美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D’Antan

美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antan場所はマレ地区、綺麗なヴォージュ広場のすぐ側にうっとりするような美しいシルバーカトラリー専門店があります。ショーウィンドゥで思わず立ち止まる観光客の方々。店主は綺麗なお姉さん、ジャヴァロイエス・コリン(Javaloyes Coline)さん。可愛いわんちゃんと共に迎えてくれます。

2007年10月1日にここをオープンさせたコリンさん。もともとシルバーのものが大好きで、特に食卓を綺麗に飾るシルバーのカトラリーは大好きだったのだそう。テーブルを囲む時間は日々の欠かせぬ大切な時間であるもの。その時間がいつも美しく満たされたものであることで心も豊かになる、そんな幸せな空間をみんなにも提供できれば、とお一人でこのお店を立ち上げました。店内に足を踏み入れるとそこは銀の世界!ピカピカに磨かれたナイフやフォーク、ティーポット達、どれを見ても私が映っています。

美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antan 美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antan

美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antanコリンさんのコレクションはすべて個人のお客様から譲り受けたものであって、ブロカントなどから探し出してきたものではないとのこと。お得意様達が、昔から使われていた代を受け継ぐ紋章入りのもの、ネーム入りのもの、はたまた○○世モデルなどを持って来られるのです。その種類は息をのむ美しさ。今でもフランスのある家庭ではこの様な古く美しいカトラリーが普通に日常の食卓用に並んでいるのかと思うと、さすがここはフランスだわ。。。。と感じてしまいます。お客様はそろそろ新しいモデルを揃える為に買い替えたい、と思われここに持ち込んで来られるのだそうです。コリンさんは、それらをできる限りお安く提供している訳です。通常ならば古いモデルであればある程お高いものですが、彼女のブティックは「え?これでいいの?」といった値付けが目立ちます。古き良きものは綺麗にお手入れをしながら沢山使ってあげた方が素敵だわ、とおっしゃいます。手の届くお値段ならばプレゼントにも最適よね、とその笑顔もチャーミング。

美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antanさて、ずらり並ぶコレクション。珍しいものがたくさんあります。全般的に銀食器を代表するべくブランド、クリストフル(Christofle)、エルキュス(Ercuis)、ピュイフォカ(Puiforcat)、オディオ(Odiot)がメイン。その品揃えはとある家庭の方が持ち込まれるものだからこそ、ティースプーンからレードルまで全て揃っているフルセットが多いこと。これはなかなか探せぬポイントなのです。牡蠣用の小さなフォーク、薄くて間広なスプーンは前菜専用もしくはデザート用。スプーン部分に施された飾りがとても珍しくエレガント。銀ポットは写真右端の猫足(3本)タイプはルイ15世の時代のもの。ふっくらとお尻を膨らませたスタイルは優雅なティータイムを彷彿させます。デザインだけですぐにいつのものか詳しく説明してくれる彼女、勉強になります。写真左端にちらりとうつる銀のショコラポットは19世紀・ガリアのもの。そしてその右(左から2番目)はルイ14世の時代のもの。そして丸いパールのような装飾が施された4つ足のものはルイ16世の時代のもの。いやはや、各時代によって様々に美しい装飾とマーク、恐れ入ります。基本的に紅茶用は背が低くぽってりしたフォーム、カフェ用は背が高くすらりとしていて注ぎ口もシュッと上にあがり緩やかなS字型。勿論当時のフランスは紅茶よりもむしろカフェを飲むことの方が多かったので大きさもそうなったのだとか。3つ足で背の高いカフェ用ポットはナポレオン3世の時のもの。かっこいいですね。

美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antan 美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antan

アルファベット2文字が重なるようにデザインされたロゴ入りものはモノグラム、当時使用されていた方のイニシャルです。一体どんな方が使われていたのか、その形や気品さから住んでおられた住居までもが想像へと膨らみます。他にも先がほんのり尖ったシリーズのスプーン、握り手に美しい飾りがあしらわれたティースプーン、花形のようなレードルの様なもの、実はこれ「パステ」というパッソワ(茶こし)。19世紀のものなのだそう。美しい!

そしてレードル類の写真は左から順にスプードレ(粉糖用・お玉部分が手前に置かれた小さなもの)、金の平たいスプーンと先にハネがついたナイフはアイスクリーム用、そしてスープ用レードル、赤いリボンがかけられたセットとその右横の金のものはお魚用、先がすぼんだレードルはスープとソース用。どれもこれも専用になっていて、フランス料理の奥深さを感じます。

美しいカトラリーに囲まれて今年の晩餐・レヴェイヨン Argenterie D'Antanその他にも赤ちゃん用の可愛いガラガラ(もちろんシルバー!)とお食事用のスプーンがセットになったものや、アスパラガスをつかむ専用の先の長いトング、ケーキサーバーやグラス(氷)をすくう為のスプーンなどたくさん。又、エッグスタンドセットもありました。中央には塩を入れるグラスがついていてサイドにフォークがセットできる優れもの。朝食も一気に優雅になることでしょう。

店頭には各ブランドの1本ものスプーンやフォークなどがバラ売りでどさっと置かれています。何と1本8ユーロ~15ユーロ。通常ではなかなか買えないお値段です。深みのあるスプーンはアイスクリームやムースをクネルするにもとてもいいサイズ。フォークも先が長く、くねりが効いているので口に運ぶ度に何だか嬉しくなります。状態もとてもいいのでちょっとした贈り物にも喜ばれそう。何よりも、年末の晩餐「レヴェイヨンRéveillon」にクリストフルのカトラリーでディナーを、なんてのも素敵ではないでしょうか?コリンさんのおっしゃるように、美しいカトラリーがあると食卓も一気に華やぎ満足感に心満たされるもの。気分はお家で三ツ星レストラン、綺麗に磨いて輝くディナーの演出を。

Argenterie D’Antan【アルジャントゥリー・ダンタン】
10 rue de Birague 75004 Paris
Tel : 01 42 71 31 91
営業時間 : 10:30~13 :00 / 14:00~19:00 (火~土)
14 :00~19 :00(日)
     14 :00~19 :00(月・特別営業 2008年末まで)
定休日 : 月・日午前
メトロ : 1、5、8番線Bastille
http://www.argenterie-dantan.com

by junko on 2008-12-29 [雑貨大好き]

 

この記事に対してコメント、またはトラックバックを送信できます。

トラックバックURL : http://www.hayakoo.com/argenterie-dantan/trackback/