パレ・ロワイヤル界隈でシックな食事を Alfred
パレ・ロワイヤルの回廊に沿って伸びるモンパンシエ通り(rue de Montpensier)。
ここには、今もなお、ブルジョワ階級の古い家々(建物)が残っており、地上階がレストランや、ギャラリーとして使用されている。
レストラン「アルフレッド(Alfred)」は、ちょうどこの回廊が折れ曲がるところ、パレ・ロワイヤル劇場の向かい側にある。
入り口は、趣のある石階段を上がり切った1階。(前記の通りと、建物を挟さむ形ではしるリシュリュー通り rue de Richelieu 側からだと、小さなパッサージュを抜けてすぐとなる。)
扉を押し開けて、まず、意表を突かれるのは、一瞬で店内が見渡せる程、こじんまりとしている事。
内装は、古き良き第3共和党時代をイメージしたそうで、壁一面にはめ込まれた大きな鏡、ボルドーカラーのソファや、30年代の椅子など、全体的に上品な趣が漂う。
場所柄、客層もかなりシック。
さて、ここのパトロン・シェフであるウィリアム・アビィボール(William ABITBOL)氏。なんと、以前はヨーロッパ議会の議員を務めていた方。法の最高峰であった彼が、今日では、食の最高峰として、我々に素晴らしい料理を提供してくれるのである。
メニューは、アラカルトのみ。
今日のアントレは、4種類(9ユーロ~)。メインも、4種類(20ユーロ~)。チーズ2種類(10ユーロ~)。デザートは、3種類(9ユーロ)からとなっている。
アントレの、「自家製田舎風テリーヌ(Terrine de Campagne Maison)10ユーロ」や、「ホタテと長ネギのへーゼルナッツ・オイル風味(Noix de St-Jacques Poireaux ,Huile de Noisette)16ユーロ」がお薦めだそうだが、今回は、お腹具合から、アントレをパスして、直にメインを取ることにした。
私達が選んだのは、「鴨の胸肉・ヴァニラ風味の洋ナシ添え(Magret Canard Poire à la vanille)21ユーロ」と、「鱈のレンズ豆添え(Pavé de Cabillaud aux Lentilles Cuisinées)24ユーロ」。
「鴨」は、こんがりとロゼ色に火が入れられており、ほのかにヴァニラが香る洋ナシと、鴨用ソースとが、良いバランスで甘みを添えている。
「鱈」の方は、じっくりと調理されたレンズ豆に、大きな鱈の切り身が乗せられてくる。素材の味を生かすかのように、塩、こしょうのみでグリエされた鱈は、しっかりと、野菜や、ブイヨンの味が染み込んだレンズ豆と一諸に頂くと、美味しさも倍増。
続いて、デザートは、「パンナコッタ(Pannacotta)10ユーロ」と、「薄いアップルタルト・シナモンのアイスクリーム添え(Tarte Fine aux Pommes,Glace Cannelle)11ユーロ」を頼んでみる。
実は、「パンナコッタ」は、大好きなデザートの内の一つ。デザートグラス一杯に入れられた、その味は・・・・なめらかで、クリーミーで、これまた、ほのかにヴァニラの香りが広がって、スーッと口の中で溶けていく。添えられたフランボワーズのソースも、砕いたへーゼルナッツが混ぜ込まれており、どこかリッチな味わい。
「アップルタルト」の方は、名前の通り(煎餅かと思うほど)、本当に極薄なタルト。おまけに、周りがちょっと焦げ気味。「あら?」と思いながらも、口にしてみると、カリカリとしていて美味しいではないか!アップルの香りも充分に広がってくる。添えられたシナモンのアイスクリームとの相性もバッチリ。
デザートは、単品ででも、また、食べに来たいと思わせる程のものだった。
ちょっとだけ特別の日に、ゆっくりと食事を楽しむのによいレストラン。
天気が良ければ、その後は、パレ・ロワイヤルのお散歩でも!
Alfred【アルフレッド】
52 rue de Richelieu / 47 rue de Montpensier 75001 Paris
メトロ : 7番線 Pyramides
Tel : 01 42 97 54 40
営業 : 月曜~金曜日 12時30分~14時30分 / 19時30分~22時30分
定休日 : 土曜、日曜日
by chiharu on 2008-03-04 [余所行きのレストラン]
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