世界屈指の印象派コレクションを誇るオルセー美術館 Musee d’Orsay

プラットホームの名残を留めるオルセー美術館 Musee d'Orsayかつては、パリ-オルレアン間をつなぐ鉄道の終着駅として使用されたが、改修され、1986年に美術館として開館。以来、対岸にあるルーブル美術館と、人気を二分する。
壁面の大時計、鉄骨と、ガラスからなる天井、プラットホームの名残を留めるスペース等、ユニークな構造となっている。
展示は、地上階、中階、上階の3フロアーに分けられており、それぞれ、分野別、年代別に鑑賞できる。まずは、入り口インフォメーションで、館内ガイドをもらおう。

まず、地上階より。彫刻群が配された中央通路をはさみ、右側から進む。
お互いにライバルであった二人の作品、古典派アングルの「泉」、ロマン派ドラクロワの「ライオン狩り」。続いて、カバネルの「ヴィーナスの誕生」など。
さらに、その先には、1870年以前のドガの作品が展示されている。
(ここの左隅に展示されている1枚は、私がこの美術館で1番怖い作品。)

アレクサンドル・キャバネル『ビーナスの誕生』 オルセー美術館 Musee d'Orsay マネの「草上の昼食」

オルセー美術館 Musee d'Orsayミレーの「落ち穂拾い」突き当たりのオペラ・ガルニエの建築模型を見てから、左側に移る。
こちらは、同じく、1870年以前の初期印象派の作品。マネの「オリンピア」、「草上の昼食」、モネの「ひなげし」、その他、ピサロ、シスレー等の作品も展示されている。
続いて、写実主義クールベの大作「画家のアトリエ」、彼の作品も、実に見ごたえがある。
それから、バルビゾン派。ミレーの「落ち穂拾い」、「晩鐘」はあまりにも有名。

中階に上がろう。この階は、彫刻、装飾、絵画が主な展示物。
右側からは、ボナール等のナビ派の作品。
突き当たりに、ロダンの「地獄門」、その他、カミーユらの作品もまじかに目にすることができる。
左側に回ると、ギマールや、オルタによるアール・ヌーヴォー作品。植物的、優美なカーブを描く、室内装飾品の数々が展示されている。

オルセー美術館 Musee d'Orsayモネの「サン・ラザール駅 オルセー美術館 Musee d'Orsayルノアール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」

オルセー美術館 Musee d'Orsayゴッホの「オーヴェル・シュル・オワーズの教会」さて、上階へ。ここは、印象派の作品を中心に展示してある、オルセーで1番人気のあるフロアー。
まずは、印象派の代表ともいうべき、モネの作品。「サン・ラザール駅」、「日傘の女」、「ルーアンの大聖堂」の連作など。
そして、ルノアール。「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」、「ブランコ」など、木漏れ日の降り注ぐ、独特の画法は、何度見てもすばらしい。
ゴッホの作品も「自画像」、「オーヴェル・シュル・オワーズの教会」など、有名なものばかり。
そして、ドガの「踊り子」、セザンヌの「コーヒー沸かしの女」など・・・・上げていくときりがない。

さて、それらに続いては、印象派をさらに突き進めた、細かい点で表現する点描派の作品。スーラの「サーカス」などは、年代に伴う変化の点から見ると、非常に興味深い。
最後は、「タヒチの女」のゴーギャン率いるポン・ダヴェン派。彼らの作品は、しっかりとした、力強いタッチのものが多いように見受けられた。

オルセー美術館 Musee d'Orsayスーラの「サーカス」 オルセー美術館 Musee d'Orsay「タヒチの女」のゴーギャン

真剣に鑑賞すると、かなり疲れるが、それ以上に、夢のような一時を過ごせるのも確か。
来週あたり、印象派への旅はいかが?

世界屈指の印象派コレクションを誇るオルセー美術館 Musee d'OrsayMusee d’Orsay【オルセー美術館】
1 rue de la Legion d’Honneur 75007
アクセス : メトロ 12番線 Solferino
     RER C線 Musee d’Orsay
Tel : 01 40 49 48 00 (代表)
開館時間 : 9:30~18:00、木 ~21:45
休館 : 月
入場料 : 7,50Euro、日曜、祝日5,50Euro、18歳未満無料、第1日曜 無料
www.musee-orsay.fr

オルセー美術館のレストランRestaurant du Musee d’Orsay (中階)
営業時間 : (ランチ) 11:45~14:45
(ディナー) 19:00~21:30 (木曜のみ)
(喫茶) 15:00~17:30 (木曜以外)
Tel : 01 45 49 47 03

カフェ・デ・ゾターCafe des Hauteurs (上階)
営業時間 : 10:30~17:00、木~21:30

by chiharu on 2007-03-26 [美術館・博物館]
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