パリ式コンビニ、ジャンの家 chez jean
テラス席を設け、入り口には花が並び、一見、何屋さん?と足を止めた。入り口の看板には、手書きで、宝くじのユーロ・ミリオンの宣伝!?
レピュブリック広場の近くに1月にオープンしたシェ・ジャンchez jeanは所謂コンビニをめざしたカフェテリア&ブティック。近年、パリを網羅しているスーパー、モノプリMONOPRIXの小規模店、モノップMONOPが出回った頃は、パリにもコンビニエンス・ストアーと話題になった。価格はモノプリと変わらず、品揃えも良く、イートインができるとはいえ、日曜は閉店。スーパーの営業時間が延長される時代となっては、他のスーパーと大差がなく、ちょっとした買い物に便利という以外、コンビニ的な魅力が薄い。
不況といわれる時代を則って、スーパーでは工場生産のサラダやサンドイッチ、などランチ向けの製品の充実が計られ、イートインスペースを設けているところも少なくない。一昔前までは、お昼休みを長く取るフランス人、ランチにワインは当たり前、といった伝統があったが、レストランのランチではなく、一人前の冷凍食品やインスタント食品、サンドイッチだけではなく、ファーストフード化したパスタやサラダなどで手軽に昼食を済ませる風潮が高まってきた。
そんな流れをキャッチしたのが、シェ・ジャン。小規模だが、イートインできるカフェテリア、ホットドリンクの自動販売機を備えただけではなく、ちょっとした食料品、雑貨を扱う。驚くべきポイントは、その上、雑誌、煙草、宝くじ、携帯電話のプリペイドカードの販売はもちろん、バッテリーのチャージサービスまで行っているということ。そういった販売ライセンスを所持する秘密は、シェ・ジャンはスーパーのカジノCasinoグループ(モノプリも同経営)と駅構内などで煙草や雑誌の販売を行うルレイRelayのコラボレーションなのだ。380平方メートルのブティックには、日本のコンビニのように所狭しと商品が陳列されている訳ではないので、商品数は断然限られているが、例えば、冷えたシャンパーニュや白ワインがあったり、日本では当たり前かもしれないが、フランスでは稀な一人前のアイスクリームを取り揃えた冷凍庫があったり。また、今日、至る所でインターネットに繋げるため、必要性は薄いが、もちろん、ここでもアクセスポイントを設けている。そして、同上、どこにでもあるので困らないが、一応、現金自動預け払い機ATMもある。
そんなシェ・ジャンは、24時間営業前は至っていないが、現在、7:00〜23:00の営業時間を設け、無休を売りにしている。カフェテリアコーナーでは菓子パンとホットドリンクの朝食セット1.90ユーロ、おやつにはケーキとドリンクのセット3.50ユーロなど時間に応じたセット価格を設け、変わったところでは、シェ・ジャンならではのウィークデーの朝限定、新聞とドリンクのセット、2.90ユーロなども。
パリでは画期的なコンビニエンス・システムを取り入れたシェ・ジャンは、現在、レピュブリック店と12区のシャロントン通り店(153, rue de charenton)の2店だが、パリジャンのニーズに則ったと見て、年内にオペラ店もなどの店舗もオープン予定。
フランスで深夜や日曜の売店を勤めたアラブ屋(食品や生活雑貨を何でも取り揃えていることと、移民系の人たちの経営が多いためそう呼ばれる)や小売り専門店はもちろん、煙草屋までを脅かす存在になりそうだ。
chez jean【シェ・ジャン】
13, avenue de la République 75011 Paris
TEL: 01 47 00 04 72
営業時間 : 7:00〜23:00
年中無休
メトロ : 3番線Parmentier、3、5、8、9、11番線République
by aki on 2009-05-20 [便利なアドレス]
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