ノエルに贈りたい甘い歴史の詰め合わせ Maison Boissier
鮮やかなブルーがトレードマーク。気品溢れる老舗グランメゾン。16区は高級住宅街の角地に佇むメゾン・ボワシエ(Maison Boissier)。創業180周年を記念し、昨年2007年には海外進出初のサロン・ド・テを日本・東京大丸にオープンしたのも記憶に新しいのではないでしょうか。その本店となるパリはここ16区のブティックのみ。今回は広報部のカロリンヌ(Caroline GILLES)さんに色々とお話をおうかがいしました。
1827年、ベリセール・ボワシエ氏(Bélissaire Boissier)によって創業。当時はショコラティエ・コンフィズゥールとし、パリ2区から9区をまたぐ長いキャプシーヌ(bd des Capucines)通りに一号店を構えます。その後高級地区といわれる8区のエトワール広場を取り巻くシャンゼリゼ(Champs-Elysées)やクルセル(bd de Courcelles)、レイモンド・ポアンカレ(Av Raymond Poincaré)などの大通りにサロン・ド・テを出店、一気に上流階級のたまり場となったのだそう。そんな店舗も現在は16区のみになってしまいましたが、その大きな歴史はボワシエ・ブルーと言われる創業当時からのデザインでもある美しいブルーのパッケージと共に、輝くショコラやボンボン(キャンディ)などが当時のまま現在も数多く残されています。つい先日も話題に上った世界を魅了するチョコレート見本市「サロン・ドゥ・ショコラ」の創始者でもあるシルヴィ・ドゥース夫人(Sylvie Douce)とフランソワ・ジャンテ氏(Francois Jeantet)のご夫婦によってその後2000年に経営が引継がれます。当時のままのスタイルを残し、定番商品となっているのがボンボン(キャンディ)。ボワシエのそれはこんな詩の中に称賛されています。
Heureux à vos pieds, nous tombons,
Car on prend les forts par les bombes
Et les faibles par les bonbons »
新愛なるボワシエよ、
我々は喜んであなたの足元にひれ伏す、
なぜなら、人はキャンディで強者を捕え、
キャンディで弱者を捕えるからである
(Boissier社提供 資料引用)
それはフランスを誇るヴィクトル・ユゴー(Victor Hugo)の詩。ボワシエの名を残し、彼のキャンディーを評価と共に称賛しているのです。こんな名誉なことはありません。上流階級者達をもひれ伏させたその甘い粒達、まずはビー玉のような可愛いフルーツキャンディ「レ・ボンボン・ブール Les bonbons boules(9.9ユーロ~)」。ほっぺがぷっくり小さく膨れます。ヴィオレ(スミレ)やバラ、フランボワーズにアプリコットと種類も豊富。キラキラ輝く丸い粒は可愛い小箱にぎゅっと詰められとってもチャーミング。口の中でころころ転がして楽しみたい。
カラフルな色が賑やかなミニチュア正方形の切り飴「フルフル froufrous(9.9ユーロ~)」。見てのごとくフルーツを連想するかのようなジューシーな色合い。子供達にも人気のキャンディ。中からはフルーツ果汁がぎゅっとつまったピュレが。そして両端をきゅっとねじった包み紙の「リリピュシェンles lilliputiens(9.9ユーロ~)」。このキャンディは大麦糖(sucre d’orge)をベースにほんのり甘ずっぱいフルーツ風味に仕上げているのが特徴。苺、フランボワーズ、シトロン、カシス、パッションなど盛沢山。この丸小箱は現在フランスのみの販売。ボワシエロゴ入りの可愛いピンクの巾着袋(別売8ユーロ)に入れると贈り物にも最適。又、創業180周年を記念したオリジナルミニ缶(女の子がロゴ入りの巾着袋を抱えたデザイン)は期間限定で発売中。
キャラメルだって定番です。良質のバターとクリームを配合したス~ッととろける柔らかキャラメル。フルール・ド・セル(岩塩)やヴァニラ、カフェにフィグ(イチジク)風味のものもあります。(7ユーロ/100g , 65ユーロ/kg)
