以前当サイトにてご紹介させて頂きました13区の「カンポ・カフェCampo Cafe」。フランス昔ながらの食堂のように、と心を込めて手作りされる愛情一杯の料理で常連さん達の胃袋を満たしてくれていたオーナーの晶子さんとご主人のレイモンさんご夫妻。昨年にカンポ・カフェを閉められ又どこかで再オープンする、とおうかがいしていました。そして2009年11月19日、何と今度はパリのど真ん中!シャトレに心機一転オープン!その名も「ローベルジュ・カフェ L’Auberge Café」。
レストランと宿泊施設を兼ねたホテルレストランという意味である「オーベルジュ Auberge」。宿泊施設はないけれど、そんなオーベルジュのような立派なレストランである、という意味を込めてつけられた「オーベルジュ・カフェ」。
その名から想像できる素晴らしい内装。中はまるで宿泊施設も兼ねているかのようなオーベルジュの雰囲気を彷彿させてくれるアイデアがあちこちに散りばめられています。
木造りの外観はほっこりと優しく、どこか懐かしく親しみがわくような佇まい。張り出されたテラスにはこの時期大きな屋外ストーブも設置され、山小屋そばのカフェテラスな気分も盛り上げてくれます。とは言えどここはパリ。ですがそんな立地もふと周りを見渡すと何て便利な所なの!!と実感していただけるはず。すぐ側にはセーヌ川が流れ近くにはシャトレ劇場、一歩通りを出るとそこはオテル・ド・ヴィル(hôtel de Ville)。日々沢山の人で賑わうパリの中心地。そしてお店のすぐ横には在仏日本人の方々、特にお子さんをお持ちのお母様方には日頃お世話になっているであろう、催事なども満載なパリ天理日仏文化協会(Association Culturelle Franco-Japonaise de TENRI)!素晴らしい立地なのです。
さぁそんな山小屋風な入口から扉を開けると。。。まず出迎えてくれるのが何とも年季の入ったクラッシックバー。まずここで立ち止まって眺めてしまう、レトロで魅力が溢れる空間。時の流れを見守ってきたかのようなシャンデリアが一つ。色褪せた木柱の艶、歴史を感じるカウンターバーの色合いが何とも言えぬ心地良さ。様々な物件に当たるなか、オーナーのレイモンさんはこのバーに魅かれたと言っても過言ではない、ともおっしゃいます。昔からカフェを経営なさってきたオーベルニャンならではのカフェ経営心を奮い立たせたバー。是非見て頂きたい!
現在スタッフは、バーではレイモンさん(写真中央奥)がいつもいらっしゃい、スタッフはカンポ・カフェ時代からのサービス、マリー(写真中央)。そして新スタッフ、セドリンヌ(写真左)を迎えとてもアットホームな雰囲気の中食事を頂くことができます。キッチンには晶子さん(右から2番目)が毎日立たれており、
今日も毎日手作りで愛情いっぱいのランチを仕込まれています。そして美味しい料理に欠かせぬ美味しいデセールはパティシェールの加奈子さん(写真右)が担当。丁寧な美味しさとその中にキラリと光るセンスが添えられていて、うわぁ~っと顔がほころぶ数々を毎日手作りで仕上げて下さっています。
以前のカンポ・カフェからぐっと変わったのが、メニュー!フランスならではの定番メニューはもちろんランチメニューで登場し、しかも13.5ユーロという良心価格でお腹一杯頂けます。我らがママン、晶子さんの愛が一杯詰まったランチ。そして夜になるとプレゼンテーションもぐぐっと変化したお料理が頂けるのです。カフェ・レストランとは言い難いラインナップ。正にここはレストランなのです。そんなメニューを司る夜のシェフはカズさん。(写真左から2番目)お昼のランチメニューにも彼のアイデアが散りばめられているそうです。ジョルジュ・サンクご出身の政党派ガストロノミックな料理人さん!彼の腕にかかればここはまるで高級オーベルジュ。現在ワーキングホリデーでこられた佐久間くんと共に夜のキッチンを守っておられます。何よりも店内は我が家のように温かく、みんながとても親切でお腹も心もたっぷり満たされる空間なのです。
