Keep clean, Keep green !! グリーンバード green bird

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パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green bird皆さん、パリで清掃活動をしている素敵な日本人グループの方々をご存じでしょうか?
背中に「22」のロゴが入った緑のビブスに黄色い軍手、片手にトング、ゴミ袋を持ってパリの町中をごみ拾い。彼らの名前は「グリーンバード」。毎月一回、場所を決めて1時間ほどみんなで移動しながらお掃除をされています。

東京は原宿・表参道に本拠を構え、東京を中心に福岡、長崎などで温かい心と共に清掃活動を行われているNPO法人グループの皆さん。2007年2月にここパリ支部が設立されリーダーとして立ち上がって下さったのが関口良和さん。グリーンバード代表・長谷川健さんの友人でもあり、元は表参道の一員。お仕事でパリに転勤になられたことから我がパリに舞い降り、同年4月よりお掃除活動を開始。なぜパリで?という問いに、「これは強制ではなく、あくまでも自分の住む街をきれいにしよう、きれいにしたい、と思う気持ちから始まる純粋な、そしてシンプルなことなんです。」そう関口さんは笑顔で話してくれます。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green birdそもそもこの活動はボランティア。勿論何の報酬もありません。「きれいな街にはきれいな心が育つ。」ただそんな心の気持ちが行動になっているだけ。そして「ゴミのポイ捨てカッコ悪いぜ!」を理念にPR活動を広めていらっしゃること。続けることが大事。でも「続けなければ」と思うのでは続けられないし、それはただの強制に過ぎません。自らの心が動かす想いの力。それが自然に参加できる継続の現れなのです。

現在のパリの活動はパリ支部のHPブログを通して、今月のお掃除場所が告知されます。参加は勿論誰だってOK。「ゴミやタバコをポイ捨てしない。」と宣言すれば誰もがグリーンバードのメンバーなのです。「街を汚すことはカッコ悪いことだ。」そう思える気持ちさえあれば誰だってその場で参加できてしまう、それが彼らのコンセプト。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green bird活動開始第一回目のお掃除はシャンゼリゼ大通りだったそうです。その後サン・ミッシェル広場やエッフェル塔、オペラ通り、ノートルダム大聖堂、ルーブル美術館、モンマルトル周辺などを定期的にゴミ拾い。今回取材をさせて頂いた日は6区はサンジェルマンデプレ教会。14時集合で約1時間ほどかけて行います。時間と共にどんどん皆さんご到着。その人数に驚かされました。今回初めて参加の方もいらっしゃれば、連続出席のベテランメンバーまで。みんなが家族の様に笑顔で繋がっていきます。立ち上げ当初は2人で始まったというお掃除。活動を見て下さった方々やお友達・知り合いからの繋がりでその後も少しずつメンバーは増え、この日は何と30人近くもの皆さんが集合。すごいことですよね。お仕事をされている方、学生さん、駐在員のご家族の方、お友達のお友達などなど、在仏日本人大集合なのです。

