10区、東駅のすぐ側にある大きな公園。19,690㎡の広さを持つこの庭は、かつて軍事病院(Hôpital Militaire)だった場所であり、1865年に結核は感染症であることを証明し、後にパリの国立医師学院「Académie de médecine」の副委員長を務めた事でも有名なロワール・ヴォージュ(Vosges)地方出身の医師、ジャン=アントワンヌ・ヴィルマン(Jean-Antoine Villemin 1827-1892)からその名が付けられ1977年に整備されました。当時の歴史は今も尚残されており、2つある入口のうち、正面入り口となるレコレ通り(rue des Récollets)の方には病院の名が刻まれた門が歴史的建造物として残されてます。もう一方の入り口はヴェルドゥン大通り(AV.de Verdun)側にあり、蔦の這う小さな門となっています。
多くの発展を遂げ、その後再整備を繰り返し、このような広く緑豊かな庭園へと変化しました。
門をくぐると緑豊かな芝生に綺麗に植え込まれた花々が広がります。ぐるり園内をゆっくり散歩できる遊歩道やベンチも沢山設けられており、見る角度によって様々な景色を楽しむことのできるこの庭園は、SNCFが走る都会的な駅のすぐ側ということをふと忘れてしまいそう。正面入り口を抜けるとすぐ左に、赤ちゃん小屋なる小さな建物があり(CHALET BEBE / Poste de Garde)ママ達にとってはありがたい施設も併設。又、1942年~44年の間に、ここ10区に暮らしていた700人以上ものユダヤの子供達がナチスによって強制収容所に送られたこと、又そのうちの75人の子供達が家族のもとから引き裂かれ埋葬されることなく命を奪われてしまったことを追悼する記念碑が建てられています。ナチスの独裁政権の下、ヴィシーの権力に基づきユダヤ人達はこの庭園に入ることも、通ることも、又他の場所へ足を踏み入れる事すら禁じられたという過去へ遺憾の意を込めモニュメントととして捧げられています。
園の中央には2歳~6歳対象の遊具広場が広がり、周りを取り囲むようにベンチがたっぷりと配置されています。広場を抜けてその奥を進むと左側にはバスケットコートなども。季節と共に木々を楽しみながら緩やかな散歩道を抜けると園を二つに分けるように広がるなだらかな芝生の広がるスペースに到着。ここには若者グル―プが腰をおろし、円を囲んでお喋りを楽しんだり、ごろんと寝転んでお昼寝を満喫したり、とても伸び伸びとした空間になっています。芝生の向こうに見えるのはサンマルタン運河。まるで展望台のように高台に建つ円形キオスク、そばにはちょっと年長さん組用の遊戯具なんかもあります。
花々、そして草木が生い茂る緑豊かなジャルダン・ヴィルマン。1つの庭園内で様々な景色を楽しむことができる素敵なスポットです。日差しがたっぷり降り注ぐ休日にのんびり歩いて、のんびり座って、時間を有意義に過ごしたい、そんな緑の広場です。
Jardin Villemin 【ジャルダン・ヴィルマン】
rue des Récollets / Av. de Verdun 75010 Paris
開園時間 :8:00~20:30 *土日祝は9:00~
*季節によって変更しますのでご注意下さい。
メトロ : 4,5,7番線/ Gare de l’Est































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