ジアン陶器の世界へ Musée de la Faïencerie de Gien

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食卓を豊かに彩るジアンの陶器。フランスを代表する伝統陶器として多くの人々を虜にし、女性の心を魅了する美しき食器の数々。パリのジアンブティックは以前当サイトでもお伝えしましたが、今回はその本拠、ロワール地方はジアンの町にあるアトリエ直営店と美術館を訪れました。

パリから電車で約1時間半。駅からタクシーで10分程。(1日に数本だけ駅前から市街地までの送迎バスが出ています。*下記参照)ロワール川を横目に市街地の奥へと進むと、つきあたりにジアンのアトリエ直営店と美術館があります。

店頭に並んでいる食器達がここで作られているのかと思うと胸躍る気持ち。
外観は至ってシンプルではありますが、そこには長年の歴史と技術の実績が今も尚色濃く残っているのです。美しいジアン陶器で飾られた入口タイルをくぐると右手にアトリエが。この奥の工房で職人さん達が日々手作業で一枚一枚丁寧に絵付けされているのです。アトリエの入口にはジアン陶器でできたタイル模様が施されており質素でありながらも時を感じるデザインがとても印象的でした。入口付近には木板に積まれたまだ真っ白な絵付け前の素焼き陶器達が置いてあったり。清らかな空気とピーンと張りつめた緊張感が漂うアトリエ前。ここで世に送り出される作品達が出来上がっていくのです。

ジアン陶器の世界へ Musée de la Faïencerie de Gien ジアン陶器の世界へ Musée de la Faïencerie de Gien

早速美術館へ。まずは正面入り口上をじっくりとご覧下さい。お皿の裏などに刻印されているジアンのロゴマークは年代によってそれぞれデザインが違うのですが、ここに歴代がずらりと掲げられています。ジアンの歴史を目で確かめながらいざ中へ。美術館の入口は直営ブティックと隣接しており、チケットをカウンターで購入。可愛らしいコインを貰ったら自分でガチャリと入れて回転棒を進みます。むき出しに展示されたジアン陶器がのっけから広がり、その模様の凹凸感、色合いが肉眼ではっきりと見ることができます。言わずと知れたジアンブルー。「ジアンの青の美しさ」と絶賛されるその歴代が次々と並べられ、本物の力強さを感じます。うっとりしながら次のフロアへ。時代と共に追うジアン陶器は、現在店頭で販売されているもの達とは全く違う美しさを持っています。小さな階段を降りた小部屋には今はなきシリーズなど、めったに見ることのできないレアモノが展示されており、はぁ。。。。とため息が出てしまいます。

素焼き陶磁器(Biscuit)の原材料となる砂(Sable)や主成分の陶磁器原料カオリン(Kaolin)、黒粘土のアルジール(Argile)、作品の決め手となる銅製の模様型なども展示されています。

これが美しいお皿になるのかぁ、と思いながら奥に設置されたTVで作業工程を鑑賞。
銅製の模様型に色を付け、その上からそっと専用の紙をのせてこすると紙に模様が転写。そのまま素焼きにペタリと貼り付け模様をつけます。下書き模様のできた素焼きベースは熟練された職人さん達の手によって一つ一つペイントされ1800℃の専用窯で焼きあげられる。。。その工程の滑らかさは圧巻です。手作業で仕上げられるコレクションシリーズもあれば、転写シールを使ってペイントされるものもあり、その工程も一つ一つ手作業でなされていました。見ごたえのあるVTRを鑑賞し満足感に浸ったらその手の込んだ作品達をもう一度見ながら出口へ。館内は決して大きくありませんが、展示している作品の濃縮さを考えると見ごたえ十分。残念ながら館内は撮影禁止。是非肉眼で見ていただきたい美術館です。

余韻に浸りながら隣接されたブティックへと向かいます。
こちらはシリーズ終了ものや、1級落ちしたものが通常よりもうんと安く購入出来てしまうショップ。地元の方と思われるご夫婦やマダム達がカートにドンドン入れながら選んでいる姿をたくさん見かけました。倉庫のようなスペースにどかんと積み上げられて待っています。町中のブティックでは店頭に置かれていないようなシリーズも目にすることができ、見ているだけでもワクワクします。

但しシリーズでも全てのアイテムが揃っているわけではないのでお目当てのものが見つかるかはわかりませんが、欲しかったアイテムがあった時には嬉しさもひとしお。テーブルクロス、プラトー(おぼん)、ティーポットなど、通常は少々お値段の張るものもここに来れば少しは手の届く価格に下げられており、ついついセットで揃えたくなってしまいます。
レジ付近には紙ナフキンシリーズもあり、又「POINT A LA LIGNE」のロウソクもあります。

購入が決まったら、町のスーパーのレジシステムと同様に自分でレジ台にのせ、お金を払い、すぐ側の作業台に自分で移動させます。包み紙、ガムテープが用意されているのでセルフサービスで包みます。エアパッキン(プチプチ包材)はありませんので必要な方はご持参を。又紙袋などももらえませんので大量購入をお考えの方はご用意を。ちなみにジアンのロゴ入り紙袋は2種類、3~4ユーロ前後でレジ前に売っていました。

購買意欲の湧いてしまうこのブティック、ジアン好きには危険なショップです、ご注意下さい!ショップ横には当サイトでもご紹介したインテリア雑貨Comptoir de Familleのアウトレットスペースもありましたので、お好きな方は合わせてショッピングが楽しめます。

心躍るジアン陶器。絵とはまた違った美術の素晴らしさ。陶器の世界に魅了されることでしょう。

GIEN【ジアンへのアクセス】
パリ・ガール・ドゥ・リヨン(Gare de Lyon)駅から直行にてジアン(Gien)駅下車。(所要時間約1時間半)。駅からはミュゼまでタクシーで約10分。
駅前から平日4本、日・祝日3本のみ無料送迎バス(Ter Centre)が出ていますが本数はそれだけなのでご注意下さい。無料送迎バスの場合は駅から2つ目の(Place Leclerc)駅(約3分)で下車。そこがCentre Ville(町の中心地)になりますので、そこからミュゼまで徒歩約10分。
駅から徒歩だとミュゼまで約3~40分。
ジアン市街地の地図:http://www.gien.fr/plan.php
*無料送迎バス:Gien駅前発 9:10、15:08、18:36、19:49(平日) / 9:07、19:46、21:50(日祝)

Musée de la Faïencerie de Gien【ミュゼ・ドゥ・ラ・ファィヤンスリー・ドゥ・ジアン】
78 place de la Victoire 45500 Gien
Tel : 02 38 05 21 06
Fax : 02 38 67 44 92
営業時間 1月~2月  9:00~12:00 / 14:00~18:00 (月~土)*日・祝は閉
3月~12月 9:00~12:00 / 14:00~18:00 (月~土)
10:00~12:00 / 14:00~18:00 (日・祝)
定休日 1月、2月の日・祝、5月1日、11月1・11日、12月25日、1月1日
*入館は閉館時間の30分前まで
入場料金 : 4ユーロ
http://www.gien.com

Boutique d’Usine【ブティック・ドゥユジーヌ】
アドレス同上
Tel : 02 38 05 21 05
営業時間 9:00~19:00(2008年6月2日~9月30日迄)その後の予定はHPで要確認
定休日 日・祝
*但し、7・8月のみ日曜もオープン(10:00~12:00 / 14:00~18:00)
営業時間・定休日は季節・年度毎に変更することがありますのでHPサイトでその都度ごご確認下さい。

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