着物がないのは何故?)
続いて、インドから、アフガニスタン、イランへと、オリエントの国へ移動していく。ここでは、数々の銀製工芸品を目にすることが出来る。
そして、ここからは、アフリカゾーンへ突入。
宗教めいた、いわゆる、祈祷、護身用等に使用される彫刻、マスクが目立つ。
最後に、アメリカゾーンに至る。
まずは、インディアン時代の北アメリカから、羽飾り、衣装、サンダル等。
そして、中央アメリカは、マヤ、アステカ時代の石像や、陶器。
ラストは、南アメリカ。インカを物語る品々が、ペルーより展示されている。
また、メザニン式のここの上階には、3つのギャラリースペースもあり、各種エキスポジションが催されている。
薄暗い美術館から外に出る。明るい陽差しと、敷地内に設された芝生の緑、小川の流れが、実に心地良く感じられる。
Musée du Quai Branly【ケ・ブランリー美術館】
37 quai Branly 75007 Paris
アクセス : メトロ9番線 Iena 又は、Alma Marceau、6番線 Bir-Hakeim、RER C線 Pont de l’Alma
Tel : 01 56 61 70 00
開館時間 : 10:00~18:30、木 ~21:30
休館日 : 月
入館料 : 8.50ユーロ、割引6ユーロ、無料 18歳未満、 第1日曜
www.quaibranly.fr
by chiharu on 2007-04-17 [美術館・博物館]
この記事に対してコメント、またはトラックバックを送信できます。
トラックバックURL : http://www.hayakoo.com/quai_branly/trackback/




















ケ・ブランリーでもマンガ Au pays des manga…
昨年6月にオープンしたアジア、オセアニア、アフリカ、アメリカの原始文明を紹介するケ・ブランリー美術館。今月は日本のサブカルチャー、マンガにスポットを当てたイベントが催さ…
トラックバック by パリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo - 2007-04-17 @ 8:14 pm