そしてもう一つのスペシャル、ショコラ。上品な一粒が宝石のように並んだショーケース。けれど何よりも光っているのが「ペタル・ショコラ Pétales(6.5ユーロ~)」。2003年のサロン・ドゥ・ショコラでグランプリに輝いています。くるりと緩やかに反り返った花びら型。「フルーツ」と「花」のシリーズに分けられています。どちらもそれぞれに素晴らしい香りを放つ素材なのでお互いの個性をナチュラルに感じてもらうには絶対に混ぜない事がモットーなのだそう。パッケージも2種のシリーズで完全に分けられています。花シリーズではラベンダー、バラ、スミレ、ジャスミン、ヴェルヴェンヌなど。フルーツシリーズは苺、シトロンヴェール、マンダリンの展開。ロゴ入りの青いメタルボックスは創業当時からのデザイン。この青い缶からスタートしたボワシエに敬意を払い、フランソワご夫妻がその後もずっと「青」をボワシエのメインカラーとして残し続け、今に至るのがボワシエのトレードカラー。
その他にもオレンジの皮のコンフィにショコラをコーティングしたオランジェット(10ユーロ~)、そして珍しいのがレモンの皮のシトロネット、はたまたグレープフルーツの皮のパンプルムセットなどもお勧め。ジューシーでしっとり柔らかく、ビターなショコラとの相性、食べ出したら病みつきになります。
コンフィチュール(4.5ユーロ~)だって見逃せません。ショコラ専門店ボワシエのコンフィチュールはビターチョコをベースにオレンジ、フランボワーズ、アプリコット、バナナとフルーツを合わせたものがあります。他にもグリオット、フィグ、ミュール、苺などが。コンフィチュールというよりは、パータ・タルティネと言った方がいいかもしれません。中でも唯一ショコラブランとマンゴーを組み合わせたものは何とも言えぬ美味しさ!ねっとり、こっくり、そしてマンゴーの甘い香り。トーストにバゲットにたっぷり塗れば豪華な朝食。ある意味デザートですね。
180 周年期間限定発売はミルクショコラベースにマロン粒と洋梨を混ぜたもの「Fillette Gourmande(8ユーロ)」。これが又素晴らしい組み合わせ。記念デザインのラベルで店頭に並んでいます。無くなり次第終了なのでお買い求めはお早めに。
そして忘れてはならないのが紅茶。オリジナルの「ボワシエ・メランジュ Boissier Mélange」は柑橘系の風味をふんわり感じるとてもすっきりしたお味。爽やかで上品です。その他にも花の香り(Pétales de fleurs)、カカオの香り(Jardin de Cacao)と3種が定番商品であわいブルーとベビーピンクの優しい色に天使のデザインをあしらったボワシエらしい筒缶。又その他のシリーズは缶のデザインが最近リニューアルし、ボワシエブルーにオリジナルロゴをあしらったニューバージョンがこのほどお目見え。新作は「デ・デ・シェルヴィンThé des chérubins」。ショコラとアーモンドに花の香りを閉じ込めたもの。
この2008年ノエル用にはミント風味のキャンディや、青いミニカリソン!タブレットショコラはカカオ品質に更に拘って仕上げ新作パッケージで。冬に嬉しいボワシエオリジナルショコラ・ショーのパウダー等が登場。新作は現在1年に2回店頭に並ぶとの事。今後も目が離せません。
そしてボワシエと言えば。。。マロングラッセ!ショコラも勿論美味しく有名ではありますが、さておき人気なのがこのマロングラッセなのです。その深い歴史、ブティック隣に今年10月オープンしたばかりのサロンと合わせて後日改めお伝え致します。魅力満載なケーキやマカロンもご紹介しますのでお楽しみに!
初めての海外店舗を日本に決めたのはなぜですか?という問いに、「日本の皆さんが我がボワシエをこよなく愛して下さる熱意を切実に受け止め、またパリに足を運んでまでお買いものをして下さる方々が沢山いらっしゃる喜び、そしてこの16区にも多くの日本人の方々が住まれ、地域の皆様にも愛して頂いていることがきっかけでした。そしてなぜか日本の方にはキャラメルティーが大人気なんですよ。」とカロリンヌさん。そのキャラメルティーも次回ご紹介致します。
パリに残る一店舗だけの老舗。その歴史が凝縮されたブティックは当時の気品溢れる暮らしぶりをふと感じる輝きに満ちています。ノエルの贈り物に添える甘い歴史の詰め合わせ。ボワシエブルーの魅力がきっと素敵なディナーを演出してくれることでしょう。
Maison Boissier【メゾン・ボワシエ】
184 rue Victor-Hugo 75016 Paris
Tel : 01 45 03 50 77
営業時間 : 10:00~19 :00
定休日 : 日(サロン・ド・テは土日休み)
メトロ : 9番線 Rue de la Pompe
http://www.maisonboissier.com
by junko on 2008-12-01 [スイーツの都]
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