静かな店内、振り返ればあっという間に満席。耳をすますと聞こえてくるのは韓国語、テーブルを埋め尽くすのはほぼ韓国人のお客さん。地元の常連客で賑わっている店内、どっしり構えるお母さんがカウンターで飲み物のスタンバイ。何だかあったかい雰囲気なのです。
まずは前菜に「韓国風酢の物・イカとキュウリの辛子味噌あえ(9.8ユーロ)」を。柔らかいイカがちょっとピリ辛な味噌に絡まり、歯ごたえの良いキュウリと非常によく合います。上質なごま油もさっと和えてあって、ほっとするお味。
そしてみごとにどのテーブルでも注文され、まず運ばれていくのがこのお店自慢のスペシャル、「鳥の唐揚げ(手羽のにんにく風味 11.6ユーロ)」。カリッと揚がった衣は予想以上にサクサク。香ばしいかおりは上からネギダレがかけてあるから。しっかり味にもなっていて何ともジューシー。味がじゅわっ感じられる衣は口の中でシャクシャク音を立てながらにんにくと旨味をしっかり閉じ込めた鳥の手羽に絡みあいます。皆さん一人一皿、な配当で食べておられる位、ここの看板メニュー。まずはこの唐揚をあてにビールを一杯、といった感じなのです。
この日は定食を注文。まずは付添えのご飯と小鉢がテーブルに並びます。キムチも程よい酸味とすっきりした辛さが後をひく上品な味付け。もやしのナムルやほうれん草のナムルもごま油が上品に利いていて優しい味わいでパクパク食べれてしまいます。
メインは「韓国風焼き肉・プルコギ(17.1ユーロ)」と「コムタンスープ (14.7ユーロ)」(どちらもご飯と小鉢付の定食の値段)焼肉は脂がのった牛サーロインの薄切りを甘辛い韓国風タレと一緒に専用の卓上グリルで焼きながら頂くもの。ここのお店はお肉が別皿に出てきて自分で好きな用に焼いて食べるシステム。わからない時は日本語が少し話せるお母さんがカウンターから手伝いに来てくれます。まずはお肉を3分の1量だけグリルへ。漬けダレに旨味が凝縮しているので一緒に回しかけてジュージュー焼きます。柔らかい薄切り肉は日本人の私たちには何ともホットするもの。ネギと一緒に特製ダレをたっぷり絡めてご飯が進みます。
コムタンスープは牛肉、韓国風春雨、ネギがたっぷり入った真白なコクあるスープ。喉ごしが非常によく、アクが全く感じられない味の澄んだスープ。別添で特製辛味ペーストと塩がついてきます。お好みで調節しながら頂くのも韓国流。あっという間に体の芯までぽかぽかです。
小鉢を箸休めに、口の中をお肉と野菜のバランスで保ちながら頂ける食事。本当にほっとする瞬間。お腹も一杯になったのに、最後にもう一度鳥の唐揚を注文しちゃう?と思うくらい、あの余韻は後を引きます。こちらのスペシャルは他にも豚足(11.4ユーロ)があります。お腹に余裕のある方は、是非食べてみて下さい。
最後の締めくくりは緑茶とジャスミンティー(各3.5ユーロ)。ごま油が胃にも優しいヘルシーメニュー。日本語メニュもあるので注文も安心。今やパリでもあちこちに見られる韓国料理レストラン。しかしここの鳥の唐揚はここでしか食べられません。一度食べたら病みつきになる味。きっとあなたも虜になるはず。
【韓林 Han Lim】
6 rue Blainville 75005 Paris
Tel : 01 43 54 62 74
営業時間 12:00~14:30 / 19:00~22:30
定休日 : 月・火曜の昼
メトロ : 7番線 Place monge






















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