どうしてここへ?という質問に皆さん答えて下さるのは「○○さんのお友達で、○○さんから聞いて」。たった一人での初めて参加の方もいらっしゃいました。そう、お友達から聞いても決して強制ではないのです。誘われたから来たのではなく、話を聞いて行こうと思ってくれた自らの気持ちからなのです。例え初めて会う人達ばかりの集合でも!皆さん本当にピュアに「街がきれいになれば嬉しいし、素敵な活動だし!」と答えてくれました。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green bird教会前でビブスを着用しトングと軍手が配布され、リュクサンブール公園へ向かっていざスタート!下を向けば99%タバコの吸い殻。そう、ポイ捨てです。日頃普通に歩いていた街、パリ。こうしてよく下を見ればこんなにゴミが落ちていたのか。。。改めて実感しました。特にカフェやレストランの前には吸い殻、又タバコの箱、そのビニール包装のクズなどがいっぱい。はたまたフランスのゴミ袋に付属している袋を縛る為のビニール紐。ゴミ袋がゴミを出してどうするのか?一生懸命つまんでゴミ袋に入れる姿を見て、興味を抱くフランス人はたくさん。「何をしているの?」「素晴しい活動ね!」など、声をかけて下さいます。中には喫煙中のフランス人女性が自ら熱心に活動の説明を聞いていたり。こういった関心を抱いてくれる方々の為に、グリーンバードの活動をプリントした案内を配っておられます。又、ポイ捨て禁止!なるオリジナル携帯灰皿も配布。フランス人の問いかけに一生懸命説明してくれていたのは翻訳家を目指すayakoさん。彼らの関心度は非常に高く、本当に積極的に質問を投げかけてくれるそうです。説明にも力が入ります。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green birdパリ支部副隊長ことkoyaさん。彼も日本企業から派遣され、現在フランスの大学でMBA取得を目指しておられるお方。この日も備品準備や道の誘導など一生懸命皆さんをバックアップ。「僕達がしていることはまだまだ微力なこと。1時間ゴミを集めてもパリの街は綺麗にはなりきらない。でも続けることが一番大切。僕達の姿が少しでもフランス人の皆さんに響き、何かを感じてもらえる動機になれば嬉しいし、ゴミを捨ててはいけないんだ、と少しでも思ってもらえれば嬉しい。」と語ってくれます。関口さんもおっしゃっておられましたが、ゴミを拾うことは当たり前のこと、単に捨てなければ街も汚れないし拾わなくてもいい、まずは捨てちゃいけないんだよ、ということを少しでも理解してもらいたい。教会をスタートした一行は少しずつゴミ袋を膨らませながらリュクサンブール公園へ。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green bird今回のお掃除、「割と綺麗ですね、この辺は。」そう言ってくれたのは学生さんのtomoさん。以前の掃除ポイントはもっとゴミが落ちていたそう。私にしてみればこの日のゴミも相当なものと感じましたが、これで割と綺麗な方とはパリも大変なことです。参加する気持ちはごく自然な動機。そしてこうしてみんなと関わり、パリでも頑張っている日本人の方々と接しお話できることがとても嬉しいし勇気をもらえるという彼女は連続最多参加のお一人。

又、交換留学生で来られ現在就職活動中のAtsushiさんも若き原動力。スポーツメンバーの繋がりでこの活動を知り参加しているという彼。遊び盛りといっても過言ではない時期にパリで掃除活動に費やす時間。何の抵抗もなくイキイキと参加。「ありがたいことに学生は時間に恵まれていますから」と笑顔で答えてくれました。又、パリ支部仲間とは知り合いではなかったけれどという在仏者mamiさんは唯一HPを見て参加して下さった女性。もとは東京・歌舞伎町チームのリーダーとお友達でパリにできるというお話を聞いて、自ら見つけて来て下さった方。彼女も自身の意思で立ち上がって下さった方なのです。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green birdご主人のお仕事で駐在されているというご家族はお子さんも一緒に参加!お母様は「子供達にとってもとてもいいことだしね。」と家族全員で参加して下さいました。

そして在仏歴20年以上のitaruさん、mikikoさんご夫婦。こちらもきっかけはスポーツ仲間から聞いての参加でした。純真無垢に「こういった活動はいいこと」と即答を頂きました。なぜ?と聞かれても、どうしてかな?というのが率直なお答。そう、理由なんてないんですよね。ただ、参加しようと思う気持ち、みんなとゴミを拾おうじゃないか、とシンプルに思う事が大切なこと。在仏長きお二人、パリの生活に慣れた今、お休みの日をゆっくり家で、ではなくこのような活動に過ごす時間を問うと、「休みの日はやることないし!」なんて、冗談まじりにおっしゃってくれましたが、その奥の奥に人としての優しく温かい心の広さを素直に感じました。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green bird他にもお話をお伺いできなかった方々がたくさんいらっしゃいました。今回彼らに出会えて、パリにもこんなに素敵な日本人がこんなにいらっしゃる!とただただ、感動しました。何の見返りも求めず、この街の為、みんなの為、そして自分の為。パリがきれいになることを一生懸命考えてくれているみなさん。私のこれまでの街に対する環境意識に喝を入れられ、そして背筋がピンと伸びた気分。
それと同時に心もきれいにお掃除された気持ちでした。
人が笑顔でいれること。その根本が一体何なのかを教わったような一日。

