ポンピドゥーセンターがそびえる若者で賑わうパリ4区。パティスリーPain de SucreやショコラティエFrançois Plarusのブティックも連なるグルメなランビュトー通り(rue Rambuteau)に、更に華を添えるかのごとくカラフルでキュートなパティスリーがあります。ここはカップケーキとチーズケーキを専門とする「Berkoベルコ」。前を通るとその可愛らしさに思わず足を止めずにはいられぬ輝くオーラが放たれていてるのです。恐らく皆さんもうご存知のお店ではないでしょうか?
ここ数年でパリに起こっているちょっとしたカップケーキブーム。アメリカンスイーツが少しずつパリジャン達のおやつタイムに侵入してきているのも本当のこと。
2008年10月にオープン以来、ちびっこから若者、仕事の合間の休憩に訪れる人々やパーティの手土産を探すマダム達にと老若男女問わず人気を得ているお店です。実は1988年創業。ベルコがオープンするずっと以前から小さな製菓製造アトリエとし、パリのレストランやサンドイッチ店などにデザートを卸す企業として存在していたのだそうです。アトリエ工房とはいえど、素材に拘り美味しいものへの追及を怠らずに作り続けた日々は、時を重ねていくうちに少しずつパリジャン達の舌を唸らせレストランやサンドイッチ店の看板商品となる人気デザートとなったのだそうです。それを機に、ならば今度はパリにオリジナル性のある新しいスイーツ革命の風を拭き起こそうではないかとオーナーご夫妻が立ち上げたコンセプト、それがカップケーキとチーズケーキだったのです。想いを込めて丁寧に作ったものに風味豊かな味わいを加えてあげること。そしてそれらがどれもキュートで、且つオシャレであり、又誰にでも馴染んでもらえるようなほっとするような癒しを与えられるものであること。フランス伝統菓子の枠から外れずに、サンドイッチ店のようなカジュアルさを持ち合わせているものでありながらも、厳選素材を使用し品質の高きデザートとなるようにと考えられて出来あがったパティスリー。それがベルコのカップケーキ&チーズケーキ!
そんなパリ発アメリカンスイーツをプロデュースしているのがシェフのレジス・クレルク・ヴァンサン(Regis CLERC-VINCENT)さん。以前ニューヨークを旅行しカップケーキやチーズケーキといったアメリカならではのパティスリーに興味を抱いておられたという彼。又現地でパティシェとしてのご経験もあられるとのこと。ニューヨークらしいスタイルをフランスらしく表現したいとベースのカップケーキの上に風味豊かなバタークリームを絞ったり、チーズケーキはフレンチ風味にとアレンジ。実はこのベルコ、人気が人気を呼び、この程18区はルピック通り(rue Lepic)にセカンドブティックをオープンすることになったそうなのです。この日レジスさんはそちらの準備で大忙しの為ご不在だったので、代わってお店を守るキュートなジュシーさん(Jessie MAGNETTE)がお話を聞かせて下さいました。息も抜群のスタッフ、マシニーサ(Massinissa LAMARI)さんと一緒に。
商品は全て手作りで毎朝アトリエのオーブンで焼かれるのだそう。定番商品に限らず、常に沢山のお客様に喜んでもらうべく為にも新商品の開発に余念がないというエネルギー溢れるアトリエなのです。材料は品質重視の新鮮な天然素材を使用、又、食材調達には保冷車で配達してもらい鮮度もキープ。大切な素材だからこそ毎朝焼き上げ、仕上がりも味も新鮮なままに、をモットーとしているのだそうです。
カップケーキは現在20種以上に及びます。ナチュール(ヴァニラ)風味とショコラ風味の2種をベースにカラフルなトッピングを加え、バタークリームを絞ったもの、そしてものによってはシャンティを絞ったものと何ともエキセントリックな品々が揃います。
カラフルな装いがずらりとショーケースに並び、見ているだけでワクワク。ジュシーさんによると、人気はスペキュロス、キャロット、ショコラブラン&フランボワーズ、キャラメル・ブール・サレなのだそう。どれもフランスならではの風味とあり、アメリカンスイーツとはいえど、さすがお客様はパリジャン達。その他にもオレオ、キャランバー、ヌテラ、バナナ&ココ、ラベンダー、スミレ、バラ、洋梨キャラメル、コクリコ、ミモザ、ヌガー&りんごのタタン、M&M’S、カプチーノなどなど、そのアイデアは尽きません。可愛いクマさんのギモーブ・ヌヌーがちょこんとのっかったものや、まるでおとぎの国のキノコみたいな真っ赤なもの、星の欠片が散りばめられたものに、ブルーベリーがごろり、マロングラッセがごろり、とのっかったものなど、全部買い占めたくなる可愛さなのです。サイズは小さなもの(2ユーロ)と大きなもの(2,80ユーロ)に加え、手土産にもキュートなオリジナルボックスにミニサイズを詰合せられる、6個入り(9,80ユーロ)、9個入(14,50ユーロ)が用意されています。*大サイズコフレも有り。
