60年代のフランスが詰まったキーホルダー Françoise Chappuy
パリ近郊で最大の蚤の市、クリニャンクールにヴィンテージのキーホルダー(仏語ではポルト・クレporte-clé)を専門とするスタンドがある。フランスはもちろん、日本でも熱が冷めない人気のフレンチキーホルダーを扱うのはフランソワーズ・シャピュイFrançoise Chappuyさん。
クリニャンクールの中でも最も歴史があり、人気のあるマルシェ・ヴェルネゾンMarché Vernaisonに構える小さな店内の壁面はフレンチキーホルダーで埋め尽くされている。
不屈の人気といえば60年代に約3000種のキーホルダーを製造したブルボン社のもの。ブルボンBourbonと呼ばれるキーホルダーは、企業の販促として配られたものだ。ホルダー部分の形に特徴を持ち、厚めの透明なアクリルの中にミニチュアのオブジェを閉じ込めたものが基本形。
ブルボンの中にも種類があり、例えば、定番のエビアンEvianはアクリルに封印されたミニチュアボトルの中の液体に気泡が入っている。その気泡がキーホルダーの揺れに応じて動くためにセミ・モビルsemi mobileと呼ばれる。
モビルmobileは中に空洞を作り、液体とオブジェを閉じ込め、オブジェを動かせるというモデル。トータル・シトロエンTotal Citroenの場合は、トータルのガソリンスタンドに止まった赤いシトロエンDSが前後すると言う、可愛さが人気のモデル。
ブルボンの価格は状態の良いレアものとなると、単なるキーホルダーといっても日本では何万円と行った単位で流通。もちろんヴィンテージなわけだから、もう一生この状態のこのブルボンに出逢えないかも、と思うとコレクター熱が上昇。
シャピュイさんのキーホルダーは、レア度と品質がしっかり管理されている。
同じモデルでも、状態が良い物が30ユーロするなら、そうでないものは、『これはこの部分に曇りがあるから』と5ユーロ。壁に飾られているキーホルダーはキラキラ光る状態良好モデル。カゴにまとめて入れられている物は1ユーロから始まる。
お目が高いシャピュイさんのブティックで、誤ってかごに入ってしまった掘り出しモノは見つからないが、普段使いには是非、チェックしたいディスカウントコーナーだ。
ブルボン以外には、メタル製やプラスチックのフィギュアなどのキーホルダーがある。
メタルの中にもオーギスAUGUISと呼ばれる丸くてがっちりとした厚みをもつホルダー部分やサヴィニャックがデザインしたマットレスメーカーのトレカTrecaなど人気の高いモデルがある。
フィギュアはビスケットやチョコレートのミニチュアだったり、エッソボーイのようにメーカーのマスコットがついていたり。
また、彼女はフレンチキーホルダーをテーマ別に紹介したコレクターのバイブル的な本『レ・ポルト・クレles porte-clés』も出版した強者なのだ。そんな彼女のブティックだから、キーホルダーの話に花が咲き、安心してショッピングできる。それから、遠方の方に朗報なのは彼女のサイトでオンラインショッピングもできるということ。『通販の商品のコンディションにはもっと厳しくしているのよ』という、彼女の言葉に、取り扱うキーホルダーへの愛情が浮き出ている。
小さなキーホルダーに凝縮された世界、というのが60年代のフレンチ・キーホルダー。クリニャンクールへ行くなら、是非立ち寄ってみたいスタンドだ。
Françoise Chappuy【フランソワーズ・シャピュイ】
Marché Vernaison,allée 5, stand 88
99 rue des Rosiers 93400 SAINT-OUEN
営業時間 : 土日9:00〜18:00、月10:00〜18:00
メトロ : 4番線Porte de Clignancourt
http://www.portecles-publicitaires.com/
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お宝発見! 第2弾…
この間ちょっとブログに書いたんだけど倉庫で探し物をしていたときの話。
ファイヤーキングのマグを発掘したときに一緒に出て来たブルボン社のキーホルダー…
トラックバック by 興味な生活の物 - 2008-03-30 @ 7:00 pm
[…] クリニャンクールの蚤の市で開催される、夏休み前の恒例のジプシージャズ・フェスティバルJazz Musette des Puces。おなじみのビレリ・ラグレーン、シルバン・リュック 、ディディエ・ロックウッド、アンジェロ・デバール、リシャール・ガリアーノ 、オリヴィア・ルイズなどの豪華キャストで、大舞台でのライブはもちろん、間近で体感できるカフェでの演奏は要チェック! […]
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