和の味わい香るあったかフレンチ Grannie Chez Naoto

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Grannie Chez Naoto【グラニー・シェ・ナオト】場所は7区、ル・ボン・マルシェに程近い裏路地の入口。サン・ジェルマン・デ・プレからも歩いてさほど遠くない絶好の立地で人通りの少ない静かな通り。ここに木組みの窓が可愛らしい日本人シェフが腕を振るうレストラン、「グラニー・シェ・ナオト」があります。オーナーシェフの北村直人さんは、1999年末にこの店をオープンされ、その後もずっとお一人でキッチンを守り続けていらっしゃるのです。早10年、今も尚お一人で料理をこなされているのですから驚きです。それでも旬の素材を厳選し、自らマルシェに足を運んでは鮮度の良いものを調達することに余念がありません。だからこそ、その日入った新鮮な食材を使ってメニューが決まることもしばしば。日本人シェフのお店、ということでお電話での予約やメニューの説明などを全てシェフが出来ればいいのですが、やはりキッチンが忙しくなるとなかなかご期待にお応えできず申し訳ない、と謙虚な北村さん。そのお人柄がにじみ出た笑顔からも彼のお料理の優しさが伝わります。サービススタッフも1人で切り盛りしている店内。メニューは黒板に手書きタイプで日本語訳はありませんがどうぞご了承下さいませ。

Grannie Chez Naoto【グラニー・シェ・ナオト】内装はほっこりとした木組の造りで、梁の天井がフランスらしさを醸し出していると共に10年の歴史を深く感じます。常連さんが多いという店内は毎週食べに来てくれるご夫婦、お子さんもご一緒に家族でリピートしてくれているファミリーの団体さんと馴染みの顔がテーブルを埋めていました。
テーブルには和を感じるランチョンマットが用意されておりアットホームな雰囲気に。まずはアミューズにおかきなどの盛り合わせがサーブされます。肩の力がすっと抜ける気持ちになります。メニューはお昼が24ユーロ、夜は33ユーロの2コース。アラカルトでのオーダーも可能です。

ディナーに訪れたこの日は、まずは前菜に「フォアグラのシャンティ・ヴェトラーブのソース Chantilly de Fois gras au coulis de betterave」をチョイス。シャンティのようにふんわり軽やかなフォアグラのエスプーマは口溶けが良く冷たくて、舌の上をするりとなくなっていきます。それに合わせたヴェトラーブの甘みがフォアグラの甘みと相まって、まるでデザートみたいな前菜。野菜と絡めて全部一緒に食べる事をお勧めします!

Grannie Chez Naoto Grannie Chez Naoto

もう一皿は北村シェフのスペシャリテでもある「ザリガニのリゾット Risotto aux écrevisse」 。もちっとした食感にソースがしっかり絡まったリゾットはふっくらとしたザリガニの身が予想以上にたっぷり潜んでいて、食べ応えのある味わい深い一皿です。何よりも、これらを全てお1人で用意されていると思うと細部に行き届いた仕上げに心がこもっている事を感じます。

Grannie Chez Naoto【グラニー・シェ・ナオト】メインは「牛横隔膜のステーキ、セップ茸のソース Onglet de boeuf, jus aux Cèpes」。北村さんのお料理には和の味が隠されている個性的なところも一つの魅力。こちらはしっとり柔らかいお肉の下に、お野菜のソテーがふんだんに敷きつめられているのですが、白菜も混じっていて食感とその甘みがどこか口の中でほっとする味わいにまとめ上げてくれているのです。セップ茸の香り高いジュに絡まりコックリとしています。

そしてもう一品は「仔鴨のフィレ、てりやきソース Filet de Canette, sauce TERIYAKI」。しっかり焼いた皮目の間に閉じ込められた脂の旨みに抜群の火入れでロゼに上がった奥行きのあるお肉の味わいが、てりやきソースに絡まり何とも言えぬマリアージュに。脳裏によぎる懐かしき風味と舌に感じるフレンチのプライド。両方が重なり合って融合する、北村さんならではの一皿。底には季節のお野菜、ヴェトラーブが甘みを補充。どれもとっても優しい味わいがシェフの料理なのです。

Grannie Chez Naoto Grannie Chez Naoto

デザートは「胡桃のクレームブリュレ Crème Brûlée aux Noix」。普通のようで普通でない、お料理もそうですが、どこかキラリと一滴のエッセンスがたらされているのが嬉しい演出。胡桃の欠片を散りばめたブリュレはクリームそのものも胡桃風味でコクがあってしっかりしたお味。珍しいですよね。

Grannie Chez Naoto Grannie Chez Naoto

そしてもう一品は季節のデザート、「苺のクランブル・リコッタクリーム添え Crumble de Fraise à la Ricotta」。ハードタイプのクランブルは香ばしさがしっかり感じられ、甘酸っぱい苺の果汁を吸いながら口の中に広がります。底にはリコッタにお酒をほんのり利かせたというクリームが隠されており、とてもさっぱりしていて美味しい。これもまた、シェフのお人柄が伝わる優しい仕上がり。

Grannie Chez Naoto【グラニー・シェ・ナオト】毎日コツコツとキッチンで仕込みをし、丁寧に仕上げ、少しずつでも確実により良いものを作り続けておられる北村シェフ。この10年という時間を振り返るとそのご苦労も人一倍のはず。それでもこうして、「Naotoの料理が食べたい」と足を運んで下さっている常連さんの笑顔を見ると、そう、どこか家族のような温かさを感じるアットホームな空気がこのレストラには流れているのです。
ワインリストはさほど多くありませんが、美味しいものだけを厳選して用意されているとのこと。
朝から晩まで四六時中キッチンに立ち続ける彼の意気込みは料理人魂を強く感じます。「時にオーダーが重なると、お料理が出るまでお待ち頂くこともあり申し訳ない」、と丁寧に言葉を綴るシェフ。その分、テーブルに運ばれたお料理が倍の喜びを与えてくれるのですから!
ル・ボン・マルシェからも歩いてすぐ。お買い物の途中に立ち寄るにもすぐ側です。
10年を超えた今、これからも尚、更に磨きをかけ、訪れる人々を喜ばせてくれることでしょう。

Grannie Chez Naoto【グラニー・シェ・ナオト】
27 rue Pieere Leroux 75007 Paris
Tel : 01 47 34 94 14
営業時間: 12:00~14:30 / 19:30~22:30
定休日 土の昼・日
メトロ ⑩番線Vaneau , Duroc

75007 パリ, フランス
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和の味わい香るあったかフレンチ Grannie Chez Naoto への3件のコメント

  1. 畑 信興(はた のぶおき) より:

    北村さん
    はじめまして、5月9日BS日テレで拝見しました。こんなレストランを探していました。5月28日家内と行きますので、19:30の予約をお願いできないでしょうか。(鎌倉より)

  2. 永田 より:

    6月29日 七時半から二名で予約したいのですが、いかがでしょうか?

  3. hayakoo より:

    木曽利之様
    はじめまして。【フランス情報サイトHAYAKOO】です。
    いつも当サイトをご愛読いただき誠にありがとうございます。
    この度Chez Naotoへご予約に関するコメントをいただきましたが、当サイトではご予約等は一切承っておりません。
    お手数ではございますが、レストランへ直接ご連絡をとっていただきますようお願いいたします。
    それでは今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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