パリの映画好きが集うDVDショップ MK2 DVD
13区の新国立図書館のすぐ横に建つ、巨大シネマ・コンプレックスMK2ビブリオテーク。2003年のオープン時には、仕切りのないカップルシートの設置やソニア・リキエルによるシックな内装が、大きな話題を呼んだ。
MK2グループは、1950年代からフランス映画界で監督・プロデューサー・脚本家・・・とマルチに活躍していたマラン・カルミッツ氏が立ち上げた、映画製作・配給会社。そんな彼の映画への愛を反映し、ここの系列の映画館ではハリウッドの商業大作のみではなく、アート系作品も多く上映されるのが大きな特徴となっている。MK2ビブリオテークのオープニングを飾ったのは、ヌーヴェル・ヴァーグの巨匠クロード・シャブロル監督の「悪の華(La fleur du mal)」だった。
よってここは、映画好きなパリジェンヌ&パリジャンのお気に入りデートコースの1つ。その巨大な建物には14ものスクリーン、4つのレストラン、そして3つのお店が入っており、もはやただの映画館とは言わせない様相を呈している。
その3つのお店も、MK2らしさについ唸ってしまうセレクション。映画関係のみならず、文芸書やアート書籍を販売する書店「MK2 Livres」、ポストカード、フィギュア、CDなどの映画関連グッズを取り扱う「MK2 Images」。そして特筆すべきは、恐るべきラインナップとタイトル数を誇るDVDショップ、「MK2 DVD」である。
パリの映画好きにお気に入りのDVDショップを尋ねると、結構な確率で「MK2ビブリオテークのDVD屋かな」という返答がくる。愛されている証拠として、店内はいつも大混雑。確かに広いとは言えないサイズの店なのではあるが、所狭しと並ぶ商品は壮観。常時5000タイトルを揃えているそうだ。ジャンルごとに陳列されている棚もあるけれども、個人的に嬉しいのは、監督名ごとにABC順にわけられたコーナーの存在。あえて大型店式のタイトル別ABC順陳列を採用していないことに、こだわりを感じてしまう。勿論店員さん達も選りすぐりの(?)映画マニアなので、なんでも質問してみよう。
映画製作・配給にあわせ、DVDのエディションもMK2の主な事業の1つ。フランソワ・トリュフォーなどによる往年の名作から、クレール・ドニや韓国のホン・サンスなど新進気鋭監督の新作まで、幅広い層の作品がMK2によりDVD化されている。勿論このショップには他の大小エディターのDVDや輸入物もばっちり揃っているので、お目当ての作品のほかにもつい1枚2枚・・・ということになってしまう可能性も。
とにかく、大型店では決してお目にかかれないレア作に出会えることは請け合い。MK2ビブリオテークのオープン直後に初めてこの店に来たとき、日本の某カルト映画の輸入版DVDがあったことに、ただならぬセンスを感じたのを思い出す。
なお、日本とヨーロッパはDVDのリージョンコードが同じ「2」なので、お土産でフランス産DVDを日本に持ち帰っても、きちんと再生できるのでご安心を。
MK2 Bibliothèque【エムカードゥー・ビブリオテーク】
http://www.mk2.com/datamk2/sitescinemas/bibliotheque/seat.html
128-162 avenue de France 75013 Paris
メトロ : 14番線・RER C線 Bibliothèque François Mitterrand
MK2 DVD【エムカードゥー・デーヴェーデー】
MK2 Bibliothèque内
営業時間 : 毎日11:00 – 22:30
by mayu on 2007-06-28 [便利なアドレス]
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