オーベルジュならではの暖炉、があるのも忘れてはなりません。何と店内奥には炎が揺らぐ暖炉が。その為中はとっても温かく、冬の寒さをしのぐには居心地が良くてたまりません。暖炉側の席は一番人気なのだそうです。そして正に山小屋部屋を想像させる2Fフロアがあります。天井の低い木張り。40名様程の団体さんでもOKというテーブルの数。ここなら何かのパーティやお祝いなども個室空間で可能なのです。(勿論その際は要予約・事前にご相談下さい)。
さぁ冬のオーベルジュ地方にタイムスリップしたかのようなこの空間でご自慢のお料理を頂くとしましょう。
訪れたこの日は日曜だった為、通常のランチメニューではなく、アラカルトメニュー(=夜メニュー、日曜メニュー)を頂きました。まずはアミューズ。自家製パテのオニオンコンフィ添え・お野菜のマリネとラタトゥイユのカクテル。パテはお肉の味がギュッと濃縮する中に適度な脂分を含むその旨みが感じられ全く臭みがなくなめらか。グルナデンで甘く煮詰められたコンフィがアクセント!自家製ラタトゥイユはトロトロに煮込まれていてアミューズから手の込んだお料理。
前菜にはサーモンを。「Saumon gravelax et son tartare (12ユーロ)」サーモンはサーモンでもグラヴラックス風。生のサーモンを塩で〆て熟成させたもので北欧のサーモンの塩漬け方法の一つ。時間をかけてじっくり旨みを引き出したサーモンは口の中でとろける柔らかさとそのままで十分美味しい味わい。
軽くグリエしたものと、タルタルと、3種の美味しさを一皿で堪能することができます。もう一品はオニオングラタンスープ「Soupe a l’oignon(9ユーロ)」。鶏ガラべースで一から丁寧に引いたブイヨンにしっかり炒めた甘いタマネギ。手間ヒマかけて仕込まれたスープは透き通るような喉越しでさっぱりしています。バゲットがしっかり旨みを吸いこんで食べるスープそのもの。体がポカポカ温まる食べ応えたっぷりの1品です。
まずはメインにお肉といきましょう。横に暖炉の炎があれば気分も上がるお肉料理。美味しいお肉と美味しいワインを提供したい、というレイモンご夫妻の思いも込められたメニューからお勧めのコート・ド・ブフを。「Côte de Boeuf 1pers (30ユーロ/1人前)」かなりのぶ厚さ、そのボリュームに恐れいりました、と手を合わせてしまいます。どうせ食べるならどーんと食べてもらいたい、というご夫妻の思い。焼き加減もしっとりロゼ、肉汁したたるジューシーな切り口。口に運ぶと肉の旨みが中からジュワっと広がります。そして拘りはガルニチュールにも。何とフリットは自家製!一から仕込まれたジャガイモは一つ一つ丁寧に揚がっており、口に入れた瞬間にふんわり香るジャガイモ本来の香りとそのほっくり、ねっとりとした食感。「美味しい!」と目が見開きました。手作りのフリットってこんなに美味しいんだ、と改めて実感しました。細部に渡って美味さへの情熱が感じられるお皿の数々、愛を感じますね。 こんな美味しいお肉があるからには忘れてはならないのがワイン。レイモンさんの拘りでそのリストがより一層充実したものとなり、品揃えに驚きました。グラスワインは4ユーロ(140ml)~、ボトルは何とChateau Margaux 1985 (1280ユーロ)やChateau Latour 1995(1660ユーロ)なんてものもあるのです!その他にもなかなか飲めぬレアボトルがリストに連なります。ディナーもより一層楽しめますね。
もう1品はサン・ジャック「Saint Jacques poelees et leur palet de citrouille, Petit Fois gras et sa tuile d’Arlette (22ユーロ)」。ぷっくりと厚みを帯びたサン・ジャックは絶妙な火入れで食感も抜群。クルジェットのソテーに、根セロリのピュレ、そして贅沢にもフォアグラのポワレがたっぷりと。結構なボリュームです。サンジャックの甘みとフォアグラの独特な甘みが口の中で融合。至福のマリアージュです。
メニューにはその他に金曜と土曜の夜だけ登場するという、シェフ特性のブイヤベース「Bouillabaisse maison tout les vendredies et samedies soir(28ユーロ)」もお勧め。週末に訪れる方は是非お試しあれ!
