五月晴れの気持ちいい春の日。訪れたい近郊の町、シャンティイ(Chantilly)。パリから30分足らずで行ける緑に囲まれた自然一杯の静かな町。水面に浮かぶシャンティイ城で有名なこの町は、同時に馬の博物館と共にシャンティイ競馬場があることでも有名です。そして名前からもわかるよう、生クリームを泡立てたシャンティCrème Chantilly(ホイップクリーム)発祥の地であることも忘れてはならぬ旅の醍醐味。日帰りでも十分楽しめるこの地を、思う存分充実してもらうべく旅のコースをご紹介。まずはお城にたどり着くまでに楽しんでもらいたい朝露が美しい緑の散歩道コースからスタート。
できることなら朝の静かなお散歩を楽しむ為にも早めに出発して頂きたい。シャンティイ・グヴュー(Chantilly-Gouvieux)駅を降り立つとまずは澄んだ空気を感じることでしょう。駅からはタクシーもでていているようですが、せっかくならば太陽の木漏れ日が気持ちいい小さな森の抜け道をのんびり歩いて頂きたいもの。駅を背中にまっすぐ進むと右手の角地にシャンティイ観光局(Office de Tourisme)。朝早く到着したならばきっとまだ開いていないはず。でも大丈夫。特に細かい情報がなくとも、のんびり森を歩いてお城を見て公園を散歩する、そんなラフな一日がぴったりな町ですから。
観光局前の歩道を渡ったら森の入口。可愛い馬の案内道標が立っているので、Châteauの矢印に沿ってそのまままっすぐ進みましょう。お城までは約2㎞。朝は犬の散歩をしている方々と沢山すれ違うすがすがしい光景。それも猟犬のようなガッチリした凛々しい犬達。木々の合間からは木漏れ日が眩しくて小鳥のさえずりが耳に心地よく響いてきます。しばらく歩くと右側に見えてきたのは広大なシャンティイ競馬場(Hippodrome de Chantilly)。眩しい程に美しい芝生は見ているだけでもリフレッシュ。馬達の朝のトレーニング中や日中の活動中には飼い犬を放して散歩せぬよう、との看板も。この大きなカーブを馬達が颯爽と駆け抜けるかと思うとテンションも上がります。
フランス競馬機関でも有名なフランス・ギャロ(France Galop)が所有するこの芝生。国内でも古い歴史を持つ大きな競馬場。近くには調教場も併設されており、この地が馬と競馬界の大きな意味を占めていることを印象付けます。あのディープ・インパクトもかつて凱旋門賞前に調教されていたという場所なのだとか。この世にサラブレッドを生み出すべく場所でもあるのでしょう。外周にして2400m、内周ならば2150m。有名なレースでは6月第1日曜開催のフランスダービーで知られるジョッケ・クルブ賞(Prix du Jockey Club)。大きな歓声と、たてがみをなびかせ走る馬達の足音が聞こえてきそう。
そんなレースを想像しながらルートに戻り、奥地へ進むと今度は左側にペタングを楽しむ人々がトロフィーを競って沢山集合。なんとものどかな光景です。
突き抜けたその先も競馬場。広大な敷地が目の前一杯に広がります。大きく深呼吸したら左へ。緩やかなカーブに沿って少し歩いたら左の車道へ出ます。そこで見つけたのが可愛らしい馬の絵がモチーフになったタイル壁画。この地ならではのデコレーションです。まっすぐ進むと見えてきたのはお城!ではなく、馬の博物館・大厩舎(Le Musée vivant du cheval / Les Grandes Ecuries)。(*注:残念ながら馬の博物館は2011年まで工事の為閉館中)ここでは調教をはじめ馬のスペクタクルなども見ることができます。外壁に飾られた彫刻も馬・馬・馬。優美な外観に力強い何かを感じます。優秀なキャバリエ達が輩出されるのもここ。こちらは後日ゆっくりご紹介します、がまずはここを通過する際に、スペクタクル開始時間をチェックしておきましょう。
大厩舎の入口の正面に緩やかに広がる道沿い左に見えてきたのは水面に浮かぶ美しいシャンティイ城。 静かに佇むその装いも優美で可憐。どっしり感じるも繊細な美しさを放つオーラ。品があります。水面に映る影もまた美しい。畔には綺麗な白鳥が羽ばたいていたかと思えば鴨達も一杯。お城をバックに絵になります。ゆっくり外周を眺めながらお城の入口門へたどり着いたらここでチケットを購入。チケットは「シャンティイ城(コンデ美術館)」、「馬の大厩舎」、「公園」、「騎馬スペクタクル」と単券に分かれている他、それぞれがセットになったパスもあります。
どこを見たいかに合わせて購入。スペクタクルは日によって開催有無もありますのでご注意を。クレーム・シャンティイを食べるならば、公園内のレストランへ行くべきなので、やはり全てセットになった「Le Pass Spectacle(28.5ユーロ/大人、15.5ユーロ/子供)」を購入することに。