えーっと。。。とあごに人差し指をあてながら考えてしまう、そんなジュエリーのようなショーケース。迷っているのも束の間、くるりと後ろを振り向けば今度はずらりと並ぶチーズケーキ達。もちろんアメリカ仕立ての「NYチーズケーキ」。素材は100%フィラデルフィア・クリームチーズを使用。その濃厚さはみている側からわかります。こちらは現在12種類。赤い実の果実や、ホワイトチョコ&フランボワーズ、キャラメル・ブール・サレにオレオ、ティラミス、バナナショコラやクレームブリュレ、ライムにブルーベリーと様々。最近の新作はキゥイとピスタチオなのだそう。こちら、すごーく緑色でした。ちょっぴりアメリカンっぽい。ひとつずつ丁寧に説明してくれるジュシーさん。すかさず「私の一番のお気に入りはショコラ!」と補足。やっぱりパリジェンヌからショコラは欠かせぬ存在のようですね。チーズケーキは種類によって一切れ4~4,80ユーロ。何と2日前に注文しておけばアントルメでもオーダー可能なのだそう(37~48ユーロ)。パーティにはぴったりなのではないでしょうか。
ふぅー、濃厚チーズケーキも堪能したいわ!と思っているのもまたまた束の間。そのお隣にはフランスならではのミニタルトもニューヨークらしさをまといながら鎮座しているではありあませんか。パクッとひと口ずつ頂けそうな細長いこのタルトはホワイトチョコレートとバタークリームがベースなのだそう(4ユーロ)。4個なら14ユーロ、6個なら20ユーロとお買い得。
そして店内奥にはミニタルトレットなどのReduitシリーズも(2ユーロ、6個9,80ユーロ、9個14,50ユーロ*)。そして甘いものにも飽きぬよう、お昼のランチも用意されているのが若者の人気の更なるポイント。お好きなお惣菜タルトとサラダ(又は本日のスープ)にミニタルトが付いて9,50ユーロ。単品も可能です。しょっぱいものの後には甘いカップケーキとチーズケーキで〆。店内にはカウンター席が用意されているので手軽にランチを、そしておやつタイムを満喫できるのです。
でもでも。一応アメリカンスイーツですし、その甘さ加減も気になるところ。レジスさんのレシピでは極力甘さを抑えフランス人にも食べやすいようにしている、とのことですが、何せこの国だってアメリカに負けず甘いもの好きな王国。
この日はカップケーキから人気のスペキュロスを、そしてチーズケーキはベーシックにプレーンをチョイスし、カフェ(1,90ユーロ)を頼んで早速カウンターへ。カップケーキは生地が予想していたよりもうんと柔らかく(もっとパサパサしていると思った。失礼!)、バニラとバターの香りがふわりと感じ、さすがフランス、とうなずく。そして上のクリームは只のバタークリームではなく、ミルキーな濃密さが特徴的なお味。砕いたスペキュロスのザラザラとした舌触りを感じるクリームに仕上がっています。そして口の中ですーっと溶ける柔らかさ。きっとショーケースに並ぶクリームの艶を見ればおわかり頂けるはず。さっぱりスイーツ、とは言い難いけれど決して頭を突き抜ける程の甘さではなかったかな?いやー、でもそこそこ甘いですがね(笑)。でもこれぞカップケーキ、といったパンチが美味しさのポイントだと思いました。甘いものが食べたい!!と思った時は十分満足できるおやつだと思います。
そしてチーズケーキは正ねっとりと柔らかい濃厚チーズケーキでした。のみこむ時に若干のどにつまりそうな程のクリーム濃度120%、と言いましょうか。パリではなかなか食べれぬこれぞTHEニューヨークタイプ!と、期待を裏切らぬお味でとても美味しかったです。底にはスペキュロスを砕いたタルト台、そしてフィラデルフィアが凝縮したコクのあるクリーミーな味わい。先にカップケーキを食べたからでしょうか?チーズケーキは甘さ控えめに感じました。
目で楽しみ、口で甘みを堪能し、お腹も心も満足なスイーツの魅惑。マレの中心地にニューヨークの街角を再現したブティックはどことなくパリらしさをも醸しだし、今や日々若者で一杯です。疲れた時には糖分補給。拘りのカップケーキとチーズケーキで甘~い一時を。
23 rue Rambuteau 75004 Paris
Tel : 01 40 29 02 44
営業時間: 11:30~20:00
定休日 月
メトロ11番線Rambuteau
【モンマルトル店】
31 rue Lepic 75018 Paris
Tel : 01 42 62 94 12
営業時間: 11:30~20:00
定休日 月
メトロ12番線Abbesses
http://www.berko.fr
http://www.cupcakesberko.com
- カップケーキ 小 2ユーロ、大2,80ユーロ *詰合せBOX有り。
- チーズケーキ カット 4~4,80ユーロ *アントルメは要2日前予約 37~48ユーロ
- タルトレットReduit 2ユーロ
- タルトBerko 4ユーロ
- ランチ お惣菜タルト+サラダ又は本日のスープ+ミニタルトレット 9,50ユーロ
- お惣菜タルト+サラダ+本日のスープ+ミニタルトレット 12,50ユーロ
- お惣菜タルト 5,30ユーロ
- サラダ 4,80ユーロ
- 本日のスープ 4,50ユーロ






























冒険心を持ってハゲ山散策 Parc des Buttes Chaumont | パリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo said [...] ダイナマイトを使って岩山を削り、千数人の作業員を動員し、フランス庭園の典型となるシンメトリーや直線ラインに取って代わる起伏に富んだ曲線が描かれ、情緒ある公園となるには3年にかかる大工事を要した。パリ万博と同時に1867年4月1日にオープンしたのは2475mに及ぶ柵に囲まれ6つの入口を持つ...