みごとに外まで行列ができているブーランジュリー・パティスリー。あちこちにパン屋・ケーキ屋が多い15区ですが、ひときわ目立つ列の数。
パリジャン達の主食を担うバゲットはほっそり長く、そして柔らかい。皮は優しい食感を感じ、パリッと感はあるもののハード!程ではない。手でむしってちぎれる位のソフトさは朝食にハチミツやコンフィチュールを添えてたっぷりいただきたくなる魅力の軽さ。中は適度な気泡、上品なパンの香りがふんわり。引きちぎるとゆるり弾力を見せながらしっかり伸びる柔らか生地。
食パンを思わす真っ白な中身、むしゃむしゃ食べれるそんなバゲットは、0.85ユーロ。今や1ユーロ越えしているバゲットが増えている中とても良心的なこのお値段は行列の所以かもしれません。
又、こちらのお店ではパンばかりでなくケーキ類もお勧め。どれも庶民的価格で思わず2個買ってしまう。オレンジのタルト(Tartelette Orange 2.5ユーロ)は薄く焼かれたサブレ生地がしっかりキツネ色で香ばしさを感じます。中にたっぷり詰まったクリームはしっかりと甘いけれどオレンジの酸味が爽やかに効いていて美味しい。パティシェールのようにツルン、トロンとしているものではなく、アーモンドクリームのようにざらつきの食感を感じるどっしりクリーム。それがまた絶妙に食べ応えがあり、又濃密なオレンジ風味を感じます。
レジ前にあるカヌレは1.1ユーロ。おまけについ購入したくなります。バターたっぷりのカヌレ。中がムッチリし過ぎていないところがいい。手でちぎればしっとりとむしれる位に柔らかくラム酒の香りが一気に広がります。思ったよりもお酒がしっかり効いていて味わいが上品。甘すぎないところもポイント。周りは焦がしすぎず固すぎずで◎。これなら2-3個いけてしまう。
ミルフィーユ(2.1ユーロ)もお勧めで生地は層がギュットつまったぶ厚めのザクっとタイプ。ぴったりサンドされ一体化したクリームは予想以上にふかふか。クレームパティシェールと生クリーム、そしてバタークリームが配合されてるかな?といった感じで深みとコクがあって美味しい。お酒がほんのり効いていて鼻腔を突き抜けます。
名物は店名にもなっているgâteau battu (20ユーロ/kg)。大きなクグロフ型で焼かれた可愛らしいその装い。バターたっぷりのブリオッシュ生地。中はふわふわでパンとケーキの中間のような感じ。周りはサクサクしていてとても香ばしい。そのままおやつに食べたり蜂蜜をそえたりして頂くと美味しい。購入単位は1個づつ。キロ売りなので、だいたい一個6~7ユーロの値段がついています。大きい?と思うけれど軽いのですぐに食べれてしまいます。
又、こちらのお店では店名ロゴの入ったカバン(大と小の2種)も販売しています。このカバンを持って列にならぶお父さんも日曜にはよく見かけます。どちらも麻使用でしっかりしていてパンだってたっぷり入ります。可愛らしいgâteau battuのイラスト入り(4ユーロ/大)はお土産にも喜ばれそう。又違ったロゴデザイン(3ユーロ/小)は取手が木になっていて丈夫。
地元民が列をなす訳。庶民価格に庶民のホットする味。ずっと守り続けるその継続が多くのパリジャン達の信頼感となり今も絶えぬ列を作りだしています。
le gâteau battu【ル・ガトー・バチュ】
1 rue de Vouille 75015 Paris
Tel : 01 48 42 23 99
営業時間 : 6:00~20:00
定休日 : 月・火
夏期休業 : 2008年7月26日〜8月27日
メトロ : 12番線Convention























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