寒さをしのぐモンブランのグルメ Mont-Blanc

寒さをしのぐモンブランのショコラ・ショーシャモニーの街を歩いていると到る所に見られるのがショコラ・ショー。やはり寒い雪山の町。栄養の糧になるべくチョコレートは欠かせないものなのでしょう。温かい湯気とふんわりとした甘い香りで冷えた体を温めているスキーヤー達の姿を本当によく見かけます。スキーから下山する山の上のリフト乗り場でもショコラーショーの無料サービスが振舞われていたのも印象的。又ショコラティエが点在していることも確か。そんな中可愛いお菓子達を発見しました。

まずは雪をイメージしたサクサクのメレンゲにたっぷりチョコレートを浸したLes drus(2.1ユーロ)。いわゆるメレンゲ菓子だけど、雪山でみるとイメージもぐっとUPしますね。雪が「密に」「しげく」降りしきる、という表現時に使われる「dru ドリュ」という言葉が商品名になっているのもこの地ならでは。

又、サロンも併設した「オ・プティ・グルマンドAux Petits Gourmands」では、ポロンと丸い雪のようなメレンゲ菓子が。「パレ・ドゥ・グラス Palets de glace (2.5ユーロ前後/3個入〜)」小さく積み上げられたそれは見た目に非常に可愛い。どうもシャモニーのスペシャリテのようで中にはマロンクリームのペーストが。サクサクのメレンゲと濃度高きマロンの二層。パクっと噛むと、その味はまさしくモンブラン!これぞシャモニー・モンブランのお菓子。ケーキのモンブランは持ち帰るのは大変だけど、これならお土産にぴったりです。雪をイメージしたサクサクのメレンゲにたっぷりチョコレートを浸したLes drus甘〜いけれど、コーヒーのお共にはぴったり。可愛い絵が描かれた木箱も販売されていて詰め合わせにする事も可能。

甘いもので寒さをしのぎつつも、ご飯もしっかり食べなければ寒さはまだまだしのげません。やはり、シャモニーに来たならば是非食べて頂きたいのがチーズ・フォンデュ。隣国スイスの郷土料理でもあるチーズ・フォンデュ。専用のココットにチーズを溶かして白ワインで伸ばし、とろとろになったところをパンに絡めて頂くもの。地方によって合せるチーズは様々のようですが、一般的なのはグリュイエール、コンテ、ヴァシュランのよう。フランスとスイスの国境をまたぐ両側で作りだされるチーズの融合。まさに二国が一体となった郷土料理。

お勧めのレストランはお値段もお手頃なのに、美味しさで評を得ている「ラ・メゾン・キャリエール La Maison CARRIER 」。この地に来たなら是非、と言われるルレ・シャトーグループの優雅なオーベルジュ「ホテル・アモーアルベール・プルミエール Hôtel Hameau Albert 1er」の別棟内にあるレストラン。宿泊客のみならず、各地から人が集まるというここ、店内は山小屋風でアットホームな雰囲気。大鍋かまどに木の温もりが愛らしいキッチンスペースなどを通り抜けテーブルに辿り着く。目にも楽しいレストラン。

オ・プティ・グルマンドAux Petits Gourmandsのパレ・ドゥ・グラス Palets de glace オ・プティ・グルマンドAux Petits Gourmandsのパレ・ドゥ・グラス Palets de glace

まずはアミューズにソーシッソンと、チーズのカナッペ、チーズのケークサレが運ばれ、ゆっくりメニューを眺めます。メニューは色々あり、本日のメニュー(Menu du Jour)は前菜+本日のメイン+サヴォアチーズ+デザート+ミニャルディーズで24ユーロとお手頃。他にも28ユーロ、39ユーロのコースもあります。

単品メニューでは是非チョイスしたいのが「チーズ料理」(Les Plats aux Fromages)。その中からフォンデュ、「Fondue “moitié-moitié”savoyarde et suisse(15ユーロ)」を。”サヴォアとスイス半分半分の”と記されたこのフォンデュ、合わせるチーズがフランス産のボーフォール(Beaufort)とスイス産のヴァシュラン・フリブルジョワ(Vacherin Fribourgeois)が使用されているとのこと。このヴァシュランは直径が40㎝にもわたる大型で中身は非常に柔らかくフォンデュには最適なのだとか。

