おばあちゃんの家で宝物探しをするように BROCANT et BOUTIQUE de Mamie Gâteaux
先日ご紹介したばあちゃんの家のような昔ながらの雰囲気が心地よいサロン・ド・テ「マミー・ガトー Mamie Gâteaux」。その横に2件に連なるマミー・ガトーの姉妹店。まずは70番地には2006年にオープンしたアンティーク雑貨を取り揃える「ブロカント BROCANTE」が。オーナー・マリコさんのこれまでのコレクションがぎっしり詰まった魅力満載のアンティーク達が一杯!こちらのブロカントは主にご主人のエルヴェさんがいつもお店にいらっしゃるそうです。キッチンもののアンティーク達は主にマリコさんがセレクトされたものが多いそうなのですが、その他のものはすべてエルヴェさんのセレクト。お時間があれば蚤の市や様々な場所に出向き、日々お宝ものの商品を発掘されています。見るからに宝箱のような店内は、入ると足の踏み場もない程のアンティークグッズで一杯。じっくり見るには時間を要しますのでくれぐれもお時間には余裕をもってお出かけ下さい!まずは入口付近は学校をテーマにしたものが揃います。昔使われていた学校のテーブルやノート、本、鉛筆に筆箱、そろばんにチョークや黒板ノートなどなど、まるで古いシネマの一部分を見ているよう。子供心も大人心もくすぐるエルヴェさんのコレクションは本当にどれもこれもキュートで、古き歴史の面影を残すアンティークな中にも、決して古びてはいない愛らしさと風合いをもった状態の良いものばかり。そんなエルヴェさん、昔の研究家達などが使っていたようなアンティーク調度品や機械ものにもとてもご興味があるようで、入口付近には何と19世紀ものの、司法書士の方達が多大なる書類を処理する為に使っていたと言われる複写機(いわゆるコピー機)なんかもあり驚きの連続。又、商品を飾ってある棚そのものもナポレオン三世のものだったりと、ひとつひとつに歴史が詰まっています。
昔の学校をモチーフにしたポストカードやポスターは当時の様子がとってもよくわかり、正にその横には当時の学校グッズが並んでいるのですから、まるでそこは教室の中のよう。こんな可愛い文具なら一生懸命勉強するのに。。。そんな気持ちになってしまいます。
そしてその奥へ進むと今度はキッチンアンティーク。所狭しと並ぶ品々はただ並べられているのではなく、ちゃんとデコレートされコンセプト毎に飾られているのがお二人のセンスのなせる技!さりげなく置かれたその傾き加減も個性が豊かに表現されています。一角一角にそれぞれの良さが凝縮していて見ているだけでワクワクします。錆びた風合いもまた趣があり何とも言えぬ愛らしさ。今では見ることもないISINYのキャラメル缶やブシュリー(お肉屋さん)などで使われていた回転式の値札。今はなきフラン表示。はたまたエピスリーのおままごとセットは何と綺麗な状態なことか。様々なコンフィチュール瓶やホーローのお鍋にキャニスターにお菓子の型や分銅式の秤はとっても素晴らしい。又、当時のブティックで使われていたというレジの中に小銭を振り分ける為の仕切り箱「モネイヨー」は、小銭を入れる部分が丸い器のように並んでいてとってもキュート。
はぁ~、と何度も溜息を漏らしては、全部欲しなぁ~なんて欲深いことを頭でくるくる考えながらまた絶対にゆっくり見に来よう、と夢のブロカントを後に。
ちなみにこちらのブロカント、もしもエルヴェさんがお留守の場合はお隣のブティックかサロンへ声をかけて下さいとのことです。
さて、そのお隣の「ブティック BOUTIQUE」は2008年オープンのニューフェイスです。ブロカントにはご主人が、こちらのブティックには通常マリコさんがいらっしゃいます。ずっと以前からあたため続けておられたこのブティック。マリコさんのコンセプトは「おばあちゃんのぬくもりのような温かいサロン・ド・テ」と「おばあちゃんの家にあるようなものがひしめくブロカント」、そして「アンティークではない現行品でありながらもどこか懐かしいアンティークのようなものを並べたブティック」、をオープンすることだったのだそう。どの店舗にも共通するのがおばあちゃんのような懐かしさあるもの。
