ワインづくしの旅 Beaune

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ワイン市場・マルシェ・オ・ヴァンパリからTGVで約2時間。ブルゴーニュワインを語るなら外してはならないコート・ドール(Côte d’Or)。その名も「黄金の丘」と呼ばれる上級ワイン畑が群がる丘陵地帯が周囲を取り巻く小さな町ボーヌ(Beaune)。前回ご紹介した隣町ディジョン(Dijon)からは電車で約20分。この町を拠点にワイン畑ツアーに出かけたり、シャトーを訪れたり、点在するドメーヌを訪問したりとワイン好きには必須の町でもあります。

駅に降り立つと澄んだ空気が感じられます。数々のワインカーブが町を囲む様に点在しているので城壁の町!というイメージ。まずは外周りをぐるりと散歩しながら観光局まで。駅から程近い城壁周りには17世紀や19世紀の館を改装したホテルが点在しています。厳かな雰囲気はワインの町ならではの装い。ボーヌの観光局は2つあり、城壁沿い(Porte Marie de Bourgogne)にあるメインと市内中心ホテル・デュー前にある派出店舗があります。ワイン畑を車で巡るツアーなどの予約をはじめお勧めレストランの案内などとても親切に対応して下さいます。ちなみにワインツアーの出発集合はメイン観光局前。コルドゥリエールのカーブ(Caves des Cordeliers)又、前もってHPから美術館やカーブなどを予約しておけるパス・ボーヌ(Pass Beaune)を利用すると、予約数に従って最大15%までの割引があり、予約NO画面を印刷して持参するだけで入場券となる為、当日レジでの支払いなど面倒臭い手間も省けてとても便利。(*ツアーなどは割引対象外のものもあります) まずは町の地図やパンフレットをもらっていざ町の中心へ。

ボーヌに来たならまず向いたいのが世界的に知られている15世紀に建築されたオテル・デュー(Hôtel Dieu「救済院」、又の名をオスピス・ド・ボーヌ Hospices de Beaune)。毎年11月第3日曜にここで行われるワインオークションはご存知の方も多いはず。こちらのご紹介は後日改めてじっくりお届け致します。

ワイン市場・マルシェ・オ・ヴァンそんなオテル・デューをスタートにワインの歴史を堪能したら次はすぐ隣にあるワイン市場・マルシェ・オ・ヴァン(Marché aux Vins)へ。15世紀の修道院とチャペルが残されたこちらでは15種類のワインが試飲でき、気に入ったものは最後に購入できるという施設。受付でテイスティング用のカップと冊子(コート・ドールの地図に試飲できるワイン名が表になったもの)をもらったら真っ暗なカーブの中へ。テーブル代わりの木樽にはロウソクが灯されそれぞれにワインボトルが置かれてあります。自分で注いで味を見て、表にコメントを記入。カーブ内には常にアドバイザーの方がいらっしゃるので質問も可能。Meursault, Pouilly-Fuissé, Aloxe-Corton, Savigny-Les Beaune, Nuits-Saint-Georges 1er cru, Pommard・・・などブルゴーニュを代表するボトルが試飲できます。最後はマルシェ(市場)広場へ。お気に召したものがあればここで購入することができます。Hospices de Beauneのコレクションもあります。アドバイザーの話によるとテイスティング用のカップはアルミ製なので、やはりワインを注ぐとグラスで飲むよりも若干の変化を感じるとのこと。お願いすれば最後にグラスでちょっぴり試飲もさせてくれます。一気に沢山試飲できて満足感に浸れます。

お次はすぐ隣に位置するコルドゥリエールのカーブへ(Caves des Cordeliers)。13世紀の修道院をそのまま残したこちらではカーブ見学と5つの試飲がついています。こちらもパス・ボーヌで予約していたのでプリントアウトしたものを見せてスルー。まずは院内を見学。石造りの壁、廊下、木の長椅子は当時の面影をたっぷり残しています。奥に続くカーブはずっと先まで木樽が並んでいました。

お待ちかねの試飲は①Savigny-Les-Beaune1999 ②Meursault 2004 ③Gevrey-Hambertin 2005 ④Pommard 1er Cru Clos des Epenots 2000 ⑤Charmes Chambertin Grand Cru 2002の5つ。後になるほどいいワイン。最後のお買いものタイムではやっぱり最後に飲んだのがいいよねーと思ってしまいます。最後は試飲に使ったグラスもプレゼント。ちょっとした自分へのお土産になります。

