ゴッホの絵が動いた! La Passion Van Gogh

1891年の夏、アルマン・ルーランは郵便配達員の父、ジョセフに頼まれて、フィンセント・ファン・ゴッホから弟テオへの手紙を託された。それはすでに自殺した画家の最後の手紙だった。アルマンは、父の友人であったその画家のために一肌脱いでやろうという気持ちだったのだ。しかし、パリでは弟テオの家族には会えなかった。次に彼が目指したのは、画材屋の親父タンギーだった。そこで聞いたのは、フィンセントの死後、数ヶ月して追うように亡くなったテオの死だった。そして、彼はすべての真実を知るために、フィンセントが最後に過ごしたオーベル・シュール・オワーズに行くことにする。一体彼の最期に何があったのか?本当に自殺だったのか?ミステリーを暴く旅になっていく。

構想は7年にも及ぶ、このアニメーション作品は、長編映画史上初めて、一枚づつ画家達の手によって描かれた油絵の集大成なのだ。プロのアニメーターではなく、世界中から集められた画家は約130名。フェイスブックなどで集まったという。それから、彼らはポーランドとギリシャのアトリエで2年間、ゴッホの絵柄を習得し、それをアニメにするという膨大な作業をした。
監督のウェルチマンは脚本を描き、ポーランド人画家で妻のドロタもアイデアを出した。資金は資産家のゴッホのファン達などから調達した。そして、ハリウッドのアニメに比べると格段に安い資金で仕上がった。

画風がゴッホなのに、動きが滑らかなのは、俳優がまず演じているのを撮影しているからだ。回想シーンはゴッホの絵にはないシーンなのと、観客の目が疲れないために白黒にしてみた。
脚本は完全なオリジナルなので、画面だけでなく、物語も楽しめる作品になっている。
日本でも人気のある巨匠ゴッホだけに、話題になるのは間違いない。

La Passion Van Gogh 【ゴッホ〜最期の手紙〜】
2017年 イギリス・ポーランド作品 95分
監督 :ドロタ・コビエラDorota Kobiela 、ヒュー・ウェルチマンHugh Welchman
日本では2017年11月に全国で公開。
http://www.gogh-movie.jp/

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