この新しいブティックにはおばあちゃんが昔持っていたのような、でも今ではもう見かけなくなってしまったようなものをぎゅぎゅぎゅっと集めて、今の新しいものとして販売することがメイン。スーパーやデパートからは姿を消し、今ではどこで買えるんだろう?と思うような懐かしさを感じるようなものをマリコさんのエッセンスをたっぷり盛り込んで販売。シンプルだけれど飽きのこないもの。衣食住に関わるものでお家にある家庭的なもの。マミー・ガトーのロゴが縫いつけられたオリジナル巾着に入ったキャラメルはブルターニュ産。アンティークリネンを思わす巾着はとてもしっかりしていて上品。三角型(ベルランゴ)のパッケージが可愛いボンボンは食べた後は飾っておきたい。又、アンティークコンフィチュール瓶を思わすガラスが受けになったロウソクホルダーやフロマージュブランを水切りしてフォンテーヌブローというデザートを作る時に使用したりするポットからイメージを得た可愛い穴のあいた陶器瓶などセンスがとっても素敵。アンティーク風模様が施されたガラスのケーキスタンドにバター入れなんかは思わず「これ、アンティークじゃないんですよね?」と聞いてしまうほど趣たっぷり。さすがはマリコさんセレクトです。
そしてお隣のサロン・ド・テで使用されている食器もこちらで購入できます。優しいオフホワイトのお皿やボウルはぽってりしていて本当に飽きのこないデザイン。そしてオリジナルパッケージに閉じ込められた紅茶(6ユーロ)もサロンと同じもの。気に入ったフレーバーは是非こちらでお買い求め下さい。又、コンフィチュール(5ユーロ)もこちらで販売。季節によって様々な組み合わせのものが登場しますので、何があるかはその時のお楽しみ。マリコさん完全手作りのコンフィチュール、朝食のテーブルには必ず揃えたいアイテム。又、棚に積み上げられた木箱のキャンディはミントやスミレなど味も色々。愛らしい形が飾っているだけでも存在感たっぷり。勿論パッケージはマミー・ガトーのオリジナル。食べて飾って、満足感溢れるキャンディ。ちなみにLa Boiteというこの値札はアンティーク。マリコさんならではのデコレート。
レジの側にはリネン系。フランスらしい色合いとデザインは洗い物も楽しくできそう。又、入口右側の壁には手作りカバンや洋服なども販売。どこか懐かしさを帯びたシンプルで可愛らしいデザインのそれらは日常に溶け込んで毎日使いたいものばかり。又、オリジナルノートもこのほど登場し、中は現在もフランスの学校で使われているノートと同じタイプ。レトロな表紙がまたキュート。そして以前マリコさんがご出版なされた「フランスのママンの焼き菓子レシピ(主婦と生活社)15ユーロ」もこちらで購入可能。今や手に入る場所が限られてきたこのレシピ本。おばあちゃんのケーキなる素朴で家庭的な温かいお菓子レシピが詰まっています。

店内を見渡せば、なるほど、アンティークのようだけど現行品。どれもこれも懐かしさ溢れるシンプルで飽きのこないものばかり。1つづつゆっくりと集め増やしたいな、と思えるものばかりです。商品ばかりでなくよく見て頂きたいのが店内の内装。床板は廃材を使用しており、昔らしいアンティーク感を演出。又、入口と店内奥にあるラジエーター(暖房器)はアンティークのものを修理に出して使用されており、今では見かけることもほとんどない美しい模様がとても素敵。又、レジ上にある時計もアンティーク。白い壁に優しく馴染んで毎日時を告げています。全てに拘りが感じられるマリコさんのコンセプトは全てに共通し、そして3店舗一体となってとても意味のあるものに仕上がっています。訪れただけでどこか幸せな気持ちになるブロカント、そしてブティック。ゆくゆくは焼き菓子も置いていこうかな、とマリコさん。おばあちゃんのお家で宝もの探し、そんなキュートなブティックです。
*ブロカント同様、もしブティックの扉が閉まってマリコさんがお留守のようならばお隣のブロカントかサロンに声をかけてみて下さい。
BROCANTE de Mamie Gâteaux【ブロカント・ド・マミー・ガトー】
70 rue Cherche-Midi 75006 Paris
Tel : 01 45 44 36 63
営業時間 : 11:30~18:00
定休日 : 日・月
メトロ : 4番線 Saint-Placide / 12番線Sevres-Babylone
http://www.mamie-gateaux.com
BOUTIQUE de Mamie Gâteaux【ブティック・ド・マミー・ガトー】
68 rue Cherche-Midi 75006 Paris
以下同上
by junko on 2009-04-04 [雑貨大好き]
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