お城に辿り着くまでも十分堪能できた散歩道。それではいざ、コンデ公が待つルネサンスの時代へ。
Le Domaine de Chantilly【シャンティイ】
SNCF パリ・北駅(Gare de Nord)からクレイユ(Creil)行きで約30分。Chantilly-Gouvieux駅下車。
お城までは駅から森の散歩道を抜け、徒歩約30分。
Office de Tourisme Chantilly【シャンティイ観光局】
60 avenue du Marechal Joffre BP233 60500 Chantilly
Tel : 03 44 67 37 37
Fax: 03 44 67 37 38
営業時間:9:30~12:30 / 13:30~17:30 (月~土)、10:00~13:30(日・祝、5月~9月)
定休日 10月~4月の日・祝
http://www.chantilly-tourisme.com/
【シャンティイ城・馬の博物館・大厩舎・公園についてのお問い合わせ先】
17 rue du Connetable 60500 Chantilly
Tel : 03 44 27 31 80 (月~金 9:30~17:30)
Fax: 03 44 54 90 73
E-mail: reservation@domainedechantilly.com
Les Grandes Ecuries【大厩舎】
7 rue du Connetable 60500 Chantilly
営業時間:14:00~17:00
定休日 火曜日
入場料(スペクタクル込) 「Chevaux en Fête」10ユーロ(大人)/ 8ユーロ(子供)
「Les Princes de Chantilly」又は「Noël, le Cheval et l’Enfant」20ユーロ(大人 / 15.5ユーロ(子供)
*スペクタクル(大厩舎・ドーム内にて約1時間)開催予定日時は、
日によって14:40~と15:30~のものに分かれています。HPサイト又はTEL、現地にてお確かめ頂くことをお勧めします。又、開催スペクタクルは3種あり、日によって違いますのでご注意下さい。
http://www.museevivantducheval.fr/fr/index.html
*注)残念ながら馬の博物館(Le Musée vivant du cheval) は2011年まで工事の為閉館中
シャンティイ城・コンデ美術館【Le Château & son musée Conde】
営業時間: 10:00~18:00 *冬季になると変更の可能有
定休日 火曜日
入館料 11ユーロ(お城+公園) *大人同伴の18歳未満は無料
14ユーロ(お城+オーディオガイド+公園)*オーディオガイドは所要時間約40分
オーディオガイド 3ユーロ(大人)/ 2ユーロ(子供)
アパルトマン個室Appartement privés du duc d’Aumale et appartement Jean-Bullant 6ユーロ
16:00 ~/ 16:45~(ハイシーズン)
15:00~/ 16:00~(ローシーズン)
http://www.chateaudechantilly.com/chateauchantilly/fr/index.html
公園と庭園【Le Parc et Jardin】
開園時間 10:00~20:00 (受付は18:00閉館) *冬季になると変更の可能有
単独入場料 6ユーロ(その他お城とのセット料金あり。)*大人同伴の18歳未満は無料
http://www.chateaudechantilly.com/chateauchantilly/fr/chateau/parcetjardin.html
■お得なパス料金
Le Pass Domaine de Chantilly
お城+公園+大厩舎+スペクタクル(Chevaux en Fête) 19ユーロ(大人) / 8ユーロ(子供)
Le Pass Spectacle
お城+公園+大厩舎+スペクタクル(Les Princes de Chantilly又はNoel, le Cheval et l’Enfant) 28.5ユーロ(大人) / 15.5ユーロ(子供)



























ピンバック: ルネサンス様式に包まれた古典絵画の宝庫 Château de Chantilly / Musée Condé | パリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo
[...] 水面に佇む美しきシャンティイ城。とりわけ大きいとは言えませんが、その外観には凝縮された優美さが溢れています。かつて14世紀から19世紀にかけて作られ...