秋に一枚上質ニット Le Mont St Michel

秋に一枚上質ニット Le Mont St Michelル・モン・サンミッシェルフランスで有名な美しく幻想的な外観と古き歴史を持つモン・サンミッシェルがロゴマークになったブティック「ル・モンサン・ミッシェル Le Mont St Michel」。しかし!本店はパリです。上質ウールをふんだんに使用し、可愛いデザインとマダムな気品、両方を兼ね備えるパリジェンヌのニットウェアを生み出したブランド。レ・アール(Les Halles)はSt-Eustache教会の静かな裏手通りにその魅力を放つブティックがあります。現代のモード界を描写するパリのファッション地区、オデオン、マレ地区などのセレクトショップでも一部手に取ることのできるLe Mont St Michelのニット商品ですが、ブティックとしてはフランスで唯一ここ、レ・アールのお店だけ。

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ブティックを担当するのは店長のミュリエルさん(Muriel)。いつに変わらぬ親切な彼女の説明はとてもわかりやすく、ニットに対する愛情がひしひしと伝わってきます。彼女が日頃から身につけておられるニットからもこのお店への想いが感じられます。そして今回色々お話を聞かせて下さったのは広報担当のアルノーさん(Arnaud)。Le Mont St Michelの生い立ちについておうかがいしました。

秋に一枚上質ニット Le Mont St Michelル・モン・サンミッシェルタグにもなっている気になるモン・サンミッシェルの外観を象ったロゴマーク。本店はモン・サンミッシェル?と思いますが、いえいえブティックはここだけ。そもそもその昔1913年、モン・サンミッシェルのすぐ側で、「Le Mont St Michel」という名の、ある服飾製造メーカーがあったのだそう。当時は全く他の経営者が調理服や農作業用のユニフォームなどを製造されていたそうです。

時は流れ1999年に現オーナーとなるべくアレクサンドル・ミラン氏が買収しその歴史は継承されることになりました。当時ミラン氏のご両親が大手ニットメーカーに勤務されておりミラン氏自身もその後ニット業界へ。スタイリストとしての経験も兼ね備えながら彼のニット技術と知識は上昇。有名デザイナーのニットを手掛けるお仕事も数々こなされた経歴を持たれている程。

秋に一枚上質ニット Le Mont St Michelル・モン・サンミッシェルそんなミラン氏の奥様のマリーさんもまたデザイナー。お二人が現「Le Mont St Michel」のデザイナーとし数々の商品を生み出し続けることとなります。お二人はメリハリのある色やデザインがお好きだそうで、フランスらしく個性あるハッキリとした色合いを重ね、シンプルなニット織りに模様を散りばめた織りを組み合わせた技法を取り入れながら個性ある一着に仕上げるのだそう。テーマカラーは「紫 Viollet」。創業当初から今も変わらず常に店頭を彩る色として「紫」があげられ、その鮮やかな色合いは「ヴィオレ・ロワイヤルViollet Royal」と呼ばれるほど。強すぎず、弱すぎず、真紫でもなく個性のある艶やかな紫。それがニットで仕上がれば目の細かき美しいツヤを放った気品あふれる上質ニットに。それもそのはず、とても細い細い上質ウールで丹念に丁寧に編み込まれていますから。

秋に一枚上質ニット Le Mont St Michelル・モン・サンミッシェル対象年齢に制限はなく、現在の顧客は下は18歳から上は75歳にまで及ぶのだとか。全ての女性が色とデザインを楽しみながらニットを身に付けてくれれば、とアルノーさんはおっしゃいます。アレクサンドルご夫妻の想いを告ぐべく気持ちのこもった説明、心に響きます。

又気になるロゴ横に書かれた「Signature de garantie :Aa」の文字。「保証署名:Aa」といったニュアンスでしょうか。実はモン・サンミッシェルのすぐ右横に「Aa」という名の川が流れており、正に生みの創業(1913年当時)はその直ぐ側に立地していたことを真実に、「品質は現存するAaの川の元に証明される」といったニュアンスの意味の掛け合いなのだそう。それ程まで商品への品質管理に力を注いでいる、ということ。タグに記されたロゴにはそんな歴史をも織り込まれていました。

気になるニットの数々。手に取ると柔らかく、なめらかで、そして軽い。細くて繊細な織り込みは糸目が細かい程に伸縮性もゆったり。ふんわり肌に優しくフィットし、季節を問わず着こなせるものばかり。定番シリーズとしては、紫ものに、シンプルだけれど色の掛け合いと可愛いポケットを施したカーディガンや胸元にリボンがあしらわれたものなど。糸が細いのでごわつくこともなくサラリと肩になじみます。

秋に一枚上質ニット Le Mont St Michelル・モン・サンミッシェルこの秋冬シーズンのお勧めをうかがいました。今シーズンの傾向はロック・ダンス。ほんのりポップな感じを取り入れたカジュアルデザインがお勧めとのこと。アレクサンドル夫妻が好きなプリントデザインタイプのニットも。ネクタイをあしらった一枚ものはハードなジャケットにヴィヴィットな靴なんかと合わせてみたい。
又、現地(モン・サンミッシェル)でひともんちゃくあったというお話を元に今季デビューした新作がライオンをあしらったもの。その話とは、モン・サンミッシェルはノルマンディー地方かブルターニュ地方か?という現地民の「我が地域のものだ!」というバトルで、ちょっとした論争が続いているらしく、ブティック「Le Mont St Michel」も同様。そこでそれはノルマンディ―地方に属す、という主張を兼ね、ノルマンディ―の旗のシンボルでもあるライオンのマークをあしらったニットを作成、発信。同デザインのブローチもあり、胸元のアクセントにもキュートな演出を備えています。こちらも今期の傾向として、ビビットアイテムと組み合わせロックテイストで楽しんで欲しいとのこと。

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秋に一枚上質ニット Le Mont St Michelル・モン・サンミッシェルそして実は子供用も!何て可愛いパンタロンとカーディガン。帽子もキュートでたまりません。伸縮性も満点なのでのびのび動いてもしっかり。又、最近では男性用も作り始めておられるのだとか。そしてニットだけに拘らず、アンゴラ&シルク、などの異素材使いを盛り込んだモデルや綿や皮などを使ったスカートやパンタロン、又、ブローチやカバン、靴にブーツなどのアイテムも沢山作り始めておられ、店頭を彩っています。

ニットウェアからスタートしたブランド。今やニットを更に着こなすべくトータルコーディネイトアイテムが「Le Mont St Michel」を飾ります。この秋冬に是非、上質ニットを一枚。必ずフル回転で活躍してくれる一枚となるはずです。

Le Mont St Michel【ル・モン・サン・ミッシェル】
29 rue de Jour 75001 Paris
Tel : 01 53 40 80 44
営業時間 : 月13:00~19:00、火~土10:30~14:00 / 15:00~19:00
定休日 : 日
メトロ : 4番線Les Halles
*その他、ギャラリーラファイエットや、ル・ボンマルシェなどでも一部取扱い有。

by junko on 2008-09-28 [モードなパリ]
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