パリ5区 メトロ駅 カディナル・ルモワン(Cadinal Lemoine)を上がると、すぐ目に飛び込んでくるピンク色のブーランジェリー。ここが、今年 2010年度、パリのバゲット・トラディション・コンクールにて、第2位を受賞したブーランジェリー「ラ・パリジェンヌ~ダニエル・プーファリー( La Parisienne ~ Daniel POUPHARY )」である。
パトロン・ブーランジェでもあるダニエル氏が、ここをオープンさせたのは、昨年7月のこと。パリに上京するまでは、フランス東部の街にてブーランジェリーを営んでいたのだそうだ。
当然の事ながら、彼がパリのバゲット・コンクールに参加したのは今回が初めてだったわけだが。。。。 それにも関わらず、いきなり第2位を受賞してしまうのだから、本当に大したものである。重ねて、そのダニエル氏の実力を証明するかのように、5月18日に行われた第7回 マスター・ドゥ・バゲット・トラディション・コンクール(Master de la Baguette Tradition Il de France)でも、イル・ド・フランスで堂々の第3位に輝いている。(尚、フランス東部時代には、メエィユール・クロワッサン賞も受賞したことがあるそうである。)
ブーランジェ、パティシエ、ショコラティエ、グラシエと4つのディプロムを持つダニエル氏。だが、気取ったところなどは全く無い。
早速、お店の名前の由来(新しいお店にしては、あまりにも平凡すぎるので)に付いて、伺ってみたところ、「自分の名前をド~ンと掲げるのもおこがましいし。。。何となくパリらしいネーミングにしたかったので、「ラ・パリジェンヌ」としたんだ。でも、コンクール受賞後、自分の名前も追加したよ(笑)!」と謙虚なお答えが返ってきた。
それでは、ダニエル氏のスペシャリテを紹介していこう。
まずは、第2位に輝いた「バゲット・トラディション(1、05ユーロ)」。表面は、かなりしっかり目に焼かれ、1本の太いクープが中心を貫いている。 小麦の香りを楽しみながら、ひとちぎり口にしてみると、表面のパリパリ感、中のもちもち感、そして、仄かな香ばしさという事なし。素直に、「このバゲット、美味しい!」と思わせるのは、やはり受賞の証しであろう。
その他には、バゲット・トラディションにシリアルを混ぜ込んだ「バゲット・トラディション・グラン(1,10ユーロ)」や、ちょっと細めの「フィセル(0,55ユーロ)」、セイグル生地に、ヒマワリや、胡麻などのシリアルを加えた「バゲット・デ・プレ(1,10ユーロ)」など。もちろん、「普通のバゲット(0,85ユーロ)」も置いている。
続いては、ヴィエノワズリー。何といっても、お薦めは、8種類ほど揃うクロワッサン・シリーズ。まずは、クロワッサンの中に刻んだココナッツをたっぷり詰めた「クロワッサン・ノワ・ドゥ・ココ(1ユーロ)」。ザクザクという食感と共に、ココナッツの香りが広がっていく。次は、ミルクチョコレートと、砕いた胡桃が入った「クロワッサン・ショコラ・オ・レ・ノワゼット(1ユーロ)」。仄かなミルクチョコレートの甘さと、クロワッサン生地の美味しさは、一度味わってみてほしい。
その他には、レーズンたっぷりの「エスカルゴ・オ・レザン(1,20ユーロ)」や、クリーム・パティシエの詰められた三角のクロワッサン「クロワッサン・ア・ラ・クレーム・パティシエ(1ユーロ)」、また、クレーム・パティシエとチョコを折り込んだ「ブリオッシュ・スイス(1ユーロ)」などなど。常時、20種類ほど並べられている。
また、可愛らしいプチパン(各0,50ユーロ)も、ナチュール、胡桃、セイグル、レーズン、胡麻入りなど数種類揃えられているので、こちらも試してみたい。
お昼時には、サンドウィッチ(2,70~4,60ユーロ)も捨てがたい。サラダと、生ハム、グリュイエール、チキン、ツナなどがぎっしりと詰まった美味しそうなものがずら~っと並ぶ。お得なセット Formule 5,7 ( 2,70ユーロのサンドウィッチ+ 2,10ユーロのタルト+好みのドリンク)も用意されている。
ショーケースには、ブーランジェリーらしいパティスリーが並んでいる。ダニエル氏に伺えば、彼のスペシャリテは「シーブースト」だという事だったが、残念ながらこの日は既にケースには無く。。。。「エクレア・プラリネ(2ユーロ)」と、「タルトレット・フランボワーズ(2,80ユーロ)」をチョイス。エクレアは、クリームにプラリネが混ぜられているせいか、見た目よりもかなり重め。タルトの方は、フランボワーズがしっかりと敷き詰められていて普通に美味しかった。
また、マカロン(各0,90ユーロ)は、この界隈を散策するツーリストに大人気だそうで、ショコラ、ヴァニラ、ピスタッシュ、フランボワーズ、カフェ、レモンの6種が揃っている。
さて、このモンジュ通り(rue Mange)と言えば、エリック・カイザー(Eric KAYSER)、ル・ブーランジェ・ドウ・モンジュ(Le Boulanger de Mange)などといった有名ブーランジェリーが軒を連ねる、言わずと知れたパンの激戦地区。そこに今、これからが楽しみな実力派「La Parisienne ~ Daniel POUPHARY 」が加わったわけである。近年中には、「ラ・パリジェンヌ」の2号店も考えているというダニエル氏。これからも、益々飛躍し続けるブーランジェであってほしい。
最後に、ここのブーランジェのスタッフ方の写真をどうぞ! (左から、マックス(Max)氏、ダニエル氏、クリストフ(Christophe)氏)
La Parisienne ~ Daniel POUPHARY
28 rue Monge 75005 Paris
メトロ 10番線 Cadinal Lemoine
Tel 09 52 48 40 83
営業時間 月曜~金曜日 7時~20時30分
定休日 土曜、日曜日




































本年度は、8月7日~9月5日まで、夏季ヴァカンスだそうです。