テーブルの上に火台をセッティングし、運ばれてきたココット。台に置かれた瞬間に立ち込めるかぐわしいチーズと上質な白ワインの香り!早速コトコトと火にかけ煮詰めながらパンにクルクル絡めて頂くとその美味しさにびっくり。予想以上にチーズの味はマイルドで、その中にコクと濃密な味がある。甘味も感じられるそのチーズはやっぱり品質なのだ、と実感。白ワインもアルコールがシッカリ飛び、ツンとした酸味も感じられずきっちり味に一体化している。チーズとパンだけなのに、飽きるかと思いきや最後までしっかり完食。ココットにあったとろとろのチーズ。全部無くなり自分のお腹の中で固っていくのかな…。と思うと少しギョッとしますが、すっかり体も温まり、納得の郷土料理と感じました。

かなりお腹も一杯なのに、「この地ならではのお勧めデザートがあるよ」と言われれば頼まずにはいられなくなる。運ばれてきたのはプルーンのリソール・モンドゥーズソース,牛乳のアイスクリーム添え「Rissolé aux pruneaux de Passy, sauce Mondeuse crème de lait glacé (9.5ユーロ)」。

サヴォアとスイス半分半分の サヴォアとスイス半分半分の プルーンのリソール・モンドゥーズソース,牛乳のアイスクリーム添え「Rissolé aux pruneaux de Passsy, sauce Mondeuse crème de lait glace

パッシー地区で収穫されるという山のプルーン。この地の特産だそうです。それにサヴォア地方で栽培されるモンドゥーズ種のぶどうのソースをたっぷりかけた品のあるデザート。リソールとは薄いパイ生地の中に甘味あるものを包み油で揚げたもの。中にはとろとろのプルーンが入っていました。添えられたプルーンのコンポートといい、このパッシーのプルーン、非常に美味しく、おかわり!と言いたい位でした。揚げものデザートなので最初はためらいましたが、何なく完食。パイ生地が薄いので意外と軽く、自然な甘みと酸味が程良く非常にピュアなプルーン。思わずプルーンだけでも買って帰りたい、と思う程。

そして最後のコーヒーにもしっかりメレンゲ菓子、チョコレートが。寒い地方ならではの塩分と糖分摂取。これだけガツンと食べても又寒い空気に触れればお腹がすくのですから不思議なものです。
この地ならではの本場チーズ・フォンデュ。是非お試しあれ!

アヌシーへのアクセス】
パリ・ガール・ドゥ・リヨン(Gare de Lyon)駅から直行にてリヨン・パール・デュー(Lyon Part Dieu)駅下車。(所要時間約2時間)。
そこからアヌシー(Annecy)・シャンベリー(Chambery)行に乗換えて、直行にてア
ヌシー駅下車。(所要時間約2時間)。
尚、リヨン・パール・デュー駅からのアヌシーへの乗換えは、SNCFの電車ではなく、バスで行くものもあるので注意。チケットにAUTO CARと表記があればバスのことです。

【アヌシーからシャモニー・モンブランへのアクセス】
アヌシー駅からサン・ジェルヴェ(St-Gervais)駅下車(所要時間約1時間30分)、そこからシャモニー(Chamonix)行きに乗換えて、シャモニー・モンブラン(Chamonix Mont-Blanc)駅下車(所要時間約30分)
*パリからシャモニー・モンブランへの直行便も少しありますが、ほぼ夜行列車(約10時間)となってしまいます。

【オ・プティ・グルマンド Aux Petits Groumands】
168,rue Docteur Paccard 74400 Chamonix
Tel : 04 50 53 01 59
*街中にもその他の店舗あり

【ラ・メゾン・キャリエール La Maison CARRIER】
38 route du Bouchet 74402 Chamonix Mont-Blanc
(Hotel Hameau Albert 1er別等内)
Tel : 04 50 53 00 03
Fax : 04 50 55 95 48
定休日 月曜日、6月4日〜25日の昼(2008年)
http://www.hameaualbert.fr


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>