フランス海外圏の現代美術を紹介するのは5年目を迎えるラティテュード。2006のテーマはアマゾン川流域のブラジル、ペルー、コロンビアなどにまたがる地域、アマゾニア。フランス本土のメトロポリタンからみると、一つの集合体のように語られがちなフランス海外圏。そんな海外圏から、島ではなく、南米大陸の最も小さい一区域、南アメリカの唯一のフランス地方にスポットを当て、フランス領ギアナのアイデンティーを問う。
フランス本土と同じフランス語を共用語とし、ユーロを通貨とする赤道直下のフランスで生まれる感受性、風土から生じる創造性が見うけられるこの展覧会。フランス領ギニアのアーチストを主体に、ブラジル、コロンビア、スリナム、ベネズエラからのアーチストを招いている。
カーニバルのはりぼてのプロセスで一風変わった人物や動物を作り出すのはブラジル出身のモーツァルト・グエラMozart GUERRA。文明の発達に脅かされるアマゾン熱帯雨林の人々に捧げる『標的Cible』。
ベネズエラのアナベル・グエレロAnabell GUERREROはベネズエとコロンビアの国境で撮影した3等分されたインディアンののポートレイトで人質社会に立ち向かう女性像を表現。3枚のモンタージュによって、高さを帯びた女性達は迫力を増す。
スリナムのマルセル・ピナMarcel PINASはジュカ族文明の保護をアピール。コミュニケーションのベクトルとなるジュカ伝統彫刻のシンボルやサインが彼の作品にも見いだされる。
ギニアからはナタリー・ルロワ・フィエヴェNathalie LEROY-FIÉVÉEの象形文字と化する抽象画、クレオール民話を想起させる物語びいた構築でコラージュするティエリー・ティアン・シオ・ポThierry TIAN-SIO-POなど。
エキゾチズムな作品群と対照的に背景には会場となる市庁舎のタペストリーの間の古い織物の壁画、そして丸天井も見逃せない。
LATITUDES2006 – Terres d’Amazonie【ラティテュード】
会場 : 市庁舎 Hôtel de Ville, Salle des Prévôts et Salon des Tapisseries
会期 : 2006年12月15日〜2007年1月27日 10:00〜19:00
入場無料



m said 昨日行ってみたら、もうお店がありませんでした。