極上のランチはシンプルで美味しいパンとお惣菜 bread & roses サロン編
前回お届けしましたリュクサンブール公園のすぐ側にあるBIOパンの美味しいbread&roses。今回はサロンで頂けるランチをご紹介致します。ディディエシェフの愛情がたっぷり注がれた香り豊かなパンが揃う店内に、選りすぐりの食材が並んだ棚、フレッシュなサラダや美しいケーキが彩るショーケース。カウンターにはイギリス仕立てのスコーンにフワフワのマフィン、色鮮やかなタルトやキッシュが勢揃い。見ているだけで満足感に浸れる店内はブルゴーニュの敷石をはめ込んだという床に桜の木を使用した壁。とても落ち着くのはこんな自然に包まれた内装だからでしょうか。オーナー・フィリップさんの拘りは店内にも沢山散りばめられています。先ずは心を満たすバラが一輪待ち受けるテーブルに着いてゆっくり店内を眺め、今日のメニューを品定め。
パンを美味しく食べる為に考え抜かれた野菜中心のヘルシープレート。パンそのものが美味しいからこそ、合わせるお惣菜もシンプルで美味しいものであることがより一層互いの旨みを引き立てるもの。常に品質を見極め上質なものを提供しているbread&roses。
BIOは健康の為のみならず、味においても美味しさを感じてもらうべく重要素材、とおっしゃいます。お料理の素材も各国の美味しいものを揃えておられ、ツナはスペイン産、サーモンはスコットランド産、スペイン産の生ハムにイタリアのコーヒー、紅茶はイギリスとフランスから、コンフィチュールはイギリス産のもの。生ガキはフランス・ブルターニュ産のジラルドー、アルザス産のフォアグラ、自家製タラマは真鱈の卵を70%もふんだんに使って。フォームが美しいモンブラン(9ユーロ)はフランス、ローヌ・アルプ地方はオーブナ産(Aubenas)の栗を使用。イギリスならではのキャロットケーキ(7.5ユーロ)にソースをたっぷりかけて頂くほんわり温かいパン・プディング(Sticky Toffee Pudding 8.5ユーロ)、ニューヨークらしさ溢れるチーズケーキ(8.5ユーロ)。どれにしようか迷ってしまいます。
この日は素材を重視したお野菜の盛り合わせ、Selection Salades (17.8ユーロ)をチョイス。パンをより美味しく頂くにはこれでなくっちゃ、と思いまして。6種のお惣菜サラダが小さな器に山盛り。見た目少なく見えるかもしれませんが、これがまたボリュームたっぷりなのです。お供にはBIOシリアルパン。スライスといえどどっしり重みのあるパンは噛めば噛むほど味が深まる存在感たっぷりのパン。お野菜のプレートは手前から、まるごとパセリのみじん切りとブルグルをさっぱり和えたボウル。青々しくもこんなにパセリって美味しかったっけ?と思う一品。レバノン仕立てのオモスはとってもピュアで豆の味わいが深いなめらかな舌触り。とっても濃厚で甘みと旨みがなんともいえないトマトソースはオリーブオイルの風味でパンもすすみます。続いてクルジェットの千切りをバジルとレモンで和えたドレッシングが爽やかなボウルに、とろとろのキャビア・ド・オーヴェルジーヌはナスの旨みが凝縮していて美味。そして最後はフレッシュトマトとセロリの角切りをざくざくとレモンで和えたもの。たとえ野菜とはいえど、しっかりおかずになるものばかりでびっくりなプレートなのです。お腹一杯で食べきれないぐらい。
そしてもう一品はすりたての生ハムをこれでもかと乗せたプレート Assiette de jambon San Daniele (19.5ユーロ)。脂がこれまた美味しく、しっとりと柔らかい生ハム。風味豊かでかなり贅沢なお皿です。はみ出るほどに長いバゲットはStick aux raisins。ちなみにパン・ド・カンパーユが付いてくる日もあるようです。糖度満点なコリントレーズンがぎっしり練りこまれたミニバゲットは、これだけで十分美味しいからたまりません。帰りにテイクアウトするもの、決まりました。店頭の美味しそうなキッシュやタルトパイはプレートランチでTarte Salée du jour (16ユーロ)からチョイスできます。
パンもしっかり食べてしまい、すっかりお腹も一杯になるもデザートだって頂かなければ。やはりイギリスならではのスコーン(5.5ユーロ)とキャロットケーキ(7.5ユーロ)ははずせない。大きなスコーンはふんわり温めてくれ、エシレバターとコンフィチュール、そしてたっぷりの生クリーム付というのですからたまりませんね。なんて贅沢なスコーンプレートでしょう。外はサクッと、中はふわっ。粉の味がしっかり感じられる甘さもしっかり目なスコーン。レーズンもタップリで言うことなし。これは朝食にも是非頂きたい一品です。そしてキャロットケーキは予想以上にフワフワでジェノワーズみたい。ナイフをさせば、中は間にクリームが挟み込まれ、キャロットの千切りも沢山焼きこまれています。とってもナチュラルで軽く、キャロットの甘みがお砂糖の甘みとバランス良く仕上がっていて本当に美味しいケーキでした。上にはお決まりのクリームチーズ。「どっしり重い」がイメージのイギリス風キャロットケーキですが、これは何とも上品なものでした。お勧めです。最後はillyのカフェでしめましょう。と、ここにもタルトショコラがひと口。至れり尽くせりで優雅なランチタイム。すぐご近所のクリスチャン・コンスタン氏とも交流があるというフィリップさん。タルトショコラも滑らかで口の中でとろける美味しいものでした。ひょっとすると美味しいショコラのレシピが隠されているのかもしれませんね。
あのカトリーヌ・ドヌーブも大好きというモンブランや、モデルのレティシア・カスタお勧めの濃厚ショコラ・ショー、モード界からはジェラール・ダレルのクリエイティブ・ディレクターでもあるヴァレリー・ジェルビもお子さんを連れてリュクサンブール公園のお散歩途中に立ち寄るのだそう。この日はテラスで何やら小さな男の子二人がちょこんと座り、しっかりランチを食べていました。ママンなしで、ですよ。その後店内に入ってきてショーケースを慣れた手つきで指さしデセールもオーダー。きっとこの界隈の常連さんですね。
素材の美味しさを感じ、また互いの旨みを引き立てあう「品質」の重視。同時に安心ある確実なものであることが人々の信頼を得ています。少しお値段は張るけれど、美味しくて安全なものを口にすること。またその幸福感を満たすことが人生の大きな糧であること。
フランスには美味しいものが沢山揃っている。しかし、我が国、日本にも国を代表するべく美味しいお米があるように、各国々にも様々な素晴らしい食品があることも忘れてはならない。国境という垣根をとって美味しいものの品質や味わいを尊重し、そのものを重視したの彼のコンセプトが溢れるベーカリー&デリ・カフェ。いつの日か、日本を代表するべく美味しい食材がbread&rosesのカウンターに一役かって並ぶといいですね。
いつ行っても美味しさと幸福が溢れいてる場所。可愛いバラが素敵なテーブルを迎えてくれるはずです。
bread & roses【ブレッド・アンド・ローズィズ】
7 rue de Fleurus 75006 Paris
Tel : 01 42 22 06 06
営業時間 : 9:00~20:00
定休日 : 日
メトロ : 12番線Rennes / Notre-Dame des Champs , 4番線Saint-Placide
http://www.breadandroses.fr/
by junko on 2009-06-25 [普段着のレストラン]
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