13区はビュット・オ・カイユの丘に、住宅地をまたぐように存在する小さな公園。この場所は、かつて瓦や煉瓦の材料となる粘土質が採掘される場所であったのだそうです。ハンガリー人の父とアルメニア人の母を持つ、当時パリで活躍していた写真家・彫刻家のブラッサイ(Brassai 1899-1984)へのオマージュとして1977年に創られました。実際ブラッサイは活動名で本名はGyula Halász(ジュラ・ハラース)なのだとか。パリの街を歩き回り、数多くの写真を残したと言われています。公園に続く道は2か所あり、ひとつはメトロ6番線のCorvisart駅横に通るオーギュスト・ブランキ大通り(Boulevard Auguste Blanqui)沿い、集合住宅建物内への入り口のような小道から続きます。住人さんしか入れないのでは。。。?なんて一瞬思うのですが、入口のその先には勾配のきいた公共の階段があります。階段へと続くその入り口にはrue Eugène Atgeという標識が掲げられているので誰もが通れる道、とすぐにわかるでしょう。この通りの名前「Eugène Atget」もまた、当時パリで活躍していた写真家ウジェーヌ・アジェの名前(Jean-Eugène Atget 1857-1927)。その階段を上ると公園に到着。かつての写真家二人が通りを繋ぐ歴史を感じる入口となっています。
階段を上ると小さな円形広場に出ます。あたりを見渡すと、周をぐるり取り囲むアパルトマン。さっき上って来た階段の下はパリの大通り。建物を通り抜けるように切り開かれた小さな斜面が公園へと繋がり、その先左側の小道からビュット・オ・カイユの丘へと導いてくれます。大通りの車の騒音から一転して、丘の上は静かで小鳥のさえずり声が聞こえてきます。子供達が安心して遊べる憩いの場、そのもの。
公園内は中央砂場と広々とした遊戯具スペースが設けられており、敷地外周がゆるやかな散歩道となっています。遊戯具スペースの横にはピンポン台が2台。その奥にも散歩道がつながっていて、ここにはラベンダーが沢山植えられており、辺り一面プロヴァンスのような香り!目にも鮮やかな心地良い景色です。もう一つの公園出口をでると、その奥はビュット・オ・カイユ地区への連絡小道。
アパルトマンの並ぶ一般道の坂道に交わるこの小道がJohas通りとなります。こちらは階段もなく、すでに小高い丘になったビュット・オ・カイユ界隈からの脇道となりますのでお散歩がてらに公園を軸に大通り、ビュット・オ・カイユ界隈へとどちらに出るのにもいい抜け道となるでしょう。
住宅地の中をすりぬけるようにお散歩できる公園。静かなのでちょっとした穴場かもしれませんね。
この辺りをお散歩する時は是非腰をおろしに寄ってみて下さい。
Jardin Brassaï【ジャルダン・ブラッサイ】
rue Jacques Hillairet 75012 Paris
(Avenue Daumensnil、rue Albinoni沿い)
開園時間 :8:00~21:30 (~8月末まで) *土日祝は9:00~
*季節によって変更しますのでご注意下さい。
メトロ : 6番線 Corvisart
































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