大道芸人や観光客で賑わうポンピドゥー・センターの正面ではなく、ボーブール通りに面した裏側に長蛇の列ができていて、ビックリされたことがある方も多いはず。実はこれ、センター内の図書館Bibliothèque publique d’information(通称Bpi)への入館者の列。図書館に入るために並ばなければならないなんて・・・と、にわか信じ難い光景ではある。それでも、総面積1万m2を誇る館内には、なんと2200人分の席が用意されているのだ!
ポンピドゥー・センターはその名のとおり、1969年~1974年にフランス共和国大統領を務めたジョルジュ・ポンピドゥーによる、コンテンポラリー・アート活性化推進計画に由来している。全ての人があらゆる資料を閲覧できるというコンセプトのBpiもまた、彼のプロジェクトのひとつであった。1970年に、この二つの施設を同じ建物内に入れるという採択がなされ、1977年のオープンを迎えた。現在では、書籍・雑誌・CDロム・マイクロフィルム・映像作品などあわせ、約40万もの資料を所蔵。専門を特化せず、科学技術から芸術・文学まで、あらゆる分野をカバーしている。映像資料にアクセスできるモニターやインターネット端末、語学学習専用の視聴覚施設が充実しているのも大きな特徴。
ほぼすべての席にコンセントがついているので、ノートパソコン持参でも安心。また、図書館内に限らずポンピドゥー・センター全館でそうなのだが、一日につき1時間30分までワイヤレスLAN(Wifi)が無料で使用できる。ただ難点は、試験勉強にやってきた高校生グループなど、静粛のルールを守っていない利用者も少なからずいるということ。気になる方には、耳栓の持参をおすすめしたい。また、貸し出しは一切行っておらず、館内閲覧のみなので、必要な資料はコピーすることに。ポンピドゥー・センターの年間パスLaissez-passerをコピーカウンターで提示すると、6ユーロ分のコピーカードがもらえる(1回限り)。
22時までオープンしているのも、この施設の「使える度」をアップさせている。そして夕方になれば、待つことなくすんなりと入れることが多い。学生の方なら真面目に勉強というのもいいし、日中はセンター内の展示を楽しみ、そのあとちょっと調べ物にBpiに寄り道、という利用方法もなかなか洒落ている。
【ビブリオテーク・ピュブリック・ダンフォルマシオン】
http://www.bpi.fr/
ポンピドゥー・センター内、入り口はRue Beaubourg沿い。
tel : 01 44 78 12 33
開館時間 : 月・水~金 12:00-22:00、土・日・祝 11:00-22:00
休館日 : 毎週火曜と5月1日
メトロ : 11番線Rambuteau









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