試飲なので口に含んではきだせばいいのですが、魅力的なボトルを出されついついゴクリと飲みこんでいたらあっという間にほろ酔いに。ほんわりいい気分になったらノートルダム教会で一休み。朝にはどこからともなく地元の方が集まりミサに参加されていました。13世紀に立てられた教会、朝一番のステンドグラスは格別。でも真っ暗な夜にライトアップされた教会もまた、雰囲気満点で美しかったです。さて次はワインの歴史を辿るべくブルゴーニュワイン博物館(Musée du Vin de Bourgogne)へ。ノートルダム教会のすぐ側にあります。

ブルゴーニュ公の住居だったという建物。各部屋にはブルゴーニュ地方のワイン造りにおいて実際に使われていた道具などがリアルに展示されています。まずは入口の中庭にある作業小屋。ここには当時使われていた圧搾機などがそのまま置かれています。古い木製の道具達。その大きさに驚きます。博物館の中は住居だった建物をそのまま改装。窓の感じもリアルに残っています。館内にはブルゴーニュ畑の地層のこと、作業道具、カビがまとわりついた古い歴史あるボトル、ボトルの形の移り変わりやワインピッチャーの今昔。そしてラベルコレクションにグラスワインコレクションなどなどが満載。ポイント毎にある説明書には日本語もあるのでとても解りやすい。石造りの階段を下りれば出口。ツタの絡まる建物。木組部分が融合し、美しい屋根が目の前に広がる中庭。かつてブルゴーニュ公もここを歩き同じ景色を眺めたのでしょうか。

ブルゴーニュワイン博物館(Musee du Vin de Bourgogne) ブルゴーニュワイン博物館(Musee du Vin de Bourgogne) ワインづくしの旅 Beaune

ワインの歴史をしっかり貯え町を歩けば、昔この地がワイン造りで盛んだった様子を思い浮かべながらお散歩するのも楽しいもの。少し足を延ばせば市庁舎(Hôtel de Ville)や聖ニコラ門(Porte St-Nicolas)などもあります。このあたりは住宅街が多く、ボーヌの日常を垣間見れます。家の入口の横に小さな木扉でできたカーブ用の小さな入口が目にとまります。実際にカーブだったお宅、又地下室として物置代用していたお宅とそれぞれのようです。夏であろうが冬であろうが一定温を保つ地下の間はワイン保管には欠かせないもの。ボーヌの町には必須なのでしょう。脇道をジグザグ通りながら歩いてみるのもまた乙なものです。

お土産にはワインは勿論、ブルゴーニュワイングラスやテイスティング用のアルミカップ、又ブドウ摘みに使われる木籠や銘柄シャトーラベルの入った石作りのコースターなども。

ボーヌを拠点にワイン畑ツアーや近くのシャトーへの訪問など見どころ満載。訪れて、見て飲んで買って、その後の余韻を楽しむにもまずこの地へ足を運んでみるべし、です。

【ボーヌへのアクセス】
パリ・ガール・ドゥ・リヨン(Gare de Lyon)駅からTGVの直行にてディジョン(Beaune)駅下車。(所要時間約2時間。Bercy駅発の在来線なら途中、数ヵ所停車にて所要時間約3時間20分)
ボーヌ駅から市内へは徒歩で10分程。
ボーヌ市内中心の地図

Office de Tourisme Beaune 【ボーヌ観光局】
6 Boulevard Perpreuil BP87 21203 BEAUNE Cedex
Tel : 0380 262 130 (0.34ユーロ/分)
Fax : 0380 262 139
開館 : 【1月2日-3月20日、11月17日-12月31日】 月~土9:30-18:00 / 日・祝10:00-12:30, 13:30-17:00
【3月21日-11月16日】 月~土 9: 00-19:00 / 日・祝 9:00-18:00
休館 : 12月25日、1月1日
E-mail : contacts@beaune-tourisme.fr
http://www.beaune-tourisme.fr
*もう一つの「ボーヌ観光局派出所」は町の中心「オテル・デュー(オスピス・ド・ボーヌ)」前

