バスもやっと通れるぐらいの細い細いエコール通り(rue de l’Ecole de Médecine)、オデオンに程近いパリ大学・医学部のすぐ側にあるのはウィーン菓子の美味しい小さなサロン・ド・テ。
普段はバスで通るのだけど、下車してでもひょいと休憩をしてまう。そんな家庭的な雰囲気でいつも溢れていて思わず吸い込まれてしまう。1928年創業以来、今も変わらずノスタルジックな下町ウィーンの雰囲気を漂わせながら庶民のティータイムを癒し続けています。ハンガリー人であるシェフ、ジャン・リュックさん(Jean-Luc Guillot)の作る興味深いウィーン菓子がずらりと並んだショーケースを横目にその小さな入口の階段を上ると、テイクアウトコーナーとカウンタースペースが。サンドゥイッチ(3.1ユーロ~)やキッシュ(4.6ユーロ前後)、ピザやサラダ(3.2ユーロ~、以下カッコ内は全てテイクアウト金額)などもあり、お昼時には隣の大学から学生達がわんさかと集まりいつもいつも本当に一杯。まるで我が子のように「今日は何にするの?」と声をかけてくれるのは白いエプロンをしめたマダム達。「しっかり勉強しなさいよ」と言わんばかりに温かさを持ってテキパキとケーキやコーヒーを運んでくれます。ちなみにコーヒーはテイクアウトもOK(1.2 ユーロ~)
店内には小さいけれどサロンスペースがあります。左側が喫煙サロンで奥の小さな部屋が禁煙サロン。ゆっくり座ってウィーン菓子を楽しむもよし、入口のカウンターでささっとコーヒーとパンを頬張るのも悪くない。
サッシャートルテ(ザッハートルテ・3ユーロ)はふんわり生地で軽く優しい食感。パサついた生地にジャリジャリと甘いショコラの糖衣のパンチあるものもあるけど、ここのは食べやすくて大きく一切いけてしまう。間にサンドされたアプリコットジャムが甘すぎず、酸っぱすぎずでバランスもいい。
他にもシェフのスペシャリテ、「アップルシュトゥルーデル(2.7ユーロ)」はシナモン風味にリンゴがズッシリ。「フォレ・ノアール(3ユーロ)」は生クリームタップリにグリオットがひそんだウィーンの名物、クルミやノアゼットをたっぷり焼き込んだタルトもしっとりしていて美味しい。そして名物のPavot(ケシの実)を使ったタルトがたくさんあって面白い。Pavot入りタルトはお腹にぐっとくる、というか口の中の水分が吸収されつつあるようなズッシリものなので、さすがに2種一気には食べ応えがあるかもしれないけれど、秋の涼しくなった季節には、そんなちょっとどっしり目のタルトを注文したくなる。下にリンゴのコンポートがびっしり詰めこまれ上の層がPavotになった「フラニ(Flanni 2.3ユーロ)」はバランスも良くて美味しい。好みはあるかもしれないけれど、口の中でプツプツと広がり噛みしめるほどに風味がたって結構クセになる味なのです。
又、「キフリ(Kifli 2.3ユーロ)」はPavotのパートをブリオッシュベース生地のパンで包みこんだもの。クルミ風味の2種揃っており、朝食にちょっとつまむのにいい。
また、ウィーンならではのウィーン風コーヒー「Café Viennois」も人気で、生クリームが溢れんばかりに乗せられてやってきます。質高き生クリームを使用しているので味わいも深いです。
店内飲食はテイクアウト金額よりほんの少しUPしますがどれも良心的なお値段なのでケーキ1つとカフェで予算6ユーロ前後ではないでしょうか?
おしゃべりに花が咲いたらケーキをもう一つ追加して、ウィーン風なティータイムをまったりと過ごすのも秋の醍醐味ではないでしょうか。
Patisserie Viennoise【パティスリー・ヴィエノワーズ】
8 rue de l’Ecole de Médecine 75006 Paris
Tel : 01 43 26 60 48
営業時間 : 9:00~19 :00
定休日 : 土・日・祝
メトロ : 10番線Odéon




















m said 昨日行ってみたら、もうお店がありませんでした。