パンもケーキもアイデアも一杯 La Fougasse

La Fougasseラ・フーガス偶然、通りがかったパリ3区のブルターニュ通り rue de Bretagne に、なんと外まで行列が出来ているブーランジェリーがあるではないか!パン好きな私としては、ここで放っておくわけにはいかない。
早速、ガラス越しに中を覗いてみると、美味しそうなケーキがずら~り!
ここは、マルシェ・アンファン・ルージュMarché Enfants Rouge 近くにある「ラ・フーガス La Fougasse」。ブネル夫妻M et Mme Bunel が、3年半前にオープンさせたブーランジェリー・パティスリーである。

La Fougasseの店内店内は、とてもモダンに仕上げられている。入り口から、奥のレジまで続いている大きく湾曲したショーケース。
バゲット類が置かれている後方の棚などは、赤にメタル・グレーの枠である。
内装もさながら・・・・・・・実は、ここ「ラ・フーガス」では、私も今までに遭遇した事のない、何ともユニークなアイデアが設けられている。
入り口すぐの壁に大型液晶テレビが設置されて、そこに映し出されているのは、アトリエ内のマーブル台。その上で繰り広げられる、パティシエ達によるケーキ製作の様子がダイレクトで流されているのである。
これについて、ブネルさんに尋ねてみると、「よく、お客さんから、ケーキや、その作り方についての質問を受ける事があるので、列の順番を待ってもらう間、この様にアトリエでの作業風景を見てもらうのも悪くない!」と考え付いたのだとか。
お菓子作りが好きな方には、とても興味深い趣向であると思われる。

La Fougasseのパンさて、そのブネルさんに、お店の商品について説明をしていただいた。
まずは、顔ともいえるバゲットだが、ここではバゲット・トラディション Baguette Tradition(1,10ユーロ)がお薦め!
1本スーッと入れられたクープ(切れ込み)。しっかりめに焼き上げられた皮はガリガリ、中はクリーム色で程よく気泡があり、もちもちとしているのだが、一緒に口にすると、2つの異なった食感が共にハーモニーを奏でるような絶品である。
又、ブシェット Buchette(1,10ユーロ)は、白いバゲット。すり潰した小麦粉から作るため、中身はきめが細かく、もちもちとしており、ほのかに酵母の香りが漂う。繊細な生地のため、クープは入れないのだそうだ。
その他、シオバタ Ciobatta(2ユーロ)や、パン・オ・ルヴァン Pain au Levain(1,20 ユーロ)なども人気商品。
バゲットタイプではないが、パン・デ・モール Pain des Mort(2,30 ユーロ)もブネルさんのお薦めの1品。コルシカ島のパンだそうで、丸くこげ茶色をしている。名前は何とも物騒だが、胡桃、レーズン、卵、バターが練り込まれており、口にするとほんのりと甘みが広がる。朝食や、サラダ、又はフォア・グラと共にどうぞ!との事。

La Fougasseのヴィエノワズリーヴィエノワズリーは、大きな籐のバスケットに盛られていて、どれも美味しそうであるが、その中でも、クロワッサンCroissant(0,90ユーロ)と、パン・オ・ショコラPain au Chocolat(1ユーロ)が人気を分かつそうだ。
通常、パンは27種類、ヴィエノワズリーも12種類は揃えているとの事。その他、キッシュが10種類、サンドウィッチが28種類など。まったくパンだけでも、あまりの種類の多さに唖然とする程である。
そうそう、忘れてはならないのが、ここの店名ともなっている フーガス Fougasse 。オリーヴとトマト、チキンとオニオンなど、10種類もの味が用意されている。

さて、ケーキの方のお薦めは、タルト・ショコラ・フランボワーズ Tarte Chocolat-Franboise(2,50 ユーロ)、シヴースト・フランボワース Civoust Franboise(2,80ユーロ)、ピュイ・ダムール Puit d’Amour(2,80ユーロ)だとか。その他にも、オペラ Opéra(3,00ユーロ)や、ミル・フィーユ Mille Fuille(2,10ユーロ)など、美しい仕上げのケーキが並んでいる。
毎週末には、24種類ものアントルメがショーケースを飾るのだそうだ。
今回は、タルトレット・シトロン・メレンゲ Tartrette Citron Meringue(2,50ユーロ)と、お薦めのピュイ・ダムールを頂いてみた。タルトレット・シトロン・メレンゲは、サクサクのタルトに甘酸っぱいレモンのアパレィーユ。そして、それを緩和するかのように、ねちねちとしたメレンゲの甘さが口の中に広がる。
ピュイ・ダムールの方は、サクサクのパイ生地の中に、あっさりとしたカスタードクリームを詰め、キャラメリゼしたシヴーストをかぶせたもの。とても、口当たりのよい、まろやかな仕上がりに大満足!
美味しい上に、ケーキの価格も手頃なので、なんだか得した気分も味わえる。

La Fougasseのケーキ La Fougasseのタルトレット・シトロン・メレンゲとピュイ・ダムール

メトロの駅からは、すこしだけ歩かなければなりませんが、それも何のその!だって、美味しいパンや、ケーキ、感じのよいスタッフの皆さんが待っていてくれるのだから。

La Fougasse【ラ・フーガス】
25 rue de Bretagne 75003 Paris
メトロ : 8番線 Filles du Calvaire
Tel : 01 42 72 36 80
営業 : 火曜~土曜日 7時~20時 / 日曜日 7時~14時
定休日 : 月曜日

by chiharu on 2008-03-31 [毎日のパン]
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