フランス中都市の公共交通機関 Nantes Métropole

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ナント市の公共交通機関-トラムウェイフランス西部、ロワール川の河口近くに位置するナント市。市内人口28万人、都市圏では80万人のフランスの中都市である。ここ15年、環境保全と公共交通機関の発展に力を注いでおり、今日では都市交通のモデル都市と呼んでも過言ではない。

その中核となるのが、41kmに渡り、毎日26万人の乗客数を誇る路面電車、トラムウェイだ。1985年にフランスで初めて、専用車線を確保し、車内外部の架線から電力を得るパンタグラフを備えた近代的なトラムウェイを取り入れたのが、このナント市なのだ。
トラムウェイの歴史は馬車に遡るのだが、ナント市では馬力は登用されず、都市交通機関のパイオニアとして圧縮空気で動くモデルを1879年にいち早く導入した。当時の車両はパリ郊外の都市交通博物館Musée des Transports Urbainsに保存されている。

ナント市の公共交通機関-トラムウェイ近未来の拡張予定としては廃止されたシャトーブリアンChâteaubriant市への電車線路に接続する路面電車と電車の結合、トラム・トランTram-trainが企てられている。現在、ナント市から79km離れたシャトーブリアン市へは郊外線のバス、リラLILAによって1時間半で接続されている。ロワール・アトランティック県内のバスは県民へは無料、そして一般には全区間も2ユーロと利用しやすい価格設定がされているのも素晴らしい。白ワインのミュスカデ畑を訪れたり、海岸リゾート、ラ・ボールLa Bauleや塩田のゲランドGuérandeなどへもこのリラで行けてしまう。ガソリンの高騰する中、気軽にお出かけできる朗報だ。

ナント市の公共交通機関-ビュスウェイBusWay ナント市の公共交通機関-ビュスウェイBusWay

トラムウェイに続くのはビュスウェイBusWay。線路の工事を省いた大型バスによる路線だ。専用路を走るため、渋滞もない。4つのドアから乗り降りも快適で、乗車券はトラムウェイ同様、乗り場で購入するため、停車時間も短縮されている。車両は天然ガスを燃料とし、環境対策もばっちり!

ナント市の公共交通機関-ビクルbicloo自動車に代わる環境に優しい都市交通への試みは、自転車専用路、歩道と日々、整備が続いている。
パリでおなじみのヴェルブVélib’ビクルbiclooという名称で今年5月に導入された。79ステーション、パリと同じモデルの色違いの自転車700台を備え、毎月第二木曜にはヴィアルム広場でPlace Viarmeにて、無料乗車のキャンペーンを行っている。その成果か、至る所でビクルの利用が見られ、すでに中心街の交通手段としての定着が伺われる。ヴェリブと利用のシステムは同様だが、利用範囲が狭いためか、年間定期は20ユーロとパリの2/3にコストが抑えられている。


ナント市の公共交通機関-ナヴィビュスNavibusロワール川沿いに位置するナント市は中州を持ち、エルドル川がロワール川に交わると行った、パリ市のセーヌ川とサンマルタン運河を思わせる地形を有している。セーヌ川にヴォゲオVoguéoがあるように、トラムウェイやバスを川岸で繋ぐのがナヴィビュスNavibusだ。2006年に地域開発カテゴリーでテリトリアTERRITORIA賞を受賞したというだけあって、このナヴィビュスはとっても便利。トラムやバスだとぐるっと廻らなければならないところを直線で繋いでくれる訳。また、ナント駅裏からエルドル川のチープなクルーズとしてもおすすめ。往復で1時間なので、一時間有効なトラム・バスなどに共通のTANチケット1,30ユーロで優雅な船の旅が満喫できる。

ナント市の公共交通機関-マルゲリットMargueriteマイカー利用者への公共交通利用を促進も考慮されている。都市圏入口に位置するトラムウェイ乗り場にはTANチケット所持者には無料で利用できるパーキングが整備。郊外から通勤する人は総数5500台収容可能なこの駐車場に自家用車を置いて、中心部へ働きにいくという。渋滞やストレスも解決し、都市内の車制限に繋がっている。ナント市へ車で行くなら、こんなパーキングを利用してみるのもいいかもしれない。

でも、町中をドライブしたかったら?パリでも見られる自動車のシェアーシステムauto-partage、マルゲリットMargueriteだ。 いわばビクルの自動車版で、無人レンタカーなのだ。

ナント市の公共交通機関-ナント・シティー・ツアーNANTES CITY TOUR旅行者には観光局や観光名所で都市圏の公共交通の共通券と観光名所の入場券が一緒になったナントパスPass Nantes(24時間券16ユーロ)が購入できる。
また、初心者には2階建ての観光バス、ナント・シティー・ツアーNANTES CITY TOURも便利。7月〜8月のみの運行だが、観光名所をガイドしてくれるので、初めてナント市に行くなら、短時間で要所を押さえてくれる。乗車券は24時間有効で10ユーロ(ナントパス所持者には6ユーロ)だ。

ナントに行ったなら、トラムウェイ、ビュスウェイ、ナヴィビュス、と公共交通を是非、制覇あれ。

Nantes【ナント】
パリ・モンパルナス駅からフランス国鉄(SNCF)で2時間。

TAN【ナント公共交通】
一時間券1,30ユーロ、2人券又は2時間券2,30ユーロ、10枚綴り10,20ユーロ、24時間券3,40ユーロ
http://www.tan.fr/

Office de tourisme【観光局】
★フェイド窓口Bureau d’accueil Feydeau
3, cours Olivier de Clisson
月〜土10:00〜18:00、木10:30〜
★カテドラル窓口Bureau d’accueil Cathédrale
2, place Saint-Pierre
10:00〜13:00、14:00〜18:00、木10:30〜
http://www.nantes-tourisme.com/

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