お野菜たっぷり体が温まる優しいランチ Le Café Chinois

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Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】「野菜をベースにしたランチを始めたから近くまで来たらまた寄ってね。」嬉しい連絡を頂き、早速お邪魔してきたのは以前当サイトにてご紹介した、ヴォージュ広場のすぐ側に佇むル・カフェ・シノワ「Le Café Chinois」。ご紹介した当初はまだオープンも間もなくて店内もすっきりとした感じだったのですが、久しぶりに訪れるとベトナムやタイの食器にカトラリー、インドのトレーや中国の陶器などが雰囲気よく積み上げあられたキッチン回り。何だか躍動感溢れるカウンターとなっており、ショーケースにも美味しそうな料理がスタンバイ。沢山の人達で席は埋まり、いい香りがぐぅーっとお腹を鳴らします。

カフェメニューも落ち着いてきたところで始めたというランチは、オーナーのピエールさんが料理を担当、そして奥様のカトリーヌさんが変わらずデセールを担当。
こちらで頂けるのは野菜をベースにした料理にエピスやハーブをきかせたもの。タイ・ベトナム料理を主にアジア風な仕上がりのものがメインとなっています。以前レストランでも働いておられたピエールさんならではのオリジナルメニューはどれもこれも愛がこもっていて、そしてとても優しい味。野菜の旨みとその美味しい水分もまるごと食べられるよう、ボウルスタイルでサーブするスープや煮込みのランチ、というコンセプトです。使われている食器もタイやベトナム、中国のもので雰囲気もほっこりしていて、私達にはとても落ち着くスタイルなのです。そしてお供にはお米、というのもここのランチの極み。量は少なめで、ムニュ構成も単品のみ。メニューは3-4日で替わりながら黒板メニューにあがるので、好きなものを自分好みにチョイスして食べてもらいたい、というピエールさん。ヘルシーで腹八分目にお腹を満たす野菜の満腹感。優しいオーナー夫妻の愛情料理が伝わります。

Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】 Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】

まずはバンブーのベトナム長テーブル席を陣取ったら黒板をチェック。訪れたこの日のメニューはキャロットのスープ・セロリとシャンピニオン、カボチャのカレー、お野菜のラビオリ仕立て、白ネギの生姜風煮込み、などなど。どれをチョイスしても胃に優しそうで安心して選べるものばかり。

注文と共にまずは飲み物を聞いて下さいます。豊富に揃うアジア、世界各地のお茶を可愛いベトナム製のティーポットでサーブしてくれます。妙に落ち着くこのスタイル。とても穏やかな時間を演出してくれます。料理にも合いそうなベトナム緑茶「The Vert Vietnam(4ユーロ/ポットサービス)」をオーダー。丸みがあって甘く優しい緑茶。ほのかに玄米茶を思わすような甘みのある香ばしさも感じられるとっても飲みやすいものでした。「すごく飲みやすくて現地では日常茶として飲まれているけど、実はテインが結構あるお茶なんだよね。」と教えてくれたのはピエールさん。

Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】 Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】

メインは女性の私にもちょっと量が少なめなのでまずは前菜代わりにサイドメニューを頼むことに。「マスのリエット Riettes de Tuite (4ユーロ)」。可愛いお皿に丁寧のならされたリエットにはちょっぴりビネガーで和えたキュウリが添えられており、日本のきゅうりの酢のものを思わすほっとした味に癒されます。でもそこに海藻の乾燥プードルをパラリ。コリアンダーがほんのりアクセントになっていてとてもオリエンタルな味になっています。リエットは柔らかくてシーチキンのような味わい。淡泊な白身の中にも脂がしっかりのっていて魚の甘みを感じます。思わず付け添えのパンがすすんでしまうのです。

Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】カウンターを覗くと、ピエールさんがタイミングを見はからいながら私のメインを準備してくれています。ご飯はほかほか、スープは熱々であるように。カウンター越しに見える炊飯器からの湯気が何だかとってもホッとします。私だけに限らずそれぞれのオーダーに対し、ボウルを手に取りご飯を優しくよそい、そして丁寧にお料理を盛り付けるピエールさん。ソースに対して具がまんべんなく散らばるように気を配りながら優しく盛り付けておられる姿がとても印象的でした。そんな愛情一杯のランチがこちら。

この日はカボチャのカレーを注文しました。「Curry de Potiron, Riz Basmati (5ユーロ)」。季節と共にほっくりとしたかぼちゃ、肉厚のアリコ・ココ・プラがたっぷり。形状をとどめぬポタポタになった甘いタマネギ。とろとろに煮込まれたカボチャは優しい甘みが口にまとわり、又アリコ・ココ・プラは歯ごたえがあってボリュームをさそいます。それぞれの甘みをしっかり感じるも、べースのスープには粒マスタード、タイカレーには欠かせぬ香辛料ピュー・マックルー(こぶみかんの実の皮)もたっぷりきいていてこれが結構辛さをそそるのです。食べた時はそうでもないけど、後ですーっと舌に感じる爽やかな辛みがとても心地良い。そして野菜を炒める脂はインドのバター「ギー」を使用しているとのこと。これはいわゆる澄ましバターの一種で加熱殺菌後、ろ過してホエー(乳清)を取り除いたもの。不純物を除去したピュアな乳脂肪となる為とてもクリアで軽いバターなのだそう。だからこそ食べても胃にもたれず、又同時にクリアな脂肪分が野菜の旨みが十分に引き出してくれるのです。全体的に若干薄味ですが、だからこそ野菜の甘みもしっかり感じられる。何と言っても体には塩分控え目が一番。日頃自分がどれほど味の濃いものを食べていたのかが思い知らされるような優しい味。この旨みと自然の甘みで舌も胃もニュートラルになった感じ。上にはコリアンダー、ネギが丁寧に添えられ、底に隠されたお米と絡めるとお肉は一切入っていなくとも食べ応えのある心地良い満腹感に包まれます。
「量は少ないけれど、かぼちゃはボリュームがあって食べ応えもあるから満腹感も得られるし、それでいて食物繊維が豊富だから消化作用もあっていいお野菜だよね。」とピエールさん。

Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】 Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】

決して食べすぎてお腹がはちきれそう!というまでにはいきませんが程良い満腹感が優しく、体にいいことしたなぁ~という気持ちになります。ならば奥様お手製の焼き菓子(3,50ユーロ)も頂きたいもの。ショコラとプラリネ(Chocoat Praliné)、アーモンドとハチミツ(Amande Miel)、ゴマと抹茶(Sésame Matcha)、栗とクランベリー(Chatâigne Cramberies)の中からゴマと抹茶をチョイス。通常は同じものが2切れなのですが、この日は特別に違う種類を組み合わせてもいいよと言って下さり栗とクランベリーを合わせてもらうことにしました。アーモンドの風味を感じるほのかな甘みの優しい素朴な味わい。粉をしっかり感じながら素材の自然の味を舌で確認するような、そんなほっとするお菓子です。せセムは上にまぶしたゴマがプチプチと口に感じ、又、中の生地にゴマ油がちょっぴり隠されているようなフレッシュなゴマの風味が噛みしめる度に鼻を突き抜けていきます。穏やかな抹茶の風味が落ち着く味。栗とクランベリーは栗の粉が使用されており緻密な味わい。でもクランベリーの酸味が全体を調和しお茶にぴったりな焼き菓子に仕上がっています。まだまだティーポットにたっぷり残ったベトナム緑茶。カップとティーストレーナーは中国製、土焼きの受け皿はベトナム製、そしてアルミのお盆はインド製なのだそう。オリエンタルが融合したティースタイルはこの空間にもぴったり。まったり余韻を楽しんでいたら、グァバのパートをサービスしてくれました。通常は、お茶うけにもぴったりなドライフルーツやナッツなどが盛り合わさった「シノワズリー Chinoiserie(3,50ユーロ)」の中に添えられているとのこと。噛むと程良い弾力と共にシャリッと感じる糖分。甘酸っぱくて甘さは控えめ。ちょっと渋めのお茶ととってもよく合います。

Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】 Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】

メニューはどれも良心的価格。「量も少なめだから好きな時に好きなものをチョイスして食べてもらえると嬉しい。例えばちょっとお腹を満たしたいだけならフロマージュをつまんでお茶だけ、とかね。」とピエールさん。サイドメニューにトムチーズ「Tomme de Savoie(4ユーロ)」がありました。昼下がりの午後、フランス人の方にもホッとお腹を満たしてしてもらえるようにと配慮されています。

Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】ランチとはいえど、メニューは全て単品。12時からなら売り切れるまでいつでも食べれるのだそう。
レシピは全てピエールさんのオリジナル。以前現地を旅した時に食べたものを再現したり、エピスを探しながらその使い方を教わっては作ったりしているそうです。素朴な家庭料理の中にもピリリとセンスが利いたメニューはどれもこれも手が込んでいます。「今は僕が朝から料理を仕込んで、カトリーヌはケーキで大忙しだからすっかりHPの作成が滞っちゃって。」と笑っておられました。それもそのはず。どんどん扉の向こうからいつもの常連さん達がやってきて、先ずみんなカウンターを覗きこむ。そして「今日の料理は何?」から始まるル・カフェ・シノアの12時。

お二人の心のこもった優しいお料理は今日も湯気を立たせながらみんなの体を温めてくれます。ベジタリアンの方も気に入って通っておられるのだそう。ベトナム風の陶器やポットでサーブされるサロンから始まったル・カフェ・シノアは今や少しずつお二人の想いを形に変えながら大きくそして豊かに素敵な空間へと進化しています。野菜を沢山摂って体もぽかぽか。優しいごはんがあなたの健康を待っています。

Le Café Chinois【ル・カフェ・シノワ】
7 rue de Bearn 75003 Paris
Tel : 01 42 71 47 43
営業時間:11 :00~19 :00 (お食事は12時~)
定休日 : 日・月
メトロ : 8番線Chemin Vert
http://www.lecafechinois.fr (現在作成中)
*お忙しくてまだ展開できていないそうです。今暫くお待ち下さい!とのことです。

75003 Paris, フランス
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お野菜たっぷり体が温まる優しいランチ Le Café Chinois への1件のコメント

  1. ピンバック: パリの暮らしを感じるアパルトマン滞在 Paris Cosy Corner | パリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo

    [...] 広場(Place des Vosges)のすぐ裏。歩いてものの1分です。又、当サイトでも以前ご紹介した「Le Café Chinois」や「le t...

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