私達は日本人だけれど、フランスに住み、このパリという街に住んでいる今、自分の街はここパリ。異国人という垣根を取り払いこの国に呼びかけ自ら接する事でパリとの関わりを感じ、より身近に感じられるようになる、と関口さん。残念ながら今回日本への帰国の為リーダーを引退される関口さん。今後は副隊長のkoyaさんがリーダーとして就任されパリ支部を支えて下さるそうです。決して後任引き継ぎではなく、koyaさんが自らその後を引き受けると手を挙げて下さったから。グリーンバードは強制ではないのです。個々の気持ちで前進し続けているのです。

パリでゴミ掃除ボランティア グリーンバード green birdこの日は関口さんの送別会も兼ね、お掃除後リュクサンブール公園でお花見大会が開かれました。たくさんの方々が参加されコミュニケーションを深めながら繋がっていく光景、とても温かい家族のようでした。お掃除の後、皆さん口を揃えておっしゃるのが「楽しかった」そのピュアな笑顔。

皆さんも是非お時間があれば参加してみて下さい。一人だってその日からすぐ仲間になれます。そして何よりも心が晴れ晴れしますよ。きれいな街にはきれいな心が育つ。私達の活動がパリの人々の心を打ち、美化に対するモチベーションを挙げてもらえるきっかけになれば。
ふとそう感じたら気兼ねなくご参加を。

“ Keep clean, Keep green” グリーンバードのみんなが待っています!

green bird【グリーンバード パリ支部】
パリ支部ブログ http://ameblo.jp/greenbird-paris
グリーンバードHP http://www.greenbird.jp/index.php
*お掃除は毎月一回パリのどこかで行われます。ブログをご参考下さい。
*参加当日は何もいりません。動きやすい服装で気軽にご参加頂けます。

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Keep clean, Keep green !! グリーンバード green bird への3件のコメント

  1. ブルー より:

    パリ活動に関してですが、フランスでは大きな失業対策のために、ゴミの清掃員を増やして仕事を作っています。団体が大きくなるほどに、力がついてきますが、その裏側で、町を綺麗にされてしまっては、仕事にありつけなくなるフランス人が出ています。
    フランスの失業率は深刻で、20パーセント。こういう人の仕事つくりの方へ、影響が
    出ないように、気をつける必要もあるかと思いますが、そのあたりは、どうなっているので
    しょうか?ただ、日本人的感覚で、キレイにする=良いこと となりますが、こちらでは、
    生きるために働きたいというひと、そして、高額税金を支払い、まわしていくという
    社会主義国なので、ボランティアとひとくちにいって、それが良いことに繋がるだけとは
    限らない気がするのです。そこら辺は考えての活動になっているのでしょうか?

  2. hayakoo より:

    ブルー様
    この度は大変貴重なご意見ありがとうございます。
    グリーンバードの活動をパリで行うようになり、ブルーさんのような話を聞くこともあるようです。ただ彼らの活動に共感を持ってくれるフランス人はそれとは比較にならない程多いのも事実です。
    4月の清掃活動がロイターからリリースされた影響で、パリ市の清掃局から「是非一緒に活動しませんか?」というオファーも受けているとのことです。
    実際パリで清掃を仕事としている人からも「時々注射針など危ないものもあるから気をつけて!」という言葉をいただいたり、彼らの活動に対して肯定的に受け止めてくれているようです。
    ご指摘の失業対策に対しては、グリーンバードの活動は月1回、1回あたり20~25名が1時間程度掃除をするだけです。彼らの活動内容から考えても、パリを清掃する人達の仕事を直接奪っているとはいいかねます。
    今後彼らの活動がパリ市民に浸透し、パリの街からゴミが無くなるようなことになれば、彼らの仕事を奪ってしまった、と言う事ができるかもしれませんが、ただそうなればパリ市としては他のことにお金をまわせるようになり、失業対策にも繋がるのではないかと考えます。
    グリーンバードさんの思いはただ一つ、『キレイなところに住みたい、パリの街をもっとキレイにしたい』、それだけです。
    私達もキレイなパリであって欲しいと願う、パリ住民の一人です。

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