南仏の逸品カリソン、パリに登場 La Grande Duchesse

南仏の逸品カリソン、パリに登場 La Grande Duchesse

南フランスはサン・レミ・ドゥ・プロヴァンス(ST-REMY-DE-PROVENCE)にある『ル・プティ・デュック Le Petit Duc』がパリに初進出です。南フランスならではのハーブを使ったサブレや銘菓カリソンなど、上品なお菓子を取り扱っておられます。'’小さな公爵'’を意味する本店。店名に負けない位美味しさを追求した品質高きお菓子達。'’小さな公爵'’ならず、もっともっと偉大なもの、という意味を込め、今年の5月にやってきたパリの店舗は『ラ・グランドゥ・デュシェス La Grande Duchesse』(大公爵夫人)に。商品は本店と全く同じものが購入できます。ここのカリソン Calisson(プロヴァンス銘菓のアーモンド・マジパン菓子)が、以前ご紹介した『Ets Lion』さんにあり初めて頂き、その美味しさに一目惚れ。柔らかいカリソンは風味豊かで口の中で溶けるように消えていきます。味も非常に上品で今まで食べたカリソンの中で一番美味しいと思いました。そんな名店がパリにも出てきたというのですから行かなければなりません。

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昔のヨーロッパ王室を思わすデザインロゴが上品なメタルBOXは光をシャットダウンし湿気から守るべく品質管理も徹底。パッケージもセンスがあり、お土産以上に自分の手元に欲しくなる数々。天然の材料を使い素材の味を活かし、何百年も前のレシピを再現し、輝かしいお菓子を蘇らせているのはお菓子研究家・アン・ダギン(Anne Daguin)さん。当時のレシピを元に、現代に食べやすいテクスチャーや香りなど、更なる研究を積むアンさん。そしてそれを形にするのは彼女の旦那様でもあり、シェフパティシェでもあるアーマン・バンヴェク(Hermann Van Beeck)さん。二人はお互いの分野を活かし合い、甘さの思想哲学なるものを追及する好奇心多きパートナー。過去ヨーロッパで食べられていた甘いものの歴史を隈なく辿り、それをも見事に現代にもたらしたお二人です。

彼らの作るものは全て無添加・無着色・保存料一切なしの自然なものばかり。品質には拘りを持っている為賞味期限も長くはありません。味覚を感じる舌先を刺激するショウガやサフラン、フヌイユなどの独特な味を持つ素材と甘さを融合させる事で味覚器官により刺激を与え、更にアーモンドやオレンジ、バラやアニスシード等といった様々な食感のものを混ぜる事でより豊かな味わいを表現。当時のレシピにその背景を織り交ぜながら当時をふと感じる事ができるような懐かしい味や食感に工夫しておられます。

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何よりもご紹介したいのがカリソン。たいてい硬くて細長い楕円型のものが多いのですが、こちらのは小さな正方形。四方側面がカットされているのでとても口当たりがソフト。この日説明して下さったのは、物腰静かな気品あるジャックリーヌさん(Jacqueline)。昔の製法に基づきアンさんが研究したテクスチャーの改良のもと生れたというそれは、粒子の細かい砂糖を使用することでとっても柔らかい。まるで蜂蜜が入っているかのようなしっとりさ。又、アーモンドと共にメロンやオレンジのコンフィを混ぜる事でしっとり感をプラスさせ味にもコクをプラスしています。一粒いかが?とジャックリーヌさん。ここのカリソンは最高品質よ、と笑顔でおっしゃいます。
アーモンドの風味をしっかり感じられるクラッシック(8ユーロ~/袋・10ユーロ~/缶)もお勧めですが、ピスタチオ風味やオレンジ風味も◎。又、バラの花入り(Calisson à la Rose de Dame)は何とも気品溢れるお味!口に入れると初めはアーモンドの香がしっかり感じられ、最後飲み込んでしまう瞬間にふわっとやってくるバラの味わい。口の中で強すぎず弱すぎず広がり、静かに余韻を残すその香りはとってもとっても上品。これぞ貴婦人の一粒といった感じです。カリソンだけでも様々なタイプの詰め合わせが用意されその可愛らしさに迷ってしまいますが、4種の味がセットになった『 Les 4 Calissons クラッシック・ピスタシュ・オレンジ・ローズ (8ユーロ~/袋・18ユーロ~/缶)』 詰合せが堪能できてお勧めでしょうか。

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又、女性心をくすぐる可愛いサブレ達も豊富。例えば『トリアングル Triangle』はアーモンドをバターとハチミツでヌガーにし、サブレの上に敷詰めたもの。ほんのり甘ったるい風味が子供の頃を思い出されてくれる一品。ハート型が可愛らしい『クール・ドゥ・プティ・アルベール Cœur du Petit Albert 』は14世紀にいたあるアルベールという男の子へのオマージュ。クロッカスの花めしべから採れる芳香なサフランの香りがホロホロと崩れるサブレと融合。紅茶や赤い実のソルベに頂くと美味しいのだそう。『リュンヌ・ア・ラニス Lune à l’Anis』(4ユーロ~)はその名のごとく三日月型。これはアンさんの思いつきで出来たお菓子のようです。初めはアーモンドの硬さを楽しみ、そして噛んでいくうちに広がるアニスの香りを楽しむべく一品。コーヒーと是非一緒に、との事。花型がキュートな『フルール・アングレイズ Fleur anglaise』(4ユーロ~)はイギリス18世紀に生れたバターサブレ。イギリス発祥ならではの紅茶と一緒に頂くのがお勧めだそうです。また、『レ・キャトル・サブレ・サレ Les 4 Sablés Salés』は、タイム・フヌイユ・オリーブ・ローズマリーの4種を散りばめた塩味サブレ。南仏ならではの天然ハーブがぎゅっと詰まった一粒です。シャンパンやワインのアペリティフに最適。

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又、全てのサブレが詰め合わせになったアソートボックス、『ディ・グ 10 Goûts』(27ユーロ/450g)はその形の集結がなんとも可愛らしい!お土産にはぴったりです。その他にもラベンダーのサブレ(5ユーロ/袋・14ユーロ/缶)やハート型の缶入りサブレ(15ユーロ)も素敵。変わったものでは、フヌイユ・クミン・コリアンダー・ラベンダーの種そのものを砂糖でくるんだカラフルな砂糖菓子、そしてバイオレット・ヴェルヴェンヌ・ローズ・ミントの葉そのものを砂糖でくるんだクリスタルゼもとてもキュート(4ユーロ~)。ちょっとしたティータイムを優雅なものにかえてくれる心のこもったお菓子達。ヨーロッパのお菓子の歴史と共に、プロヴァンスの銘菓をパリにて是非お買い求め下さい。

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La Grande Duchesse【ラ・グランド・デュシェス】
13 rue Castellane 75008 Paris
Tel : 01 42 66 12 57
メトロ : 8・12・14番線 Madeleine
営業 :月 14:30 – 19:30 / 火―土 10:30 – 19:30
定休日 :日

本店 LE PETIT DUC【ル・プチ・デュック】
7 bd Victor Hugo 13210 ST-REMY-DE-PROVENCE
tel & fax : 04 90 92 08 317
http://www.petit-duc.com/

by junko on 2007-11-15 [スイーツの都]
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