厳選食材で晩ごはんをコーディネイト Les papilles gourmandes

厳選食材で晩ごはんをコーディネイト Les papilles gourmandes「食卓に揃えるべく全てのものをプロデュースしてあげたいの。それがどれも品質高く、美味しいものなら尚更よね。」
フランス各地の選りすぐりの食材をぎゅっと集めたブティック。店頭には美味しそうなキッシュが並べられ、興味をそそる地方の特産物が一杯。

優しい笑顔で迎えてくれたのはオーナーのフランソワーズ・ル・キャレールさん(Francoise Le Carrer)。以前ここ9区でフレンチレストランを経営されていたという彼女。レストランを閉め、同じこの地区でこのブティックを2005年11月にオープン。「レストラン業も大好きだったけれど、朝は早く夜は遅く…。少しハードだったわ」と茶目っ気たっぷりに話してくれた彼女。「食べる」事への拘りは自分の中のモットー。レストランもそうだけど、誰かに美味しいものをお勧めしたい、食べてもらいたい、という気持ちが今このブティックとなって表現されています。

そんなフランソワーズさんが選りすぐった拘りのもの達、町中ではあまり見かけないパッケージ。なぜなら全て職人さんの手作りものを各地から取り寄せているから。フランス国内を駆け巡り、カリテの高いものを探し求めているという彼女、自身が現地を訪れ、見て、食べてここパリにやってきたものばかり。商品は全てフランス産のものを、職人さん、農場のもの、手造りであること。

ロマージュ、農家直送のマンステール、サヴォアから届くラクレットチーズ、バスク地方のオッソイラティ「ほんの少しづつでも、確実なものを。」そんな想いがこもったお店なんです。
女性ならではの可愛らしいディスプレイと品のあるセンスがフランスらしさを醸し出す店内。入口右に並んだフロマージュ、農家直送のマンステール、サヴォアから届くラクレットチーズ、バスク地方のオッソイラティは絶品!「A.O.Cのものを全部揃えている訳じゃないけど、A.O.Cだけが美味しいという訳でもないのよ。」そう笑顔で話してくれます。以前当サイトでもご紹介したブルターニュ地方のボーディエさんのバターやクレームフレッシュもありました。

そして左には立派な生ハム類。オーベルニュ地方のアンドゥイユ、リヨンの塩を使ったミニパテ、ソーシッソン・リヨネーズ、バスク地方のブーダンにコルスのソーシッソン、ジュラ地方のジャンボンは味があってナチュラルなピンク色。もちろんどれも1枚からスライスしてくれます。フロマージュだって一切からOK。

リヨンの塩を使ったミニパテ(Caillette de Lyon)は中にホウレン草リヨンの塩を使ったミニパテ(Caillette de Lyon)は中にホウレン草が、ラングドック地方の名物ミニパテ(Caillette de L’Ardeche)はポワローが混ぜ込まれており、肉の味がしっかり感じられる本当に美味しい一品。店頭のキッシュはロレーヌ地方から職人さんによって作られたものが届きます。たっぷり流し込まれたアパレイユ。これを食べたらブーランジュリーの小さなしぼんだのが買えなくなってしまう…。横に並んでいたのはプルノーのプンチ(Punti aux Preneaux)。ブレットゥ(Blette:アカザ科のフダンソウにあたるトウヂサ)という野菜が練り込まれたもので中にプルーンがたっぷり潜んでいます。栄養価も高く前菜にぴったり。リヨン名物のクネル(白身魚のすり身)やフォアグラも。

プルノーのプンチ(Punti aux Preneaux) お料理用のブドウ・すぐりのコンポート

鴨肉によく合うビガラード・オレンジのソースSauce a l'orange bigarade中央棚にはピーナッツの量り売り、レユニオン島のシトロン・コンフィはお魚とご飯に混ぜて調理するのだとか。奥はどれも可愛い瓶や缶のものが多く、パッケージ買いしてしまいそうなものばかり。マルセイユのブイヤベース、様々な味が揃ったディジョンのマスタードやお料理用のブドウ・すぐりのコンポート、量り売りのコショウやシナモン、ブルゴーニュから届いたフルーツのピュレはWECKの瓶で可愛らしい。勿論保存料・着色料無添加。ゲランドの塩は瓶がキュートでお土産にもぴったり。ソース類も豊富で、ジビエ用のソース(Sauce Grand Veneur)や鴨肉によく合うビガラード・オレンジのソース(Sauce a l’orange bigarade 料理用なので少ししょっぱいです)も。ブルターニュ湾でとれるサン・ジャックやバスク地方のピーマン・エスプレットの粉、オッソ・イラティには欠かせないスリーズ・ノアールのコンフィチュール。ハチミツも色んな種類があるので、お料理・デザートにと使い分けて揃えたい位。

ブルターニュ湾でとれるサン・ジャック家庭で作る、となるとマルシェに行ってお野菜を買って、ブッシュリーでお肉を買って、各ブースで列に並ぶ。次はフロマージュリーの列に並んで後ろの人に気づかいながら焦りつつチョイス。どの列でも「2切れだけ」なんてお願いするのも気がひけてしまう、なんてことありませんか?(フランスはそれが全然OKなマルシェの国なのですが)スーパーに行けば全部は揃えられるけれど、お肉やお魚、ハム類はやはりマルシェや専門店が新鮮。パパッと用意するにもテーブルをコーディネイトするにはあちこち移動の多いものです。

何よりもここに来れば全てがまとめて購入できてしまう。あちこち行ってあの長い列に並ばなくても。アペリティフにピーナッツを少し、ワインを選んでフレッシュジュースも購入。前菜のパテ、生ハム・ジャンボン、メインにはソーセージを焼いて、温めるだけの瓶詰もの(カスレ・ブイヤベースなど)に、ソースを買い、マスタードや調味料を調達。食後のフロマージュを選んでコンフィチュールも購入。全部用意できてしまう、それも選りすぐりの美味しいものを。外食しなくてもそれ以上の美味しい食卓を囲めてしまえるのでは?

Les papilles gourmandes【レ・パピーユ・グルマンド】又、旅行で来られたならホテルでちょっとした一通りのフランスらしい料理が味見できるのではないでしょうか?
何よりも産地の事、作り手さんの事、調理法、どうやって使うかなどなど、本当に懇切丁寧に教えて下さるフランソワーズさん。食材の勉強にもなるんですよ。フランス各地に存在する特産物で素敵な晩ごはんをコーディネイトしてみてはいかがでしょうか?
美味しいものを、ちょっとずつ。

Les papilles gourmandes【レ・パピーユ・グルマンド】
26 rue des Martyrs 75009 Paris
Tel : 01 45 26 42 89
営業時間 : 11:00~13:30 / 17:30:~19:30(月) 、 9:00~14:00 / 16:00~19:30(火-日)
定休日 : 無休
メトロ : 12番線 Notre-Dame de Lorette

by junko on 2008-03-26 [日々の糧]
Print This Post/Page

 

この記事に対してコメント、またはトラックバックを送信できます。

トラックバックURL : http://www.hayakoo.com/les-papilles-gourmandes/trackback/