暖炉が灯る極上のオーベルジュ Hôtel Hameau Albert 1er

暖炉が灯る極上のオーベルジュ Hotel Hameau Albert 1er前回ご紹介した雪景色の美しいシャモニー・モンブラン。街の中心地には数々のホテルがありますがここに来たなら少し奮発をしてでも是非泊まって頂きたいホテルがあります。

「アモー・アルベール・プルミエールHôtel hameau Albert 1er」。ルレ・シャトーの4つ星、と少々高級ではありますが、旅の思い出を最大限に素晴らしいものにしてくれるこのお宿。その歴史は100年以上も継承されるキャリエール一家の歴史にありました。

時は1903年。シャモニーに鉄道が開通した頃、大型馬車の持ち主であったジョセフ・キャリエール(Joseph Carrier 1代目)が妻リィディ(Lydie)と共にシャモニーに多くの人が集まるよう、ホテル・ペンションを建てる事を決意。当時は小さな宿を営んでいました。

その後1921年、息子のフランソワ(Jopseph-Francois Carrier 2代目)が戦争へ出た事からホテルの経営は一旦ミラノ人に渡され一時はミラノのホテル名で営まれる事になってしまいます。がしかし、フランソワは戦争から無事帰還。1936年に再び取戻し、「ホテル・アルベール・プルミエール」の名で妻クロティルド(Clotilde)と再スタート。時は経ちその息子のマルセル(Marcel Carrier 3代目)が妻アンドレ(Andrée)と共に引継ぐ事に。マルセルは腕のいいコックでもあったことから食事も評判のホテルとなる。

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そして現オーナーとなるその息子、ピエール(Pierre Carrier 4代目)も又優秀なコック。妻マルティヌ(Martine)との間に産まれたのは娘、ペリーヌ(Perrine Carrier)。彼女は父、ピエール・キャリエールと共に5年間厨房に立ったというコック、ピエール・マイエ(Pierre Maillet)と結婚。彼が晴れて5代目後取りとなるわけです。ペリーヌはローザンヌのホテル学校やシャトーで研修を積み、父・夫と共にホテルで働いています。そんなキャリエール一家が大切に守り続けている歴史深いこのホテル。100年も経っているとは思えないほどの内装。

暖炉が灯る極上のオーベルジュ Hotel Hameau Albert 1erお部屋は3タイプに分かれており、モダンで近代建築な本館「アルベール・プルミエールAlber 1er」の棟。お洒落な部屋からシックな木造タイプのものまであり家具も洗練されていて設備も近代的。そして、一棟貸しタイプの「ル・シャレ・ソリ Le Chalet Soli」。こちらはグループや家族で泊まるにはぴったりの独立広々タイプ。いわゆる別荘です。インテリアも上品でサウナやラウンジも完備されており連泊には最高。何と言ってもお勧めはコテージタイプの別館「ラ・フェルム La Ferme」。前回ご紹介したレストラン「メゾン・キャリエール」があるのもこちらの棟。山小屋風の外観、ほっこりした木の温もり、この1コテージが全て自分の部屋と思うとワクワクします。各部屋までへの通路を通るにも部屋のカードキーがないと通れないという万全セキュリティ。確実に宿泊客だけしか入る事のできない建物になっています。小さなエントランスも山小屋の一室のよう。ソファの側には暖炉。目の前にはテラスのように張り出した温水プール。宿泊客なら予約するだけで無料で使用できます。雪景色を眺めながら泳ぐなんて何とも贅沢。

部屋の扉を開けると入口にも仮眠用の小さなベットが。長い廊下にトイレ、お風呂が独立しており、ミニバーも完備。この地の名物、薬草リキュールでまずは冷えた体を暖めながらアペリティフ。ウェルカムサービスはノアゼットとりんご。山の恵みでお出迎えです。

暖炉が灯る極上のオーベルジュ Hotel Hameau Albert 1er部屋はとても広く何よりも嬉しいのが暖炉。薪をくべると部屋の中は一気にほかほか。2004年に改装されたというお部屋。窓からはモンブランの頂上が眺められ、まるで絵画のよう。質にこだわった寝具類、防寒機能とエレガントさを兼ね備えたカーテン。トーンを落とした部屋の壁は外の真白な雪が際立ちます。低めのローテーブルにゆったり背中がうずまる肘掛イスに腰を下せば外の景色が美しく見えるちょうどいい角度。奥にはもう一つ扉がありテラスロッジへ出ることが。一歩出れば目の前にはモンブランの雪景色!カーペットにはアマ(亜麻)、壁と天井はオーク材、床にはトネリコを使用、暖炉は枠扉を付けて換気を配慮。昔の屋根裏部屋をイメージしたというバスルーム。窓枠が小さく高めに配置されています。壁は防水剤を施し石粉と自然の塗料でシンプルな内装。お風呂は何と温泉式なのだそう。岩塩ソルトがあったり石を利用したアイテムが各所にあったりととても癒されます。自然の優しさに包まれて、心の底からリラックスできる、そんなお部屋。TVは日本のチャンネルも見れ、又DVDも完備。好きなものを持参して映画観賞もできてしまいます。素敵なお部屋で外に出るのがもったいない。。。と思ってしまう位一日中寛ぎたいと思える空間。