そしてデザートは本日のデザート「Dessert de jour (8ユーロ)」からムース・オ・ショコラ。鮮やかなソースでドレッセされたムースはカリカリのメレンゲが敷かれておりちょっとしたひと手間の心遣いが嬉しい。フワフワでありながらねっとり。ショコラ好きには必須です。

そしてもう一つはモワルーショコラ。「Moelleux au chocolat et sa glace vanilla(8ユーロ)」。側面はカリッと、中はしっとり、そして中央からはドロッと熱々のショコラが。この三位一体こそがモワルー・ショコラの醍醐味。フランボワーズのソースと冷たいバニラアイスを絡めながらパクリパクリとあっという間に完食。デザートにも力が入るこのレストランではパティシェの加奈子さんが毎朝手作りで日替わりタルトにパウンドケーキ、グラスデセールなどをショーケースに並べて下さいます。先日お茶をしにお邪魔した際に頂いたのは自家製タルトタタン。サクサクのパイ生地は何と手作り!ここにも彼女の愛を感じます。しっかりキャラメリゼされたりんごにキャラメルソース、そしてラム酒風味のエスプーマがふんわり。お供にはホワイトチョコの軽いムース。こんな手の込んだデセール。。。カフェだけで頂くにはもったいないですね。
2F席から下を見下ろすとカフェの香りと、ざわめきの中に心地よく響くバーからの食器の音。その光景は雰囲気もあってゆったりとした時間が漂います。日中もノンストップで営業。ランチ後はカフェとしてもオープンしていますし、軽いお食事もとることもできます。夜のメニューもキッチンにスタッフがいる限りはオーダー可能という何とも嬉しいサービス。常に日本人スタッフもおられますのでご安心を。毎週土曜日にはジャズコンサートも催されているとのこと。パリの中心地。どこからでもアクセスしやすいパリのオーベルジュなレストラン!ふとお腹がすいたら是非立ち寄ってみて下さい。暖炉を温めてレイモンご夫妻が待っています!
4 rue Bertin Poiree 75001 Paris
Tel : 01 43 29 01 22
営業時間 : 9:00~18:00 (月) / 9:00~26:00 (火―土) / 9:00~17:00(日)
定休日 : 日・月の夜
メトロ : 1番線Châtelet / 7番線Pont Neuf
http://www.auberge-cafe.com
ランチメニュー Formule 13,50ユーロ(前菜+メイン又はメイン+デセール)
Formule 18ユーロ(前菜+メイン+デセール)
その他アラカルトメニュー有り
































ご紹介しました当初より、営業時間が変更となられましたので(火曜の夜も営業)、一部訂正させて頂いております。(上記、アドレス詳細枠はすでに最新情報に訂正し直して再掲載しております。)
【訂正前】
営業時間:9:00~18:00(月・火) / 9:00~26:00(水-土) / 9:00~17:00(日)
定休日:日・月・火の夜
【訂正後】
営業時間:9:00~18:00(月) / 9:00~26:00(火-土) / 9:00~17:00(日)
定休日:日・月の夜
木下様
はじめまして。【フランス情報サイトHAYAKOO】です。
いつも当サイトをご愛読いただき誠にありがとうございます!
この度ご予約に関するコメントをいただきましたが、当サイトではご予約等は一切承っておりません。
お手数ではございますが、レストランへ直接ご連絡をとっていただきますようお願いいたします。
それでは今後ともどうぞよろしくお願いいたします。