『ラ・メゾン・ドゥ・ニコラ・フラメル(La Maison de Nicolas FLAMEL)』。
パリ3区 モンモラシー通り(rue Montmorency)にあるこの建物は、錬金術者ニコラ・フラメル(1330~1418)により1407年に建てられたもので、現在パリで最も古い家であるとされている。
フラメル氏について、少々の説明を加えるなら、当時、錬金で得た財を惜しみもなく、教会や病院、救貧院への援助に費やした人物であり、また、今日では、小説『ハリー・ポッター』の場面中に、ハリー達が学ぶボグワーツ魔法魔術学校内に隠されている『賢者の石』を作った人物として、そのまま実名が登場している。
実は、この『ラ・メゾン・ドゥ・ニコラ・フラメル』、この夏に外壁修復作業を終えたばかり。その為、以前の様な趣はどこか薄れてしまい、残念な気がしないでもないのだが、それでも、パリで1番古い家には違いない。
地上階と、1階は『オーベルジュ・ニコラ・フラメル(Auberge Nicolas FLAMEL)』というレストランになっている。店内は、落ち着いた雰囲気。時の流れを見守り続けてきたであろう梁が当時のまま残されている。
メニュは、『メニュ・グルモン(Menu Gourmand) 31ユーロ』と、『メニュ・プレステージ(Menu Prestige) 45ユーロ』の2種類。昼には、アントレ+メイン又は、メイン+デザートにドリンクとコーヒーが付く、お得な『フォーミュル・デジュネ(Formule Déjeuner) 18,50ユーロ』もある。
試しに、この『フォーミュル・デジュネ』の内容を尋ねてみると悪くないので、これを頼んでみる事にした。
まず、グラスワイン(赤)と、おつまみ(日本でも見かけるピーナッツ入り煎餅風)がサービスされる。
懐かしい味~!などと思いつつ、摘んでいると・・・。
今日のアントレ『ラングスティーンの柑橘系テリーヌ・メスクラン添え(Terrine de Langoustine d’Agrumes à la l’Huile d’Olive Feuille de Mesclun)』が運ばれてきた。メスクランとは、トレヴィス、チコリ、アンディーヴなどの若葉をオリーヴオイルベースのドレッシングで合えたサラダのこと。
テリーヌは、程よい柔らかさで、甲殻類の風味、長ネギ等の微かな野菜の味、軽い柑橘類の香りが口の中に広がっていく。共にサービスされるパンも温められているのが嬉しい。
メインは、『鴨のスライス・フォアグラソース添え(Emince de Magret Canard à la Sauce Foie gras)』。スライス後に火が入れられてはいるが、中はちゃんとロゼ色に仕上がっている。
付け合せの人参、セロリ、ポワローのミルポワはタイム風味。フォアグラソースとの相性もよい。
食後のコーヒーはチョコレート付き。
そして、支払いをお願いすると・・・このような宝箱に支払い明細書が入れられてくる。
中身は解っているのに、蓋を開ける瞬間、妙にわくわくしてしまった。
皆さんも、パリで最も古い家『ラ・メゾン・ドゥ・ニコラ・フラメル』を通りから眺めるだけでなく、美味しい一時をもここで過ごしてみてほしい。夜は特にお薦め!
Auberge Nicolas FLAMEL【オーベルジュ・ニコラ・フラメル】
51 rue de Montmorency 75003 Paris
Tel : 01 42 71 77 78
メトロ : 11番線 Rambuteau 又は、3・11番線 Arts et Métiers
営業 : 12:00~14:30, 20:00~22:30
定休日 : 土曜の昼、日曜日
http://www.auberge-nicolas-flamel.fr/












うさじろう said 6月に久々パリ行き決定。詳しい方にお聞きしました。 必ずいきます。