【ボーヌ・パス Beaune Pass】
ボーヌ観光局のHPサイトから上のバー(例えばVisites)をクリック。次に左バー(例えばMusée)をクリックすると各リストが出てきます。行きたいものを購入しカートへ入れていくのですが、リストには右上にボーヌ・パスマーク(青色)があるものが割引対象施設です。下段に「solo」「duo-5%」「trio-10%」「maxi-15%」が表記されておりトータル購入数により、対象マーク%分の割引が受けられます。soloだけしか表記がない場合は割引無しの意。例えば1つだけしか申し込まなければ割引マークがたくさんあっても割引率はsolo=割引無。2つ申し込んだ場合(共にduo割引マークがついているもの)は購入分2つとも正規価格より5%割引で計算されます。又、3つ申し込んだ場合(全てにtrio割引マークがついているもの)は10%割引で計算されます。ちなみに3つ申し込んだ中、1つはduoまで2つはtrioまでマークがついている時は5%割引+10%割引で計算されます。それ以上申し込むと最大15%割引。つまり、割引マークmaxi -15%まで付いているものを3つ以上予約すれば、すべて15%割引で購入できる、ということになります。支払はカード先払いシステム。申し込んだら確認メールと共に予約施設によって受付NOの書面が添付されて送られてきますので、それを各自プリントアウトして当日レジで見せればOK。但し、持って行くのを忘れてしまった場合は例えNOを口頭で伝えようが入場不可となりますので忘れなように!!

【マルシェ・オ・ヴァン Marché aux Vin】
2 rue Nicolas Rolin 21200 BEAUNE
Tel : 03 80 25 08 20
Fax : 03 80 25 08 21
入館料 : 10ユーロ (試飲15種付)
開館 : 9:30-11:30 / 14:00-17:30  (7月1日~8月31日は9:30-17:30)
休館 : 12月25日、1月1日
http://www.marcheauxvins.com
*休館日はその年によって変わる可能性がありますのでご注意ください。

【カーヴ・デ・・コルドゥリエール Caves des Cordeliers】
6 rue de l’Hôtel Dieu 21200 BEAUNE
Tel : 03 80 25 08 85
Fax : 03 80 24 53 11
入館料 : 7ユーロ (試飲5種付)
開館 :9:30-11:30 / 14:00-17:30
休館 : 3月1日~17日と12月1日~30日の水・木、12月24日・25日、12月31日~1月21日
*休館日はその年によって変わる可能性がありますのでご注意ください。

【ノートルダム教会 Collégiale Basilique Notre-Dame】
Place du Général Lecleuc 21200 BEAUNE

【ブルゴーニュワイン博物館 Musée du Vin de Bourgogne】
rue d’Enfer / rue de Paradis
Tel : 03 80 22 08 19
Fax : 03 80 24 56 20
入館料 : 大人5.4ユーロ / 学生(又は10人以上)3.5ユーロ / 子供(11歳未満)無料
共通券(Musée des Beaux-Arts+Musée du Vin+Musée de l’Hôtel-Dieu)
: 大人10ユーロ / 学生(又は10人以上) 6.6ユーロ / 11~18歳 4.1ユーロ / 子供(11歳未満)無料
開館 :【4月1日~11月30日】 9:30-18:00
【12月1日~3月31日】 9:30-17:00
休館 : 12月~3月の火、12月25日、1月1日
*休館日はその年によって変わる可能性がありますのでご注意ください。
http://www.musees-bourgogne.org/

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ワインづくしの旅 Beaune への3件のコメント

  1. ピンバック: ブルゴーニュ料理を堪能 ボーヌ食べ物編 Beaune | パリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo

    [...] 以前お届けしましたボーヌの旅。カーブやドメーヌ、シャトーにワイン畑を堪能するばかりでなく伝統的なブルゴーニュ料理をこの地のワインで満喫せねば来た意味...
  2. ピンバック: 車で巡るブルゴーニュのワイン畑 Safari Tours | パリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo

    [...] 今回はボーヌ初の車で巡るワイン畑ツアーに参加しました。観光局ではツアー会社の紹介されています。ツアーによって用意されているコースも色々で、回るワイン...
  3. ピンバック: 救済院から生まれたワイン Hospices de Beaune / Hôtel-Dieu | パリ発フランス情報ハヤクー::hayakoo

    [...] [...]

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