バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle

バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelleパリの高級住宅街16区に広がるブローニュの森。お天気のいい季節になるとスポーツにピクニックにと沢山の人で賑わう憩いの場所。広い広い緑の芝生に美しい花々。そんな自然溢れる豊かな森の中に美しいバラが咲きほこる公園、「バガテル公園 Parc de Bagatelle」があります。遡ること1777年、アルトワ伯爵(Comte d’Artois,「CharlesX」1757-1836,ルイ16世の弟)がマリー・アントワネットと共に建築家のベランジェ(Belanger)に依頼し、小さな池やなだらかな小川、小径を配し、園路を巡りながら景色を鑑賞できるような独特なスタイルにしました。敷地面積およそ24万㎡のイギリス回遊式庭園。当時そのスタイルを好んだ妃もよく訪れたのだとか。時は流れ1905年にはパリ市が買収し、20世紀初めに活躍したフランスの造園家フォレスティエ(Jean-Claude Nicolas Forestier 1861-1930)によって手が加えられ、印象派画家達から影響を受けた景色を望む公園へと変化していったのだそうです。

翌2年後の1907年には世界初の「バガテル国際バラ新品種コンクール」が開催され、今も尚、世界のバラ育種家や専門家、愛好家達の登竜門ともなる場所となっています。このコンクール、種植えから審査までに2年の月日を要し、熟練した庭師達によって育てられながらじっくり時間をかけて審査されるのだそう。その結果が毎年6月。みんなが息をのむ瞬間。栄えあるグランプリに輝いたものや最も香りが豊かな「芳香賞」などを受賞したバラ達もここで鑑賞できます。又、5~6月が1年で最も多くのバラが咲きこぼれることから一番の見ごろとされています。ちなみにこの「パリバガテル公園」、日本は伊豆にある「河津バガテル公園」と姉妹園なのだそうです。何だか嬉しいですね。

バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelleさぁ、歴史はこれぐらいにしてとにかく中へ入ってみましょう。門をくぐって右横すぐにインフォメーション、トイレがあります。ちなみにインフォメーションでは地図は配っていないそうなのでご注意を。その右手にレストランがあります。バラの香りを感じながら太陽満点ランチもとっても素敵ですね。その右奥にバラ園が広がっています。

が、まずは左側からお散歩することに。というのもこのバガテル公園、美しい孔雀がいることでも有名なんです。歩いている途中に出くわす白鳥や鴨達。池のほとりで水遊び。はたまた小径の先には亀も発見。なんて自然なんでしょう。そして水面に出てきたら。。。いましたいました。

孔雀!残念ながらこの日はその羽を広げてはもらえませんでしたが、力いっぱい大きな声を響かせていました。あたりを見回すとその他の孔雀達もゆっくりお散歩。先には美しいトリアノンやシャトーの姿も。のどかです。

バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle

その先には小さなバラ花壇が。それだけでも十分美しいスペース。ゆっくり眺めながら先に進むとふわっといい香りが立ち込め、これぞ正しく天然のバラの香り!とうっとりしてしまいます。この小さな花壇だけでもすごい種類。一つずつ名前を確認しながら香りとその美しさを楽しみます。側にあるベンチに腰掛けてゆっくり堪能したら、いざバラ園へ。もっとゆっくり散策したい方はその奥の散歩道もお楽しみ下さい。

バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelleバラ園は入り口から右側(レストラン側奥)方面にあります。途中オランジュリーが見えてきます。ここでは季節によって有名なアーティスト達によるコンサートなどが開催されています。

そのオランジュリーの正面に広がるのがお待ちかねのバラ園。手入れの行き届いたバラ達は園路にそってゆっくり鑑賞できるように配置されています。どこから歩こうか迷ってしまうくらい沢山。まずは全体をゆっくり眺めてから一つずつ鑑賞。可憐でふわりとした優しさを持ったもの、凛とした強さをもったもの、少女のようなキュートなもの。同じバラでも様々な表情があります。高く伸びた緑に絡まる赤いバラはひときわ目立っていました。対する真っ白なバラもツタの絡まる中庭風にアレンジされており見どころも一杯。名前なども一つずつ見ていくと、何の賞を取ったかなどが記載されてるものもあり楽しくなります。ピンクとオレンジがあいまった上品な姿のこのバラの名前は「ELLE」。1999年に芳香賞を受賞した混種のバラでフランスはメイランド社(Meilland)のもの。他にも歴史をたどることのできる色々なバラが満ち溢れています。

バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle

バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelle

とにかく周囲をバラに囲まれ、芳しい香りに包まれて贅沢な気持ち。園の横にも小道があってそこにもバラが溢れています。又、その脇道を入ると小さなアイリス庭園も。みなさん一生懸命カメラを構えていました。

バラの香りに包まれたバガテル公園 Parc de Bagatelleバラに誘導されて進んでいくと、今度はレンガ造りのお家、そしてバラの塀とアーチが美しい中庭で目を癒したらその奥がレストラン「Bagatelle / un jardin, un restaurant」。これで入口に戻ってきたことになります。朝早く出てきたのに時は既に昼下がり。バラの香りに包まれてランチを楽しむ方々で一杯でした。こちらのレストランはバーと、建物内のレストラン、そして中庭のテラス席がありそれぞれの雰囲気を楽しめます。この時期は予約が必須。お料理もクラッシクでしっかりしたメニューが揃っており、中にはキャビア・フランセ(120ユーロ)なんてのも。お昼からかなり豪勢でございます。。。

見るだけでも、歩くだけでも価値のあるバガテル公園のバラ園。今が見ごろです。お見逃しなく!!

Parc de Bagatelle【バガテル公園】
Parc de Bagatelle – Bois de Boulogne
Allée de Longchamp, route de Sèvres à Neuilly
Tel : 01 42 36 18 28
開園時間:9:30~20:00 (~9月30日)
9:30~18:00(10月1日~冬季)
9:30~17:00(冬季~2月末)
9:30~18:30(3月1日~夏季)
入園料 5ユーロ/ 2.5ユーロ(7~26歳)*但し展示会期間中は入場無料の場合あり
定休日 無休
メトロ : 1番線Pont de Neuillyから43番線のバス。Place de Bagatelle駅下車
(メトロ3、13番線 St-Lazare駅前あたりからも43番線のバスが出ています。)
又はメトロ1番線Porte Maillotから244番線のバスも。
■パリ市のHP
http://www.paris.fr/
■日本・河津バガテル公園公式サイト

http://www.bagatelle.co.jp

■オランジュリー内のコンサート情報
Tel: 01 45 43 79 37
*Fnac, Carrefour, Géantなどでも発売(Tel : 0892 68 36 22:0.34ユーロ/分)
Fnacサイトhttp://www.fnac.com

Bagatelle / un jardin, un restaurant 【レストラン・バガテル】
Tel: 01 40 67 98 29
http://www.bagatellelerestaurant.com/

by junko on 2009-06-13 [お散歩]

 

この記事に対してコメント、またはトラックバックを送信できます。

トラックバックURL : http://www.hayakoo.com/parc-de-bagatelle/trackback/