ゆっくり体を休めたら目と鼻の先にあるレストランへ。4代目ピエール・キャリエール氏が腕を振るう「レストラン・アルベール・プルミエール Restaurant Albert 1er」。豪華な内装に優雅な空気が漂うエレガントな店内。この地名物のアニスシードを練込んだブリオッシュのアミューズ、お勧めはスペシャリテ、ポティロンのクリームスープ「Crème de potiron, chataignes,lait battu et chips de racines, tartine de truffe noire (48ユーロ)」。たっぷりスライスしたトリュフを散らして頂きます。ねっとりと濃厚なコクあるポティロンは甘くてクリーミー。優しくほっとした中にトリュフの存在感がたっぷり。

冬ならではのブレス鶏。「Poularde de Bresse en deux services (58ユーロ)」そして冬ならではのブレス鶏。「Poularde de Bresse en deux services (58ユーロ)」。こちらは違った調理方で2皿出てきます。まずは皮目をカリッとグリエして。皮と身の間にトリュフが挟み込まれてあります。中は驚くほどにしっとり。2皿目はトリュフを巻き込んで蒸しあげた贅沢な一品。香り高いセップ茸と共に。

デザートはシャリオから好きなものを好きなだけ「Le Grand Chariot de Patisseries(21ユーロ)」が色々楽しめます。サヴォア地方ならではのガトーサヴォアも◎。お得なのは3種のお皿が出てくるという「Les Gourmandises Les parfums d’hiver (25ユーロ)」。イチジクのロティ・ハチミツのクレームブリュレ・柑橘フルーツのソルべ添、ビスキュイショコラ・バナーヌ・ゴマのヌガティーヌとアボカドのピュレ添、シトロンヴェールのスフレ。最後にはショコラとミニャルディーズもついてあっという間に外も真っ暗。お腹一杯になっても部屋はすぐそこ。食べきれなかったショコラを部屋に持ち込んでゆっくりティータイム。

デザートはシャリオから好きなものを好きなだけ「Le Grand Chariot de Patisseries(21ユーロ)」が朝はしんしんと積もった雪で一面真っ白。明るくキラキラ輝いてとっても綺麗。パチパチと音を立て、ゆらゆら揺れる暖炉の炎を見ながら朝食はお部屋でのんびり。サヴォアならでは、朝からルブロションチーズと生ハムがしっかりついてきます。山の収穫、フランボワーズもたっぷり。又この地で採れるというプルーンのコンフィチュールは絶品。えぐみの全くないピュアな甘味ととろみ。クロワッサンにヴィエノワズリーも焼きたてでとっても美味。ケーク・ショコラがついているのもまた嬉しい。

スタッフの方々も非常に親切で礼儀正しくとても気持ちがいい。贅を尽した空間で過ごすひと時とお食事。二つが揃ってこそのオーベルジュ。景色に負けない位素敵なホテル、素敵な景色があるからこその素晴らしいホテル。シャモニーに行くならば絶対お勧めです。

ヴァレンタインにもピッタリなもロマンティックなお宿ではないでしょうか。

アヌシーへのアクセス】
パリ・ガール・ドゥ・リヨン(Gare de Lyon)駅から直行にてリヨン・パール・デ
ュー(Lyon Part Dieu)駅下車。(所要時間約2時間)。
そこからアヌシー(Annecy)・シャンベリー(Chambery)行に乗換えて、直行にてア
ヌシー駅下車。(所要時間約2時間)。
尚、リヨン・パール・デュー駅からのアヌシーへの乗換えは、SNCFの電車ではな
く、バスで行くものもあるので注意。チケットにAUTO CARと表記があればバスの
ことです。

【アヌシーからシャモニー・モンブランへのアクセス】
アヌシー駅からサン・ジェルヴェ(St-Gervais)駅下車(所要時間約1時間30分)
、そこからシャモニー(Chamonix)行きに乗換えて、
シャモニー・モンブラン(Chamonix Mont-Blanc)駅下車(所要時間約30分)
*パリからシャモニー・モンブランへの直行便も少しありますが、ほぼ夜行列車(
約10時間)となってしまいます。

【ホテル・アモー・アルベール・プルミエール】Hôtel Hameau Albert 1er
38 route du Bouchet 74402 Chamonix Mont-Blanc
Tel : 04 50 53 05 09
Fax : 04 50 55 95 48
http://www.hameaualbert.fr
部屋料金 Albert 1er 160〜490ユーロ
       la Ferme  365〜890ユーロ
       Le Chalet Soli 1200〜1400ユーロ
朝食 18ユーロ
*お部屋の料金はシーズンによって変わりますのでHPをご参考下さい。
プール、トレーニングジム、室内ロッククライミング、歯医者、アロマテラピー、マッサージ、エステなど有。

【レストラン・ガストロノミック・ドゥ・ラルベール・プルミエール】Restaurant Gastronomique de l’Albert 1er
アドレス,Telは同上
定休日 3月12日〜6月4日のお昼(2008年)、火曜昼、水曜、木曜昼
メニュー 56ユーロ、68ユーロ(ワイン付)、70ユーロ、118ユーロ

by junko on 2008-02-06 [バカンスへ行こう]
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